目次
スニーカーの「軽い汚れ」を落とす方法
スニーカーは洗うのが手間ですが、ちょっとした汚れなら簡単に落とすことができます。
軽い汚れは中性洗剤で洗う
スニーカーに軽い汚れがついた場合は中性洗剤で洗いましょう。用意するものは、ブラシ・バケツ・中性洗剤の3つです。
ちなみに、アルカリ性洗剤は、天日干しする際に紫外線と反応して黄色く変色してしまいます。洗いたては綺麗な白色をしていても、時間が経つごとにどんどん黄ばんでしまうのです。アルカリ性洗剤を使わず、中性洗剤を使用しましょう。
手順
中性洗剤を使ってスニーカーを洗う手順は以下になります。
- スニーカーを水につけ置きする
スニーカーの汚れを浮かせるために、水で15分以上つけ置きしてください。40℃程のお湯でつけ置きすれば、さらに汚れが浮きやすくなります。 - ブラシに中性洗剤を付けて泡立てる
ブラシに中性洗剤を付けます。泡立てると繊維の奥に洗剤が浸透しやすくなるので、ブラシに付けた洗剤を泡立てましょう。 - ブラッシングする
中性洗剤を付けて泡立てたブラシを使って、スニーカーをブラッシングしていきます。あまり強くブラシをこすりつけると、スニーカーの繊維が傷んでしまうので注意してください。 - 水ですすぐ
スニーカーに付いた洗剤と、浮いた汚れを水で流しましょう。残らないようにしっかりとすすいでください。
《 ポイント 》
- スニーカーを洗う際は中性洗剤を使う
- まずスニーカーを水につけ置きする
- 洗剤をよく泡立てて、繊維の奥まで洗う
洗剤を使わない方法
実は洗剤を使わずとも、ちょっと気になる汚れが付いただけなら落とすことができます。「水を使いたくない」「洗う暇がない」という方は必見です。洗剤も水も使わない手軽な洗い方を紹介します。
消しゴム
もっとも手っ取り早い方法が「消しゴム」です。「え…文字を消すものでしょ」とビックリするかもしれませんが、汚れも落とせちゃいます。
スニーカーの表面とソールを優しくこするだけで、軽い黒ずみなどのちょっとした汚れなら綺麗にできるのでぜひ試してみてください。
強くこすりすぎると素材が傷むので注意。また、素材によっては優しくこすっても傷むので、使用しても問題のない素材かどうか確認しましょう。消しゴムを使っても大丈夫な素材は以下の通りです。
- ゴム
- ラバー
- キャンバス
- メッシュ
アルコールスプレー
汚れが付きやすくて落としにくい、ソール部分やスニーカーのゴム部分にはアルコールスプレーが有効です。布やキッチンペーパーにアルコールを吹きかけ、ソールやゴムをキュキュッと磨けば汚れが落とせます。
使わない歯ブラシと歯磨き粉
こちらもソール部分とゴム部分に有効な手段です。
始めに、汚れが目立つ場所に霧吹きをかけて少し濡らします。次に、もう使用しない歯ブラシに歯磨き粉を付けて、ソールとゴムの部分を優しく磨きましょう。最後にタオルやペーパーで浮いた汚れと歯磨きを拭き取ればOK!
ただし、研磨剤が入っている歯磨き粉だと素材が傷むことがあるので注意してください。
《 ポイント 》
- 軽い汚れなら、消しゴム・アルコール・歯磨き粉で汚れを落とせる
- 磨き過ぎは素材の劣化に繋がるので注意
スニーカーの「黄ばみ」を取り除く方法
スニーカーについた頑固な黄ばみがどうしても落とせない!
黄ばみがひどいスニーカーでは、外を歩くのもちょっと抵抗がありますよね。そんな悩みも黄ばみも綺麗さっぱり落としてくれる調味料があります。それは「酢」です!
