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なぜ蚊は人の耳元で飛ぶの?
夏になると、蚊が出てきますよね。蚊に刺されたら、皮膚がかゆくなってしまうので非常に厄介!厄介といえば、蚊の羽音が挙げられます。寝ているときにしてくる、あの忌々しい「プ~ン」という音で起こされてしまうと目覚めが悪いですよね。
では、どうして蚊は耳元に飛んでくるのでしょうか?蚊にまつわる雑学を、チェックしてみましょう。
蚊に関する豆知識5選
蚊に関する雑学は、以下のものがあります。
1.蚊は積極的に耳元に飛んできているわけではない
寝てると、蚊が積極的に耳元に飛んできているように感じやすいものです。蚊の羽音は、人間が不快だと感じやすい周波数が出ているので、耳がいい人は寝静まった部屋にいるとすぐに蚊の羽音に気が付きます。
蚊の羽音そのものは、そんなに大きな音ではありません。そのため、足元をと飛んでいても気が付かないのです。耳元にさえ来なければ羽音には気づきにくいため、気づいたら足を刺されていたという事態の頻繁にあります。
2.血を吸うのはメスだけ
蚊は、メスだけが吸血します。これは比較的有名な話で、卵を産むために栄養価の高い血液を摂取するためです。一回当たり自分の体重と同じくらいの血液を吸い上げるので、血液を吸った直後のメスの蚊のおなかはパンパン!吸った直後に蚊を叩くと、べちゃっと血がついてしまいます。
野外で作業しているときかを見つけて積極的に潰していても、なかなか血を吸っているかに遭遇しないこともあるでしょう。そういった場合は、メスではなくオスの蚊を潰しているのかもしれません。
3.長生きするのもメス
メスの蚊は、オスの蚊よりも長生きです。卵と残さなければならないため、メスの方が長く生きやすくなっていますが、オスよりも突出して長生きするわけではありません。
基本的に蚊は2~3週間から1か月ほどの寿命です。種類によっては越冬することもあります。また、25~30℃の気温になれば活発になるので、夏だけ活動するというわけではありません。条件さえ合えば、時期が多少ずれても活動して子孫を残します。
4.一生のうちに、複数回産卵する
蚊のメスは、寿命が尽きるまでに数回産卵します。蚊の幼生であるボウフラは、天敵が多くて数多く誕生したとしても成虫になれるのはほんのわずか。幼虫時代は水中ですごしますが、成虫になるときは水面から出てきます。その途中風が吹くと、成虫は溺れ死んでしまうのです。
複数回産卵して、たくさんのボウフラを残さなければ、絶滅する可能性があります。
5.オスは花の蜜や果汁で生活している
蚊のオスは、メスとほとんど同じフォルムをしています。しかし血を吸う習性は持っておらず、花の蜜や果実の汁を吸って生きています。ちょうちょと同じなのです。
見た目が同じなので、「蚊=血を吸う」と思われてしまい、野外にいるオスを成敗してしまうこともあります。
まとめ
蚊には、いろいろな雑学があります。まだまだ知られていない雑学が眠っているかもしれないので、子どもが興味をもったら一緒に蚊の生態についてリサーチしてみるのも面白いですね。