アマゾンフレッシュとは
出典:Amazonフレッシュ
アマゾンフレッシュとは、通販サイト「アマゾン」が運営するprime会員向けの食材宅配サービスです。
2017年4月に日本でのサービスが開始され、その後も配送対象地域が増えたり、使いやすくリニューアルされたりして徐々にアップデートされています。
アマゾンフレッシュの最大の特徴は、注文から受け取りまでの速さです。生鮮食品や飲料、日用品などを最短2時間で受け取ることができるので、共働き夫婦や小さな子供がいる家庭からの評判がとくに高いです。
運営企業 | Amazon |
サービスリリース年 | 2017年4月21日 |
最低注文金額 | 4,000円 |
送料 | 390円/1回 |
配送時間 | 8:00~24:00 |
対象エリア | 東京都・神奈川県・千葉県の一部 |
アマゾンフレッシュはアメリカでも人気
アマゾンフレッシュは、アマゾンの本拠地であるアメリカでも大変人気があります。サービスがリリースされたのは日本上陸より10年も前の2007年8月。
日本国内ではネットスーパーや食材宅配サービスが普及してまだ日が浅いですが、アメリカではこのころにはアマゾンフレッシュがネットスーパーの先駆けとなっていたのです。
始めの6年間はシアトル周辺のみに限定したサービスでしたが、2013年にロスアンゼルスに進出してからは続々と対象地域を広げていきました。その勢いはネット上だけでなく、実店舗の展開にまでおよび、2020年から2年間で実に30店がアメリカでオープンしたほどです。
送料がかかるアマゾンフレッシュは、スーパーで買い物するよりも基本的には割高になることが多いですが、それでも隙間時間に注文して、自宅にいる時間に届けてもらえるという効率の良さはアメリカで評判が高い理由のひとつになっています。
アマゾンフレッシュの評判
アマゾンフレッシュの概要が分かったところで、実際に使ってみた方からの評判を見ていきましょう。悪い評判、良い評判の両方を取り上げ、アマゾンフレッシュの特徴についてさらに深堀りしていきます。
アマゾンフレッシュの低評価口コミ
アマゾンフレッシュの悪い評判では、受け取れなかったという口コミがとくに目立ちました。アマゾンフレッシュには再配達のシステムがなく、指定の時間に受け取れないと自動的にキャンセルになってしまいます。
自宅にいても、トイレやお風呂などで玄関に行けないこともありますよね。そんなときにもキャンセルになってしまうので、ストレスを感じて使わなくなったという口コミも見られました。不在納品もできないため、指定した2時間は必ず玄関に出られることが必須となります。
その他に、指定時間に配達が間に合わないというアマゾン側の事情でキャンセルされた人もいるようです。また、金額が高いという口コミも多々ありました。商品そのものの料金が高い、最低注文金額が高いといった評価です。実際アマゾンフレッシュの商品は、全体としてやや高い傾向があります。
近所の安いスーパーで買い物するのと同じ感覚だと、少々割高に感じてしまうかもしれません。とはいえ、アマゾンフレッシュの生鮮食品は新鮮であることをうたっています。いつもと気分を変えて買い物したいときに使うといいでしょう。
アマゾンフレッシュの高評価口コミ
アマゾンフレッシュの良い評判では、注文から配達までの速さについての口コミが多くありました。受け取りできずにキャンセルとなることに悪い評価が挙がっていましたが、配達がスムーズにいけば最短2時間で商品を受け取れます。
使い方のコツさえつかめば、非常に便利なサービスだといえるでしょう。たとえば休日であれば、朝注文して夜ご飯の準備前に届くととても楽ですよね。休日の前夜に注文して、午前中に届けてもらっている方もいました。最低注文金額が4,000円なので、週に1度のまとめ買いにもいいでしょう。
また、商品についての口コミも多いです。中でも、野菜の鮮度が良い、デパ地下のお惣菜のような高品質なおかずを届けてもらえるといった、質の良さについて高い評判が目立ちました。Oisixのミールキットや無印良品のレトルト食品など、人気商品が手に入るのも高ポイントです。
原産地も公開されているので、安全性の高いものが欲しい方も安心できるでしょう。実際利用している方のコメントから、配達の速さと品質の良さがアマゾンフレッシュの強みだと分かります。
アマゾンフレッシュと他サービスとの違い
