「中学校の部活動 休日の指導を地域委託」主婦の声を聞いてみた

中学生になると、お子さんが部活に入るケースが多いですよね。現在、部活動の指導は、基本的に学校の先生が行っています。授業の準備や採点などこなさなければならないことがあるにもかかわらず、部活の指導までとなると先生は休む間がありません。休日の部活は地域委託をという案について、主婦はどんな意見を持っているのかまとめました。

学校が休みの日、部活動指導を地域委託の方針

吹奏楽部のイメージ

子どもが中学校に進学すると、部活動に入るという家庭が多いですよね。部活動の顧問は、学校の先生が受け持っていることが多く、授業の準備や提出物の確認などはもちろん、部活動指導の知識なども必須となります。

部活動指導を行う時間は、当然授業の準備や提出物の確認、テストの採点などには着手できないので、部活後の時間に行わざるを得ないくなってしまいます。帰宅時間が遅くなるだけでなく、土日開催の試合の引率などもすべて引き受けなければなりません。

もちろん夏休みや冬休みなども練習は欠かせないので、その都度指導するため学校に行くことになります。

学校の先生の部活による負担は、深刻な問題。そこで提案されたのが、休日の部活を地域に委託するという案です。子どもを預ける親からは、さまざまな声が上がっています。

「賛成」のコメント紹介

疲労困憊の教師

休日の部活を、地域委託することについて、賛成の声が多く寄せられました。部活動を行ったからといって、先生の給与が上がるわけではありません。行わなければならない業務を後回しにして部活の指導を行っていると、先生が十分に休めないので過労状態になってしまう可能性があります。

先生が不足しているという問題もあるため、先生の負担軽減のためにも地域委託を行うべきという声がたくさん寄せられました。

現行の仕組みに疑問を持っている、という意見もあります。「独身で子供がいない人には運動部の指導をさせられることも多いのと、子供が大きい人や子供を預けられる親がいる先生にはそのような業務がまわってくる」という意見を見ると、結婚や子育てに不安を持つ先生は少なくないのではないでしょうか。それに加えてやったことのないスポーツの指導となると、気が滅入るものです。

また、「得意じゃない分野で指導しなくてはならないということで負担も大きいですし、やることが多すぎて鬱になる先生も多い」との意見もあり、先生が精神的に追い込まれてしまいやすい状況も見て取れます。それらを避けるためにも、休日の地域委託は考えるべき課題なのです。

【主婦の声】

北海道 40代 会社員(正社員)
「先生もみんなとかわらない社会人だから同じように休める権利があるはず」

千葉県 50代 専業主婦
「先生の負担がおおきいので、地域や民間の団体に委ねるのは良いと思います」

東京都 40代 自由業
「姉が公立中学の担任をしております。その為すごく先生というものは大変なんだなと思ったことがあります。とくに独身で子供がいない人には運動部の指導をさせられることも多いのと、子供が大きい人や子供を預けられる親がいる先生にはそのような業務がまわってくると聞きました。姉は文科系なのに、やったことのないバスケットボールの指導をしておりました。先生は何でも屋さんになっており、親からは先生が躾をしてくれという人もいますし、部活も得意じゃない分野で指導しなくてはならないということで負担も大きいですし、やることが多すぎて鬱になる先生も多いのでこの取り組みは早くすすめるべきだと思い賛成です。」

「不安・懸念」のコメント紹介

不安を感じる女性

賛成意見が多いとはいえ、不安や懸念材料はゼロではありません。先生の負担が軽減されることには賛成ではあるものの、外部の人が指導する場合、地域格差が発生するかもしれないという声もあります。

地域委託するのであれば、ゆだねる人材を選び抜かなければ生徒の安全が保障できないのは話し合わなければならない課題です。

なにかあったときの責任はどこが取るのか、こだわりの強い人が指導してしまうと極端な指導方法になるのではないかという不安の声に目を背けるべきではありません。

部内で、できることそうでない子の温度差が出てしまったり、クラブチームとの境界線がなくなってしまうかもという意見も上がっています。

【主婦の声】

愛知県 50代 専業主婦
「良い案だと思う。教師の負担が軽減されるのでは。ただ、民間委ねることで監督や指導者がどこまで行き届くかが気になる点である。」

埼玉県 50代 専業主婦
「先生と生徒の関係が勉強だけになってしまうので、つまらない気がします」

「賛成(期待)」のコメント紹介

指導者のイメージ

賛成意見の中には、地域の活性化などの面に期待を寄せる意見もあります。先生の休日が確保できるだけでなく、地域の専門家とのつながり子どもの成長も促せるという意見がみられました。外部との触れ合いがあると、子どもの考え方の幅も広がりやすくなります。

中学生という多感な時期だからこそ、多くの人とのかかわりやつながりを持つことで豊かな心を育みやすくなるのかもしれません。

部活動は先生の仕事を逸脱した部分という声もあるので、地域委託が進めば専門知識を持たない先生が無理やり顧問になる可能性も低くなりやすくなる可能性があります。

【主婦の声】

東京都 40代 専業主婦
「勉強には塾があるんだから、スポーツ系や専門的な知識が必要な部活も希望者がお金を払ってやればいいだけ。なんでもかんでも学校に求めすぎている。部活の指導だなんてものは、教員の本来の仕事から外れすぎているので、外部にだすのはよいことだと思う。」

千葉県 40代 専業主婦
「とても良いと思います。先生たちの働き方改革にももちろんなりますが、スポーツを教える専門の方が教えた方が子供たちが成長できると思う。また、雇用も増えて、良いことばかり。」

賛成意見が多く、先生の負担軽減や過労を心配する意見が多い

考える女性

部活の地域委託について、主婦の多くから賛成意見があげられました。先生の負担軽減や過労を防ぐ方法でもあり、子どもの視野が広がるきっかけになる可能性のある案であるため賛成意見が多かったのかもしれません。

先生という職業の人も、他の職種の人と同じように休む権利を持っています。休みなく働き続けることは、どんな職種であっても心身に大きな負担をかけてしまうものです。不安や懸念材料もありますが、それらをひとつひとつクリアすれば実現可能なのではないでしょうか。

指導する人の選別基準や緊急時の対応などの方針をしっかりと取り決め、ぜひ実施してもらいたいと感じています。

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