ここでは、酢を使った黄ばみの落とし方を紹介します。
黄ばみが気になる場合は「酢」を使う
洗っても洗っても、気付いたら黄ばんでしまっているスニーカー。
その黄ばみの原因は「アルカリ性の洗剤」にあります。アルカリ性の洗剤は汚れ落としには有効ですが、天日干しで紫外線に当てると、黄ばみが出てしまうのです。
「アルカリ性の洗剤なんて使った覚えがない」と疑問に思うかもしれません。実は、スニーカーを洗うときに多くの人が使用する、洗濯用洗剤や靴洗い専用の洗剤の多くに、アルカリ性分が含まれています!
そこで活躍するのが「酢」です。酢なら、アルカリ性が原因の黄ばみを落とせるので、ぜひ試してみてください。なぜ酢で黄ばみが落ちるのかというと、酢にはアルカリ性を中和させる酸性の性質があるからです。それでは、次に酢を使った黄ばみの落とし方を解説します。
手順
酢を使った黄ばみの落とし方の手順を紹介します。スニーカーに付いた汚れを落としてからの方が黄ばみも落としやすいので、スニーカーを洗った後に黄ばみ落としをしましょう。
- 中性洗剤で靴を洗う
アルカリ性の洗剤は黄ばみの原因になるので、中性洗剤を使ってスニーカーを洗い、汚れを落とします。水を入れたバケツにスニーカーを15分つけ置きし、中性洗剤をつけたブラシで汚れを落としてください。 - バケツに水とお酢を入れる
スニーカーがスッポリ入る深めのバケツに水を2リットル入れて、お酢を200ミリリットル入れます。 - スニーカーをつけ置きする
水と酢が入ったバケツに洗い終わったスニーカーを入れて、2時間から3時間ほど放置しましょう。 - 酢を水ですすぐ
つけ置きが終わり、黄ばみが落ちていたら水で酢を綺麗に流しましょう。酢のにおいが取れていればOK! - 日陰で乾かす
最後は風通しが良い、日の当たらない場所で乾かしてください。
《 ポイント 》
- アルカリ洗剤は黄ばみの原因となる
- 黄ばみは酢を使えば落とせる
- 先に汚れを中性洗剤で落とす
- バケツに水と酢を入れて混ぜ、スニーカーをつけ置きする
- 最後に水で酢を洗い流す
スニーカーの「頑固な汚れ」を落とす方法
洗剤だけではどうしても落とせない泥や頑固な汚れやカビ、厄介ですよね。ここでは、頑固な汚れを落とす方法を紹介します!
頑固な汚れには漂白剤を使う
頑固な汚れを落とす場合は漂白剤がおすすめです。
水と漂白剤を混ぜたバケツに、汚れのひどいスニーカーを入れて丸一日つけ置きするだけでOK!つけ置き後は、しっかり水ですすぎ洗いしてください。
漂白剤を使用するときの注意点ですが、色落ちしやすいので色柄物は控えましょう。漂白剤を直接手で触ると手荒れの原因になるので必ず手袋をしてください。
また、最も覚えておいてほしい注意点が「有毒ガス」です。塩素系の漂白剤は酸性の物質と混ざりあうと有毒ガスが発生するので注意して下さい。
漂白剤はアルカリ性なので、乾くと黄ばみの原因になります。黄ばみを取り除こうと酢などの酸性の液体を使用すると大変危険です。
ただし、酸素系の漂白剤は弱酸性なので、黄ばみの原因にもならず、頑固な汚れを落とせるのでおすすめです。
《 ポイント 》
- 塩素系漂白剤と酸性の物質が混ざりあうと有毒ガスが発生する
- 漂白剤を使うときは手袋をする
- 酸素系漂白剤なら黄ばみを防ぎ、洗浄力も強い
重曹を一緒に使うのも効果的
重曹は部分洗いをする際に有効なアイテム。部分的に汚れがひどくこびりついたスニーカーに使用しましょう。