近年ではネットスーパーの普及が著しいですが、アマゾンフレッシュならではの特徴があります。ここでは、取り扱い商品や商品受け取りなど、アマゾンフレッシュの仕組みについて解説します。
豊富な商品ジャンル
アマゾンフレッシュは生鮮食品を主な商品としていますが、キッチン用品や日用品など食品以外の取り扱いも豊富です。
キッチン用品では、フリーザーバッグやコンテナなどの食品保存容器から、ピーラーや計量カップなどの調理器具まで幅広い商品が販売されています。スポンジホルダーや栓抜きといった、便利アイテムが買えるのも評判が高いポイントです。
また、日用品では各種ペーパーや洗剤、ヘアケア用品やボディケアアイテム、ペットフードなどの消耗品も豊富に展開しています。持つとかさばる商品を食品と一緒に届けてくれるのは、忙しい人にとって非常に助かるのではないでしょうか。
電源タップのような小型家電やサプリメントなど、他サービスではあまり見ない珍しい商品の取り扱いもあります。
最短約2時間で配達
アマゾンフレッシュは、最短2時間で配達されることが大きな特徴となっています。配達可能時間は当日か翌日の8時から24時までで、この時間帯の中から2時間ごとに配達希望時間を選ぶという仕組みです。
例えば、朝10時に注文し配達時間を当日12時~14時と設定すれば、注文から約2時間で受取りができます。店舗を経由して配達するネットスーパーは、営業時間がそのまま配達時間となっていることが多く、20時や22時までしか受け取れない場合がほとんどですが、アマゾンフレッシュは深夜24時まで配達可能なので、仕事で帰りが遅いときにも利用できますね。
また、一部地域では、1時間単位で配達時間を指定できる有料サービスも行っています。
子育て応援特典
アマゾンフレッシュでは2022年9月1日から、「子育て支援特典」の提供を開始しています。最大2回の送料が無料になるという、プライム会員向けのお得な特典内容です。
この特典を利用するには、プライム会員であることの他にいくつか条件があります。まず、「アマゾンフレッシュをまだ利用したことがないこと」。すでにアマゾンフレッシュで買い物をした履歴がある方は、お子様がいても使えません。
そして、お子様の誕生日や出産予定日を登録してあることも条件となっています。アマゾンフレッシュの公式サイト内に「お子さまの誕生日または出産予定日はこちらから」と書かれたバナーがあるので、特典を利用する前に登録しておきましょう。
特典は、4,000円以上の商品を買い物かごに入れ、注文確定画面でクーポンコードを入力して利用します。コードを入力すると合計金額から390円が差し引かれ、1回分の特典が利用済みとなります。不在により注文がキャンセルとなった場合も、1回分の特典が消化されてしまうので注意しましょう。
再配達は不可
アマゾンフレッシュには再配達制度がないため、受け取れなかった商品はすべてキャンセル扱いになります。再配達を行わない理由について、公式サイトに説明はありませんが、生鮮食品の取り扱いは非常にデリケートです。再配達を繰り返すうちに商品が傷んでしまうために、再配達を行っていないということが考えられます。
とはいえ、生鮮食品でも再配達してくれるネットスーパーや、有料で再配達を依頼できるネットスーパーもあります。再配達を一切行っていないのは、アマゾンフレッシュの大きな弱点といえるでしょう。
キャンセル分の返金はされますが再度注文しなければならず、アマゾンフレッシュの評判が下がる理由のひとつになっているようです。再配達はできませんが、アマゾンフレッシュではメールやアプリで配達日時を確認できるようになっています。
アマゾンフレッシュを利用する際は、配達日時を厳守することがポイントです。
アマゾンフレッシュは高いが良質な食材が届く
アマゾンフレッシュが他サービスの追随を許さないポイントとして、良質な食材であることが挙げられます。
アマゾンフレッシュには専用の物流拠点があり、徹底した食品管理を行っています。商品の入荷・保管・出荷すべての過程において適切な温度管理を行い、専任スタッフによって商品が選別されるのです。さらに、配達の際は冷凍・冷蔵・常温に仕分けされるので、自宅に届くまでそれぞれの食材に合った温度が保たれます。
