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浴室コーティングでお風呂を丸ごとキレイに清潔に!
お風呂の中の浴槽や浴室は、日々使っていくことで色が褪せていったり、変色したり、さびやカビが発生するほか、ひび・ふくれが起こる可能性もあります。
これらの浴室・浴槽の破損は、ものを落としたり、掃除を怠ったり、あるいは素材と合わない洗剤を使用したことによっておこることもありますが、単なる経年劣化で起こることも多いです。
放置すると、お風呂場が使えなくなる可能性もあるので、長く使用している場合には補修などのリフォームが必要不可欠です。しかし、浴室をはじめお風呂全体をリフォームすることは、非常に費用がかさみます。
費用をあまりかけずにお風呂・浴室・浴槽の補修・リフォームをしたい場合には、浴室コーティングがおすすめです。浴室コーティングとは、浴室塗装とも呼ばれる技術で、ユニットバスなどの入れ替え工事を行わないため、費用を抑えたリフォームが可能です。
ついた汚れを落とし、穴や傷などの破損を補修してから、樹脂などの塗料を使用して塗装をすることを言います。浴室コーティングの目的は大きく2種類あります。それは、色や傷などを補修し再生することと汚れやカビなどから保護することです。
浴室の色や傷などを補修し再生するためのコーティング
浴室・浴槽は、使用し続ければ、傷や色褪せ・変色が起こります。これらは皮脂や浴剤、経年劣化などが原因で、放置すると水漏れなどを起こすほか、風呂場でリラックスできなくなってしまいます。
浴室コーティングをすることで改善することができるほか、何年か使用した浴室も新品のように仕上げることが可能です。好きな色を選んで塗装すれば、入浴時間をより楽しむことも可能です。
最も手軽にできるリフォームですが、コーティングに適さない浴槽素材もあり、その場合は塗装業者もなかなか見つからず、費用がかさむので注意が必要です。ホーローや陶器、タイル、ステンレスといった素材の場合は高くなる可能性があります。
浴室を汚れやカビなどから保護するためのコーティング
浴室を使い続けていく際に、必ず発生するものが汚れやカビです。水を大量に使う場所だからこそ、水垢や汚れ、カビは、注意をしていても落としきれないほどに発生します。染みついて落とすことができない汚れやカビも、浴室コーティングで改善可能です。
一度専用の薬剤や道具を使用して汚れやカビを徹底的に落として、防カビ剤の入った塗料や掃除をしやすい成分の入った塗料を使用して塗装をすれば、汚れやカビが付きにくいように保護し、かつ落としやすい状態にすることができます。
浴槽のコーティング材の種類と特徴
浴槽のコーティング材には目的や特徴、持続期間などの違いから、いくつかの種類があります。素材によって適しているもの、適していないもの、費用も異なるので、お風呂の状態を把握し、塗装業者としっかり相談して決めることが重要です。
浴室の色や傷を補修する際に使用されるコーティング材は、おおよその場合はアクリルウレタン樹脂です。表面が硬く、弾性があるということが特徴で、およそ3から5年ほど使用し続けることができます。
汚れやカビから保護するためのコーティング材は、主に3種類です。
1つ目がフッ素樹脂系コーティングで、多くの塗装業者で使用されており、価格も比較的安価で塗装することができます。持続期間は、3か月から1年ほどといわれています。
2つ目がシリコンなどの樹脂系コーティングです。フッ素以外の素材が使用されたコーティング材で、より硬いという特徴があります。このことからフッ素樹脂系コーティングよりも持続期間が長く、2から5年ほどです。
3つ目がガラス系コーティングです。カビが付着する心配が少ないという特徴がありますが、水滴を逐一拭きとらなければ水垢が付きやすいです。持続期間はおよそ5年といわれています。
浴槽のコーティングの費用相場