重曹は水に溶けにくい性質であり、水に混ぜても細かい粉が残ります(ただし、お湯では溶けます)。その細かい粉でスニーカーを洗うと、まるでクレンザーのように表面を磨いて汚れを落としてくれるのです。
重曹を使って部分洗いする際は、重曹大さじ4杯に対して、大さじ1杯の水で溶かしてペースト状にしましょう。また、消臭効果もあるので、お湯で溶いた重曹の中にスニーカーをつけ置きすれば、内部の臭いも消臭してくれます。
《 ポイント 》
- 重曹をペースト状にして、汚れが気になる部分を磨こう
洗い方の手順
重曹を使ったつけ置きと、部分洗いの方法について紹介します。
- バケツにお湯と重曹を入れる
バケツに45℃ほどのお湯1リットルと、重曹大さじ3杯入れて混ぜてください。 - スニーカーをつけ置きする
重曹とお湯を混ぜたバケツの中にスニーカーを1時間つけ置きします。 - 重曹ペーストで磨く
歯ブラシに重曹ペーストを付けて、つけ置きしても汚れが落ちない場所を磨きましょう。 - 水ですすぐ
重曹が残らないように、スニーカーをしっかり水ですすぎます。 - 日陰で乾かす
風通しの良い日陰にスニーカーを置き、乾かしてください。
洗濯機でスニーカーの汚れを落とす方法
あまり知られていませんが、スニーカーは洗濯機で丸洗いすることができます。稀に素材が傷んだり形が崩れるなどのデメリットがあるので、それを踏まえたうえで実践してみてください。
洗濯ネットを用意する
スニーカーを洗濯機で洗う際は、シューズ専用洗濯ネットを使用しましょう。
シューズ専用洗濯ネットは、箱型の洗濯ネットで、スニーカーにフィットする形の洗濯ネットです。使用すれば、繊維の傷みや型崩れを防ぎながら、丸洗いすることができます。
洗濯ネットに入れて、通常モードで脱水まで行ってください。それでも脱水しきれてなければ、脱水のみもう一度かけましょう。
汚れを落とす手順
洗濯機でスニーカーを洗う際の手順を紹介します。
- スニーカーの汚れを落とす
洗濯機にスニーカーを入れる前に、靴底や表面に付いた小石・砂・泥を落としましょう。 - 中敷きと靴ひもを外す
内部と紐までしっかり洗えるように、中敷きと靴ひもを外してください。 - スニーカー専用洗濯ネットに入れて通常モードで洗濯する
スニーカー専用の洗濯ネットに入れ、通常の洗濯モードで洗います。粉洗剤は溶けにくいので、液体洗剤がおすすめです。 - 水が抜けていなければ脱水する
脱水まで通常の洗濯モードで行いますが、内部に水が残っていたら再度脱水を行いましょう。
注意点は服と一緒に洗わないことです。必ず靴のみで洗ってください。服と一緒に洗ってしまうと、スニーカーに付いた汚れが服に移る恐れがありますし、服の素材を傷める原因にもなります。
また、一緒に洗うと洗濯機がガタガタと大きな音を立ててしまうので、近所に迷惑がかかるかもしれません。
《 ポイント 》
- シューズ専用の洗濯ネットなら、洗濯時に素材を傷めず形も崩さない
- 洗濯機に入れる前に小石などの汚れを落とす
- 中敷きと靴ひもは外す
- 通常モードで洗濯し、脱水しきれてなければもう一度脱水だけ行う
コインランドリーには靴専用の洗濯機がある
近頃は「靴専用洗濯機」が増えてきています。家庭用洗濯機では、大きさの点から一度に1足しか洗えませんが、コインランドリーの靴専用洗濯機では一度に2足から4足を一気に洗えるので、たくさんの靴を洗いたい時に便利!