近隣のスーパーを介した宅配サービスだと、一度お店に入荷され、店頭に並べたものから選ぶのが基本です。アマゾンフレッシュはその段階を踏まずに自宅に届くので、その分新鮮な状態で食材を配達できます。口コミでも食材の鮮度が他サービスより良かったと評判が高く、アマゾンフレッシュを継続したくなる要因のひとつとなっているようです。
アマゾンフレッシュは、多少値が張っても良質な食材が欲しい方にぴったりといえます。
配達エリアは一部限定
現在アマゾンフレッシュが利用できるのは、東京都、神奈川県、千葉県の一部のみです。対象地域の少なさはアマゾンフレッシュの弱点といえるでしょう。
チェーン店のネットスーパーは最寄りの店舗から配達されるので、スーパーが展開されている地域であればどこでも利用できることがほとんどです。アマゾンフレッシュを使いたいプライム会員であっても、対象外の地域に住んでいて諦めざるを得ない方はかなり多いと考えられます。
とはいえ、日本でリリースされた時点では東京の一部地域のみが対象となっており、徐々に地域が拡大されていった経緯があります。今後対象地域が広がる可能性は十分にあるので、自分の地域が対象になっているかどうかこまめにチェックするといいでしょう。
東京都 | 世田谷区、目黒区、千代田区、中央区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、品川区、大田区、港区、杉並区、新宿区、文京区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、調布市、狛江市 |
神奈川県 | 川崎市(高津区、中原区、多摩区、宮前区、川崎区、幸区、麻生区)、横浜市(西区、神奈川区、港北区、中区、都筑区、緑区、鶴見区、南区、磯子区、保土ヶ谷区、旭区、青葉区) |
千葉県 | 浦安市、市川市 |
AmazonMasterCard利用でポイント獲得
アマゾンフレッシュは、AmazonMasterCardを利用することでポイントを獲得できます。
基本的にアマゾンフレッシュではアマゾンポイントを使うことも貯めることもできないのですが、AmazonMasterCardだけはポイントを獲得することができるのです。ポイント率は2%と一般的なスーパーよりも高めなので、お得に買い物したい方はAmazonMasterCardを使いましょう。
AmazonMasterCardは、アマゾンでの買い物でポイントが1.5%貯まるクレジットカードです。コンビニでも1.5%ポイント還元され、その他のショッピングでも1%貯まります。貯まったポイントはアマゾンでのお買い物に使えるので、アマゾンフレッシュ以外にもアマゾンをよく使う方に向いているカードといえるでしょう。
食材や日用品は必ず買うものなので、買い物のたびにポイントが付くのは非常に効率がいいですよね。年会費は永年無料なので、アマゾンフレッシュを継続したいと考えるのであれば作成を考えてみてもいいかもしれません。
アマゾンフレッシュの料金設定
アマゾンフレッシュを利用していく上で、どれくらいお金がかかるのかも重要なポイントです。近隣のネットスーパーなどと比べて、自分に合っているものを選びましょう。
月額料金
アマゾンフレッシュの月額費用は500円です。ただし、これはプライム会員の月額費用で、アマゾンフレッシュ単体の月額料金はかかりません。つまり、プライム会員に登録していれば追加料金なしでアマゾンフレッシュを利用できるのです。
サービス開始当初は、月額費500円で送料がいつでも無料になる「フレッシュ会員」というプランも選べましたが、2021年のリニューアルにより廃止となりました。現在は、プライム会員の月額費を払い、都度送料を払うプランのみとなっています。
最低注文金額
アマゾンフレッシュの最低注文金額は4,000円となっています。4,000円に満たないと注文ができないので、毎回この金額以上の買い物をする必要があります。平均的な目安として、家族がいるなら2~3日分、一人暮らしなら1週間分ほどの食材です。
ちなみに、フレッシュ会員プランがあったときには最低注文金額が設定されていませんでしたが、
リニューアルによりちょっとした買い物ができなくなったので、買い物の仕方には工夫が必要です。
送料
アマゾンフレッシュの送料は、390円となっています。他サービスの送料は300円代前半が多く、わずかですが平均よりはやや高額な印象です。
