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どんな野菜でも冷凍するのはNG?
野菜を劣化させないために、使い切れない量の野菜を冷凍保存するのは、非常によい手段です。しかし、どんな野菜でも冷凍保存が適切というわけではありません。どのような野菜が冷凍保存に不向きなのかを把握し、正しい保存方法を身につけましょう。
冷凍保存に向いていない食材2選
冷凍保存に不向きな野菜は、以下のものがあります。
1.水分が多い野菜
水分が多い野菜は、一度冷凍して解凍すると食感を損なってしまいます。
- 水が多く出て、調理しにくくなる
- べたっとした口当たりになりやすい
- 炒め物などに使うと、味が薄くなるがち
トマトやキュウリ、もやしなどが当てはまります。自然解凍や炒め物では食感を損なってしまうなどの難点が発生しやすいので、汁ものの具や煮込み料理に使用するのがおすすめです。ミートソースのトマトソースに混ぜ込んだり、鍋の具材などにして上手に調理しましょう。
2.繊維が多い根菜
線維の多い根菜は、冷凍すると食感が大きく損なわれます。
- 実の部分がスポンジのようにスカスカになる
- 線維が目立ちすぎて、口の中に残る
- ほくほくとした食感は、ほとんど得られない
ジャガイモやレンコン、ごぼうは冷凍に不向きです。細切りのフライドポテトなど食材そのものの食感が気になりにくい調理方法を実践する場合は、冷凍保存でもOK!根菜は冷凍保存するより正しい保存方法を身につけた方が、使いやすく美味しく消費しやすいかもしれません。
冷凍に不向きな野菜を日持ちする正しい保存方法
冷凍保存に不向きな野菜の正しい保存方法は、以下の通りです。
- 根菜…泥は落とさず、新聞紙にくるんで涼しい場所で保存
- そのほかの野菜…キッチンペーパーでくるみ、収穫前の状態に近い形で野菜室で保存
レンコンは根菜ですが、泥の中で育つので野菜室での野菜室で保存しましょう。新聞紙でくるんだだけでは乾燥する恐れがあるので、ポリ袋に入れておくと安心です。イモ類は正しく保存すれば数週間から数か月保存できます。レンコンの保存期間目安は、1週間ほどです。
水分量の多い野菜は、保存期間は短く冷凍保存にも不向き!そのため、購入後はできるだけ早く消費するよう心がけてください。冷凍しなければ、切るだけ炒めるだけの簡単調理で美味しく野菜を摂取できます。
まとめ
野菜の中には、冷凍保存に不向きなものがあります。野菜の特徴を的確に把握し、冷凍すべきかを見極めましょう。野菜の風味を生かせるような調理方法と保存方法を身につけ、美味しく野菜を食べきるよう心がけてください。