また、乾燥機も一緒に付いているので、洗いから乾燥まですべて済ませてくれます。洗濯時間は20分、脱水時間も20分ほどで終わるようです。料金も200円ほどなので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
おすすめ!シューズ用洗濯ネット
商品の特徴
・ブラシ付 ネットに入れて洗濯機で洗うだけ
・面倒な上履き洗いも、洗濯機で簡単丸洗い
・ネット内側の特殊ブラシでよく落ち、クッション効果もあり
・ブラシは髪の毛より細い高密度ブラシ。汚れをかき落とします
・フック付、そのまま干せます。糸から製品まで日本製、安心安全
【皆様のお悩み解決と不安を解消】毎週の子供の上履き洗い、突然のゲリラ豪雨で明日履く靴がない、コインランドリーは不経済で面倒というお悩みを、AHEART靴用ランドリーネットは解決してくれます。靴を洗濯機で洗うのは欧米では普通のこと。ただ日本人にはあまり馴染みがないです。洗濯専門家監修の手順書で、靴を自宅の洗濯機で洗う正しい方法を解説していますので安心してご使用していただけます。
【サイズ・洗濯可能な靴】商品サイズ幅29cmx奥行9cmx高さ26cmです。高さ26cmでシューズサイズ19cm~26cmまでのシューズを洗うことができますが、実寸が26cm以上の靴は収納できません。ご購入前に必ずご確認いただきますようお願いいたします。洗濯可能な靴はスニーカー、上靴、スリッポン、スリッパ、その他布製の靴などになります。洗濯不可は革靴、スパイク、ヒールのある靴、ブーツ、飾り付きの靴、接着剤を使っている靴などです。
【使用上の注意】ドラム式の洗濯機でも使用可能ですがドラム式での乾燥は熱による靴や洗濯ネットの破損の恐れがありますので使用不可となります。また洗濯時ファスナーは開放の予防のため、ファスナーカバーに入るまで閉めてお使いください。 他の衣類などと一緒に洗わないようにしてください。衣類の破損の原因になります。詳しくは付属の『洗濯機で靴を洗う手順書』をご参考ください。
【国内検品&開発コンセプト&手厚いサポート】製造国で外観検査、日本国内で品質検査を実施し品質管理に努めております。検品項目は外観検査、ファスナーの強度とスムーズテスト、クッション強度の確認、縫製チェック、ストラップ強度の確認です。弊社では「良い物をリーズナブルに」をコンセプトに商品開発をしております。日本人だからこそできる設計・中間マージンを極限まで削った自社努力により低価格を実現いたしました。安心の60日メーカー保証、日本人によるアフターフォロー体制も整えております。
スニーカーの汚れに関するQ&A
スニーカーの効率的な干し方や、気になる部分や素材の洗い方の疑問に回答します!
A.靴を干す前にドライヤーで乾かすだけで、乾くスピードが早くなります。素材が少し温かく感じるまでドライヤーを当てましょう。
A.スニーカーと同じように、中性洗剤・重曹・漂白剤・洗濯機で洗っても問題ありません。
A.革やスエードは傷みやすいので中性洗剤や洗濯機で洗うことはおすすめしません。革やスエードを洗う際は、霧吹きで表面を濡らし、靴洗い用シャンプーを付けたスポンジで汚れた場所を洗います。最後に濡れ布巾で泡を拭き取り、完了です!
スニーカーが汚れないための対策
スニーカーを洗うのはちょっと手間がかかります。ですので、そもそもスニーカーに汚れ防止の対策を取りましょう!
- 防水スプレーをかける
- 防水スプレーをあらかじめかけておけば、汚れや水からスニーカーをガードできます。
- 白色のスニーカーはベビーパウダーをかける
- ベビーパウダーは汚れを防ぐうえに、スニーカーの白さを保てます。洗って完全に乾燥させた靴にベビーパウダーを少量つけてください。
- ろうそくでコーティング
- ろうそくのロウを全体に塗布してください。汚れがつきやすい部分は念入りに塗りこみましょう。
最後に
スニーカーは軽い汚れなら水洗いせずとも簡単に落とすことができますが、汚れが蓄積されると洗剤で洗ってもなかなか落とせません。
少し時間はかかりますが、頑固な黄ばみや汚れがついてしまったらつけ置きで対処しましょう。その際は、有毒ガスが発生しないように成分を確認してください。
また、洗うたびに素材は傷んでしまうので、お気に入りのスニーカーには普段から汚れを付きにくくするための対策を取ることをおすすめします。