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靴についたガムを取る方法(外出時の緊急対処)
外出先で靴裏にガムがついてしまった時、手持ちのもので緊急に対処するときの方法です。
ガムを踏んでしまって、すぐに気づいたガムがまだ柔らかい状態の時は、お財布やカバンの中に入っていそうな「レシート」か「ポケットティッシュ」で取ることができます。また、公園などで着いてしまった時は「砂と棒」を使って落とす方法もあります。
いずれも取り方は簡単なのですが、夏の暑い日は、ガムが柔らかくなって伸びてしまうので、靴裏からなかなか剥がせない、ということもありますので臨機応変に試してください。
もし、踏んでから時間が経っていて、固くなっているガムが靴裏にくっついている時は、落ちている木の枝や爪楊枝などで、すくって取り除けます。
レシートを使う
- 靴の裏に付いたガムに、レシートの印字されている側を押し付けます。
- 靴を履いて何度か体重をかけ、レシートをゆっくりはがすとガムも一緒にはがれます。
レシートは感熱紙でできているため、私たちの目では見て分かりませんが、熱転写できるよう凹凸のない特殊な紙でできているそうです。表面に凹凸がないため、粘着力が靴裏より強くなるため、きれいに取れます。
ただし、この方法はガムを踏んですぐに気づいた時の対処法です。しばらく時間が経って、かたくなっているガムには効果がありませんので、出先などで踏んでしまった時に試してください。ガムの裏に砂や小さな石ころが付いていると、効果が半減して取りづらくなります。
ポケットティッシュを使う
- ポケットティッシュ袋の切れ目のないほう(ティッシュを取り出すためのミシン目が入っていないほう)を上にして、地面に置きます。
- ガムがついている靴で、袋を強く踏みつけます。
- ガムが袋のビニール面に接着するように、そのまま10mくらい歩くと、ポケットティッシ側にガムがくっつき、靴から剥がせます。
ポケットティッシュの袋の部分を使いますが、中身のティッシュが入っているほうが、よりくっつきやすくなるそうです。この方法も、ガムを踏んでからしばらくしてからでは効果はあまり期待できません。ガムの裏に砂や小さな石ころが付いていると、効果が半減して取りづらくなります。
砂と棒を使う
- 乾いた砂や土と小さな木の枝や棒を用意します。
- 靴を脱いでガムの上に砂をふりかけ、棒を使いガムと砂を混ぜて、少しずつガムを剥がしていきます。
- さらに砂を加えまぜあわせ、砂をガムの上に振りかけこすり続けて落としていきます。
完全に取るには何回か繰り返す必要がありますが、公園などでの応急処置として使える方法です。踏んでしまったばかりの柔らかいガムの場合のみ使える方法です。
靴についたガムを自宅で確実に取る方法
ガムは柔らかいときより、固くなるともろくなって取りやすくなります。固くするために、ガムを冷やすと、靴裏を傷つけたりすることなくキレイに取れます。出先で取ることができなかったガムは、帰宅してから自宅でキレイに落としましょう。
氷を使う
家にあるもので手っ取り早く落とすのには、氷を使う方法がおすすめです。
- ビニール袋に氷を入れます。ジップロックなどジッパー付がおすすめです。
- 大きめのビニール袋に靴を入れて、ガムがついている靴裏に、先ほど氷を詰めた袋を押し当てます。ガムが凍るまでしっかりと氷を押し付けて固く凍らせて下さい。
- 固くなったら、爪楊枝やいらない布などを使って剥がしましょう。先のとがっていないバターナイフのようなものがあれば、靴裏を傷つけることなく固まったガムを落とすのに便利です。
コールドスプレーを使う
氷を押し当ててもガムが固まらない場合などは、瞬間冷却させるコールドスプレーを使うと簡単です。コールドスプレーは捻挫や打撲のときに患部を冷やすのに使われるもので、ドラッグストアなどでは500円前後で購入できます。