浴室コーティング・浴槽コーティングにかかる費用や施工日数は、浴室・浴槽の取り換えリフォームに比べてはるかに抑えることが可能です。相場をもとにして比較すると、その違いがよく分かります。
浴室・浴槽の取り換え工事を行う場合、その施行日数は、およそ1日から1週間ほどかかりますが、コーティングの塗装にかかる日数はおよそ1から3日ほどで済ませることが可能です。
費用相場を見ると、交換の場合は安ければ11万円ほどで済みますが、高ければ150万円ほどかかることもあります。一方で、コーティングの場合、浴槽だけのコーティングならば35,000円ほどで、浴室全体のコーティングならば56,000円ほどが相場です。
浴室コーティングが効果を発揮する状況
浴室コーティングは、色や傷の補修、汚れやカビからの保護という観点だけではなく、様々な場面で効果を発揮します。具体的な例をあげれば、20年以上経過したユニットバスのリフォームをしたいときです。
浴槽・浴室を作ってから20年以上経過していると、メーカーで在庫を保管していない場合があります。同じ規格のユニットバスや浴槽を用意することができないので、リフォームできないといったことになりかねません。
リフォームするとなると、壁を取り壊したり、浴室全体を大きくしたりといった大掛かりな工事が必要となり、莫大な費用が掛かりかねません。コーティングをすれば、安価に新品のような浴室になります。
また、ヒビ割れや落ちない汚れがあるFRP浴槽をそのまま綺麗にしたい時にも効果を大いに発揮するため便利です。浴槽を交換し、新品にすればよいともいえますが、数十万円と多額の費用が掛かります。
再生コーティングを選んだならば、あまりに状態の酷い浴槽でない限り、入れ替えせず塗装工事だけで済むので、費用を抑えて再生させる事が可能です。施工期間も短いため、生活で不便を感じることも少ないです。
浴室保護コーティングを上手に活用する方法
浴室保護コーティングを上手に活用する方法はいくつかあります。ひとつは新品の浴室を綺麗に使用していこうと考えた場合です。
汚れやカビをできるだけ付きにくく、きれいな状態を長続きさせたいのならば、新品の浴室に浴室保護コーティングを行うことで、新品のような状態を維持することが可能です。
また、カビや汚れをいつも掃除することが面倒に感じた場合にも有効活用できます。コーティングの際には、一度きれいに汚れを落としたうえで塗装するので、きれいになり、その後の掃除も簡単です。
このほか、劣化を感じているがお気に入りの浴室なので、取り換えずにもう少し使いたい場合も便利です。いつも使っている浴室の仕様をそのまま維持したい場合には、浴室コーティングを行うだけで新品のようになるので、浴槽を交換する必要はありません。
浴槽をコーティングする業者の選び方
塗装業者によってできない塗装があるほか、中には悪徳業者が潜んでいる可能性もあるため、業者選びは重要です。
選ぶ際のポイントのひとつとしては、浴室塗装を専門に行っている業者かどうかを確認するということです。浴室の塗装経験が豊富かどうかを確認すると失敗することが少なくなります。
取り扱い件数や経験年数などをあらかじめ確認します。最低でも4年、できれば5、6年の実績があると安心です。同時に、技術がしっかりしているのかを確認することも重要で、補修の有無、施工バリエーションは豊かなのか、保証期間の有無を確認することが重要です。
これらの項目を確認したうえで、複数の業者に見積もりをし、比較することをお勧めします。業者によって施工方法や特徴、費用は様々なので、実際に話を聞き、信頼できるかどうかを比べると、後悔しない業者選びとなります。
浴室リフォーム費用を抑えて済ませるには
お風呂は毎日使う場所であるからこそ、きれいに、そして傷がない状態で使い続けたいものです。
浴室コーティングでは、傷を直したり、色を変えたりして新品同様にすることもできるほか、カビや汚れを防ぐこともでき、長くきれいな状態で使い続けることができます。
費用を抑えて浴室を新品同様にしたいのならば、浴室コーティングを試してみてください。