同窓会における『5つのタブー』 絶対NGな理由と正しいマナー

同窓会におけるNG行為とは

学生時代の同窓会に参加すると、つい当時の思い出が蘇り羽目を外してしまう人も多いです。しかし、そこはある程度、大人としてのマナーを身につけておく必要があります。今回は、同窓会におけるタブーや参加する際に心がけるべきマナーを紹介します。

昔の友人に会える同窓会…大人としての振る舞いを忘れずに!

花と卒業証書

20代後半以降になると、少しずつ学生時代の友人たちが集まる『同窓会』が開かれる機会も増えてきます。中には学年全体で大きなイベントとして開かれる盛大な同窓会もあります。

そんな同窓会では、久しぶりに昔馴染みの友人と再会できた喜びもあり、つい当時の雰囲気に飲み込まれて羽目を外してしまう人も多いです。

せっかくの同窓会なので、多くの人と楽しむことはとても素敵ですが、羽目を外し過ぎて、周囲の人に迷惑をかけたり不快な思いをさせたりするような行動は慎みましょう。

親しき仲にも礼儀あり!同窓会における『5つのタブー』

久しぶりの再会に気分が弾み、ついうっかりタブーを犯してしまった…という話は珍しくありません。ここでは「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、同窓会で話題にするべきではない『タブー』を紹介します。

遅刻や急なキャンセルは厳禁!

まず、同窓会における基本的なマナーですが、遅刻やドタキャンと言われる急なキャンセルは、原則禁止です。幹事の方は、何週間、あるいは何ヶ月も前から準備をしてくれています。お金もかかっているため、急にキャンセルされてしまうと大変です。

もしも遅刻しそうになった場合は、あらかじめ幹事の方に連絡を入れるようにしましょう。また、体調不良などで急にキャンセルしなくてはいけなくなった場合は、きちんと謝罪の連絡と理由を説明し、後日同窓会の金額を支払う旨を伝えましょう。

1.容姿の変化を指摘する

同窓会で多くの人がやりがちなタブーに、相手の容姿の変化を指摘することが挙げられます。学生時代はスラッとした体型だった人も、年をとるにつれて徐々に体型がふくよかになることはよくあります。

また、中には若くして頭の薄さが気になり始めるという人も多いため、こうした点を無遠慮に指摘する行為は、大人として非常識です。

学生時代のノリでちょっとからかっただけのつもりが、相手にとってはひどくショックだった、という事例は少なくありません。こうしたデリケートな話題には踏み込まないようにするのが鉄則です。

2.現在の収入に関する話をする

社会人になると、つい周囲の人たちの収入が気になるという人も多いです。しかし、現在の収入に関する話は、基本的に同窓会ではタブーに当たります。

収入は人によって大きく差がありますし、自分の収入に不満を感じている人からすれば、自分より収入の高い人から話を聞くことは、「自慢されているのか?」と不快に感じることも多いでしょう。

また、体調不良や精神状態によって、一度退職しているという人も少なくありません。こうした状況の人に対して、年収などの金銭に関する話を持ちかけるのは、あまりにデリカシーがなさ過ぎます。

女性同士であれば、家族(主に夫)の収入を聞く人もいますが、こちらも同様です。「自慢された」「そんなに深く踏み込んでほしくない」と不快になる人が大半でしょう。

3.結婚状況や子どもの有無を聞く

年齢によって、結婚の状況や子どもの有無に関する話もタブーになり得ます。特に20代後半〜30代、40代前半の同窓会では、結婚したいのになかなか良い出会いがない、子どもが欲しいけれどできないなどの悩みを抱えている人は多いです。

様々な悩みを持つ人たちが集まる同窓会で、こうしたプライベートな話は地雷となる危険性が非常に高いです。人によっては、ちょっとした何気ない家族話でも「自慢」と感じてしまう人もいます。

同窓会を全員が楽しく乗り切るためにも、こうした結婚状況や子どもに関する話題は、基本的に相手から持ちかけられない限りは避けましょう。

4.当時の交際状況について話題を出す

現在の状況だけでなく、学生時代の思い出トークに関しても配慮は必要です。例えば、同窓会に参加している者同士が当時交際していた場合、「当時付き合ってたよねー」と無遠慮に話題を出す行為は禁止です。

大人なので、表向きは仲良く取り繕っていても、内心は少し気まずい思いをしている人もいるかもしれません。あるいはどちらかがすでに結婚しており、当時の交際相手の話は話題に出してほしくないと感じているかもしれません。

どちらにせよ、当時の交際状況について話題を出しても、あまり良い雰囲気にはなりません。なるべくこうした話題は避けるようにするのが無難です。

5.当時の友人の秘密を暴露する

同窓会ではお酒が入る席も多いですよね。お酒が入るにつれて、多くの人が大胆になり、中には友人の学生時代の秘密を勝手に暴露し始める人が出てくることもあります。

「もう昔のことだし」と軽い気持ちで暴露した話が、実は本人にとっては思い返されたくない過去かもしれません。

こうした同窓会の思い出は、勝手に暴露された側からすればトラウマにすらなり得ます。「場を盛り上げたいから」などと軽い理由で秘密を暴露することは絶対にやめましょう。

同窓会に参加する際に心がけたい正しいマナーとは?

パーティ用の円卓

大人になってから同窓会に参加する際は、参加者全員が終始楽しい気持ちで参加できるよう、周囲に配慮することが大切です。同窓会に参加する時は、以下のマナーを忘れないようにしましょう。

  • 服装は華やか過ぎず上品な服装を意識する
  • 同窓会の最中は明るく笑顔をキープして
  • 相手のプラーベートに踏み込み過ぎない
  • 当時を振り返る話題には配慮を
  • 自慢やマウント取りのようになる話題は避ける
  • 自分の話ばかりでなく相手の話を聞くことを心がけて
  • 幹事の方にお礼を伝える

これらのマナーは、普段他人と会話するときに気をつけている人が多いポイントでもあります。しかし、同窓会という特殊な場では、当時の雰囲気に飲まれて、つい浮かれて過ちを犯してしまうことも少なくありません。

普段以上にこうした大人のマナーを心がけて参加しましょう。

同窓会は周囲に配慮を忘れず楽しむことを心がけて

いかがでしたか。同窓会は、昔懐かしい友人たちと久しぶりに再会できる場所です。そのため、多くの人が浮かれてしまうことでしょう。しかし、羽目を外しすぎて周囲の人に迷惑をかけたり、不快な思いをさせる行為はご法度です。周囲に配慮を忘れず楽しむことを心がけましょう。

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