- 靴裏のガムにコールドスプレーを5秒ほどふきかけます。
- ガムが固まったら取り除きます。氷を使う時と同様、爪楊枝やいらない布、先のとがっていないバターナイフなどを使いましょう。
ウィスキーや消毒用アルコールを使う
ウィスキーはアルコール度数が40度以上ととても高く、ポリ酢酸ビニール樹脂が使用されているガムの粘着力を弱めてくれます。白っぽい布製の靴など、色移りがきになるときは、ウィスキーではなく消毒用アルコールをおすすめします。
- 靴裏が浸る大きさのトレイを用意して、ウィスキーまたは消毒用アルコールを入れます。
- その中にガムがついた靴裏を浸して、10分ほど放置します。
- ガムが自然に取れますので、シミが残らないよう水洗いをしておきましょう。取れない場合は爪楊枝などですくってみてください)
オイルと歯ブラシを使う
チョコレートには口の中の温度で溶ける柔らかい油脂が含まれていて、ガムと一緒に食べると、油脂がガムを柔らかくして溶かします。この作用を利用して、オイルでガムを溶かして取るという方法があります。
オイルは、自宅にあるサラダ油やオリーブオイルでも良いです。他に、バターやチョコレート、クレンジグオイルやハンドクリームなどでも代用できます。
- ガムの上にオイルをたらし、数分間そのまま放置して、オイルに浸します。
- 歯ブラシでガムを軽くこすり、溝などに詰まっている箇所は爪楊枝で取り除きます。
- 再びガムがついていた部分にオイルをたらし、ティッシュペーパーで拭き取ります。
靴についたガムが取れない場合
ここまで紹介した方法でもガムが取り除けないときは、ベンジンや除光液、ガム取り専用クリーナを使いましょう。
ベンジンを使う
ベンジンは原油から精製される揮発の高い油で、衣服の油汚れやしみ抜きなどにも使われることが多いです。ベンジンをしみ込ませたコットンやティッシュでガムを上からたたいて、揉みながら剥がしていきます。ベンジンはドラッグストアやホームセンターで購入できます。
除光液を使う
除光液にはアセトンという有機溶媒が含まれていて、この成分がガムを溶かしてくれます。やり方はベンジンと同じで、除光液をしみ込ませたコットンなどで、ガムを揉みながら取り除いていきます。最後によく洗って、除光液の成分を洗い流してください。
ガム取り専用クリーナを使う①
靴裏用ではありませんが、ガムを取る専用のクリーナを使ってみましょう。専用のクリーナは、素早く簡単に取り除けて、靴裏を傷めることがないのでおすすめです。こちらのクリーナは環境にも優しい、天然オレンジ成分配合です。
ガム取り専用クリーナを使う②
カーペットの表面などに付着したガムを冷却してかためることで、キレイに取り除くエアゾールタイプのガム除去剤です。お気に入りの靴についてしまったときなどは、靴裏を傷めないためにも、本格的なクリーナに頼ると安心ですね。
靴についたガムを取るときの注意点
先のとがったもので、剥がそうとすると靴裏がダメージを受けますので、気を付けてください。また、使う材料によっては、シミが付いたり色落ちしたり、素材がダメージを受けるものもありますので、事前に確認してから行ってください。
固くなったガムをナイフなどで削る方法もあるようですが、靴裏の素材が傷める可能性があるので、無理せず靴屋に持っていくなど専用クリーナを試してみるなどしてみましょう。また、落とすときにガムを素手で触るようなことは衛生的によくないので避けましょう。
まとめ
柔らかなガムであれば、レシートの印字面やポケットティッシュの袋を踏んで、ガムを粘着させるという方法で取れるのですね。
しっかりと靴裏にこびりついている硬いガムは、氷やコールドスプレーなどで、冷やし固めることで取れる方法や、オイル類で溶かして取る方法があります。自宅にあるもので試してみて、それでも落とせない場合は、専用クリーナなど使うと良いでしょう。