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妊娠中は、心身共にデリケート
妊娠すると、心身共にデリケートな状態になります。妊娠は普段の体と異なり、胎児をはぐくむことは決して容易なことではないためプレッシャーがかかります。また、心の面もデリケートな状態。ホルモンバランスが大きく変わるため、メンタルも安定しにくいのです。
そのため、普段であれば聞き流せるようなことでも、深く傷ついてしまうことがあります。
妊娠中に言われたくない言葉6選
妊娠中に言われたくない言葉は、以下のものがあります。冗談でも口にしないよう注意しましょう。
1.太ったね
妊娠中は太りやすい状態です。
- 脂肪をつけて、胎児を衝撃から守るため
- お産を乗り越えるため
- 産後母乳を与えるため
- 育児で倒れてしまわないためなど
つわりを乗り越えると、自分でも信じられないような食欲がわいてきます。太りやすく食欲がある状態なので、自然とふっくらしてくるのです。
2.おなか大きくならないね
妊婦さんといえば、大きなおなかをイメージしがちです。しかし、第一子の場合イメージするおなかの大きさになるのは妊娠後期に入ってから。初期や中期がそこまでおなかが目立ちません。また、おなかの出方には個人差があるので、臨月でもおなかがそこまで目立たない人もいます。
おなかが大きくなりにくい人にとっては、おなかが小さいといわれるのはプレッシャーがかかります。おなかが目立っていなくても、赤ちゃんが大きく育っていれば問題ないことが大半です。
3.つわりは病気じゃないから
つわりは個人差がありますが、ひどい場合は入院生活を送ります。妊娠中は薬が制限されるため、つわりの症状を抑え込むのが難しいケースもあり、体調が悪すぎて点滴生活を送ることもあるほどです。
病気でないことは事実ですが、病気じゃなければなんでもできるわけではありません。
4.男の子もしくは女の子がよかったのに
赤ちゃんの性別に関しては、妊婦さんではなく精子を提供した男性側に言うべきです。男性の精子で男女が決まるため、妊婦さんに男女どちらがいいか言ってもどうしようもありません。
跡取りのことや男女の産み分けを催促するのであれば、ぜひ男性側に要望を伝えましょう。
5.いつ生まれるの?
いつ生まれるのかは、赤ちゃんが決めます。妊婦さんに聞いてもわからないだけでなく、妊婦さん自身もいつ生まれるのか知りたいと思っています。特に予定日周辺になると、ソワソワしてきて毎日いつ生まれるのか聞く人がいますが、それを一番知りたいのは妊婦さん自身なのです。
妊婦さんにいつ生まれるのか聞いてプレッシャーをかけるのではなく、いざというときにサポートできる体制を整えておきましょう。
6.分娩方法についての口出し
分娩方法は、妊婦さん自身や病院側、赤ちゃんの状態を加味して決定します。
- 自然分娩が一番いい
- 無痛分娩は楽だからダメ
- 帝王切開は陣痛に耐えてないから子どもを愛せないなど
痛くないならそれに越したことはないし、帝王切開は術後の激痛に耐える運命が待ち構えています。実際分娩しない人が分娩方法に口出しするのは、ナンセンスです。
妊娠中のいら立ちを鎮める方法
妊娠中のイライラを解消させるためには、以下の方法を実践しましょう。
- イライラの原因と距離を置く
- パートナーや同居家族がイライラの原因である場合は、言われたくない言葉などを伝える
- ゆっくり睡眠をとり、リラックスできる環境を整える
- 友人や産婦人科の医師や看護師に、話を聞いてもらう
母体へのストレスは、赤ちゃんに悪影響を及ぼしかねません。できるだけストレスをため込まないよう、上手に発散させましょう。
まとめ
妊娠中は、心身共にデリケートな状態です。ストレスをためるようなことを妊婦さんには言わない、妊婦さん自身もストレスをため込まないよう工夫して生活を送りましょう。