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結婚や出産などお祝いごとに贈り物をする習慣は世界共通
1年に一度訪れる誕生日はもちろん、人生の大きな節目となる結婚や出産、還暦祝いなど、さまざまな場面で親しい人をお祝いする場面が訪れます。
お祝いごとにプレゼントを贈る習慣は、日本だけでなく世界中の多くの国で共通しています。国によって様々な文化があり、贈るプレゼントのマナーなども違いますが、そうしたマナーを踏まえた上で、相手が喜んでくれる贈り物を用意したいですよね。
日本では、縁起の良し悪しを考慮した贈り物のマナーが広く知られています。縁起の悪い贈り物をお祝いごとのプレゼントに選んでしまうと、「失礼だ」と不快にさせてしまう恐れもあるので気をつけましょう。
お祝いごとに向いていない『絶対NGな贈り物』5選
一般的にお祝いごとに向いていないとされる贈り物には、どのような品物が含まれるのでしょうか。ここでは、お祝いごとにタブーとされている絶対NGな贈り物を理由と併せて紹介します。
1.刃物類
包丁やハサミ、カッターなどの刃物類は、昔から「物を切る道具」という用途から「縁を切る」という意味合いがある贈り物として縁起が悪いとされてきました。
結婚や引っ越しはもちろん、誕生日などにも刃物を送られると「なぜ?」「なんだか怖い」と不安にさせてしまう可能性があるので、相手から求められていないならば避けるべきでしょう。
2.白いハンカチ
古くからハンカチは「手切れ」の品物と言われ、あなたとは縁を切りますという意味合いがあると言われてきました。しかし、最近ではハンカチは使い勝手も良く、華やかなデザインや美しいデザインもあることから、贈り物として喜ばれることも増えています。
ですが、その中でも白いハンカチは、亡くなった故人の顔にかける白い布を連想させるとして、縁起が悪い考えられています。別れや不幸を彷彿とさせてしまう品物なので、ハンカチを贈る場合は絶対に白色を避けて選ぶようにしましょう。
3.櫛(くし)
日本では語呂を考えて縁起の良し悪しを考える風習があります。そのため、「苦」「死」を連想させる「櫛(くし)」は、お祝いごとの贈り物としてふさわしくないと言われています。
しかし、現在では「ブラシ」と呼ばれることが多く、良質なヘアブラシをヘアケア用品として贈ることも往々にしてあります。
昔から使われている伝統的な「櫛(くし)」ではなく、今時の「ブラシ」であれば喜んで受け取れる人が多いので、その点に配慮して贈り物を考えましょう。
4.お祝いごとにふさわしくない花
お祝いごとに花を贈る風習は世界共通です。しかし、日本ではお祝いごとにふさわしくないと言われている花もあるので注意が必要です。
- 彼岸花
- 菊
- 椿
- 百日紅(さるすべり)
これらの花は、死を連想させたり、別れや不幸を彷彿とさせるため、お祝いごとには適していません。お祝いごとにお花を贈る場合は、華やかで明るい印象の花を選びましょう。
5.相手が必要としないもの
お祝いごとに贈るプレゼントは、やはり相手が喜んでくれるかどうかが最も重要なポイントです。相手が必要としていない物や、あまり好まない物を贈っても困らせてしまいます。
お祝いの場で、主役を困惑させたり迷惑をかけてしまう行為は、大人としてマナー違反です。自分本位な考えで相手が必要としないものを押し付ける行為は絶対にやめましょう。
お祝いごとにオススメの贈り物は?
「お祝いごと」と言っても、祝いの行事は人生において数多くあります。そのお祝いごとに適しており、なおかつ相手が喜んでくれる贈り物を選ぶことが喜んでもらえる重要なポイントとなるでしょう。
- 相手が好む飲み物や食べ物
- そのタイミングで実用的に使えるもの
- 相手が欲しがっていたもの
- カタログギフト
一般的に、以上の贈り物が喜ばれる傾向にあります。飲み物や食べ物であれば消耗品ですし、美味しくいただけるので、多くの人に喜ばれます。
また、その時に相手が必要としていたり、相手にとって実用的に使える物であれば、より喜んでもらえるでしょう。相手の年齢に合ったケア用品や化粧品、リラックス用品などは定番です。
最近では、カタログギフトも充実しています。カタログから自分の好きなものを選んで注文できるシステムなので、相手にとって必ず欲しい物を見つかるという利点があります。
お祝いごとには相手に喜ばれる贈り物と祝いの言葉を用意しよう
いかがでしたか。お祝いごとにタブーとされている贈り物は、大人のマナーとして控えるべきです。しかし、最も大事なことは相手が喜んでくれることでしょう。お祝いごとには相手が喜んでくれるような贈り物と言葉を準備してください。