目次
子どもは親のことが大好き、というわけではない!
どんな子どもでも、無条件に親のことが大好きなのかというと、そうではありません。子どもには子どもの人格があり、親とは異なる価値観を持っています。子どもが嫌いになってしまう親の特徴があるのも、事実です。
親のことが嫌いになる『5つの原因』
子どもが親のことを嫌いになる原因は、以下のものがあります。
1.親として機能していない
親としての機能を果たしていない場合は、子どもからの信頼を得ることはできません。
- 薬物やアルコールに依存している
- 遊びに行って帰ってこない
- 親ではない異性を家の中に入れる
- 子どもの行事にはすべて欠席
- 食事や洗濯などの家事を一切行わない
- 自分のことにやお金と手間を惜しまないのに、子どもにはお金も手間もかけないなど
親としてあるべき姿を全く持っていないとなると、子どもが信用する要素がなくなってしまいます。
2.自分と他人を常に比べる
大人でも、誰かと比較されるのは苦痛です。子どももそれは当てはまります。
- きょうだい
- 親戚
- 友達
- 血縁者など
子どもを鼓舞するための比較かもしれませんが、比較対象になったうえ蔑まれたとなると子どもにとって悪い思い出にしかなりません。
3.褒めない上にけなす
子どもを全く褒めないだけでも、子どもは寂しい思いをしがちです。親から褒めてもらえるということは、子どもにとって特別な喜びなのです。
その喜びがないだけでなく、子どもを日々けなしているとなると、子どもは親を信用しなくなります。
4.陰口しか言わない
親も人間だから、愚痴をこぼすこそがあってもおかしくありません。しかし、口を開けば愚痴や陰口しか言わないとなると、子どもは親から距離を取ります。
- 親の人間性を疑う
- かかわりを持つと、自分も陰口を言われる対象になる可能性に気が付いている
陰口をストレスのはけ口にしている人は、注意しなければなりません。子どもは、見ていないようで親のことをよく見ています。
5.子どもと適切な距離を保てていない
子どもとの距離感が適切ではない場合、子どもからの信用を失います。
- 距離が近すぎる…子どもの自由と選択権を奪ってしまう
- 距離が遠すぎる…子どものことが全く把握できていないため、子どもが親を見放す
つかず離れず、しかし信頼感関係をしっかりと構築しておくことが重要です。
子どもへのベストな接し方とは
子どもとのベストな接し方は、以下のものがあります。
- 親である自覚をもって子どもと接する
- できたことはほめ、いけないことをしたときは叱る
- 理不尽な体罰は、絶対に避ける
- 子どもの年齢に沿った接し方をする
大人は老いていくばかりですが、子どもは年々成長します。成長するということは、大人に近づいていくということです。子どもの進学などを機に子どもとの接し方を考えるのは、親の使命といえます。
いつまでも赤ちゃんのように世話をしていると、最終的に苦しい思いをするのは子どもです。
まとめ
子どもが信頼しない親の特徴は、日常に見られることも多々あります。自分の子育てに当てはまる部分がないかを振り返り、子どもとの信頼関係を構築しましょう。