1回のお買い物で10,000円を超すと、送料が無料になります。送料無料にできるとはいえ、こちらも他サービスと比べるとやや高めの設定です。食材や日用品を大量にまとめ買いしたいときには、うれしいサービスといえるでしょう。ただし、1時間単位の配達を希望した場合の追加料金500円は別途かかるので注意が必要です。
アマゾンフレッシュは非対面受取不可
アマゾンといえば置き配が有名ですが、アマゾンフレッシュの商品は対面のみの受け取りとなります。感染症予防の観点から、近年では在宅しながらの非対面配達を行っているサービスも多いですよね。
ところが、アマゾンフレッシュは非対面不可・再配達も不可です。宅配ボックスへの配達も不可なので、この点が一部の悪い評判につながっているようです。
ですが、これは新鮮な食材を届けることを重視しているともいえます。留守でも玄関先に置いておく他サービスもありますが、外に出している間の品質低下は避けられません。また、非対面で商品を屋外に納品する場合、食材を守るための保冷ボックスが必須となりますね。
アマゾンフレッシュの国内拠点はまだ少なく、ボックスを回収するルートを設けるのが難しいのかもしれません。いずれにしても非対面不可を原則とすることで、商品の質を下げないようにしていると考えられます。
ただし、アマゾンフレッシュのアプリではプッシュ機能を使うことができます。配達直前にスマホに到着予告のお知らせが届くので、設定しておくと便利です。
この設定をしておけば、トイレやお風呂で玄関に出られないなんてことも防げそうですね。配達時間はメールやアプリ上でも確認できるので、必ず受け取れるように準備しておきましょう。
アマゾンフレッシュ30日無料体験
アマゾンフレッシュでは、お得に試せるサービスがいくつか用意されています。アマゾンフレッシュはプライム会員であることが必須条件ですが、サービスを利用すれば本登録前に30日間の無料体験ができるのです。
その他、アマゾンフレッシュで初回のみ使えるクーポンも紹介するので、利用を考えている方は参考にしてください。
30日間月額料金が無料
今までプライム会員に登録したことがない方は、「30日間無料体験」のサービスを利用できます。これは、有料会員と同じ特典が無料で体験できるというもので、30日間限定のサービスです。プライム会員はアマゾンのお急ぎ便や動画視聴が無料で利用できますが、これらの特典を試すことができます。
お住まいが対象地域であれば、アマゾンフレッシュで買い物もできるのです。非常にありがたいサービスですが、一点注意したいことがあります。それは、無料体験の期間が終了すると自動的に本登録されてしまうこと。
30日間を過ぎた時点で月額費が発生するので、体験のみで辞めたい場合は解約処理を忘れないようにしましょう。ただし本登録となったあとでも、特典を利用していなければ月額費の返金が可能です。
30日間無料体験の登録は、公式サイトから行います。トップページ下部の「ヘルプ&ガイド」の項目に、「Amazonプライム」という文言があります。このリンク先へ行くと「30日間の無料体験を試す」という黄色いボタンがあるので、タップしましょう。いくつかの必要な情報を入力すると、無料体験が開始されます。
プライム会員ではないけれど、アマゾンフレッシュを使ってみたいという方は、この機会に他の色々な特典を試してみてはいかがでしょうか。
アマゾンフレッシュの初回限定クーポン
出典:Amazonフレッシュ
アマゾンフレッシュの初回限定クーポンは、お買い物した合計金額から1,000円が引かれるお得なクーポンです。使えるのはアマゾンフレッシュを利用したことがないプライム会員だけですが、3回分のクーポンがもらえます。合計で3,000円が割引となる非常にお得なクーポンです。
このキャンペーンは期間限定なので、アマゾンフレッシュが気になっている方はこの期間に試してみるといいでしょう。最低注文金額は通常通り4,000円となりますが、アルコールを除くほとんどの商品が対象となっています。
商品ページに「発売元:Amazon Fresh」または「販売者:Amazon Fresh」と記載のある商品が対象です。クーポンは、注文画面でコードを入力することで利用できます。確定画面で金額が差し引かれていることを確認できるので、チェックしておきましょう。
1回目の買い物でコードを入力すれば、その後の注文では自動的にクーポン特典が適用されます。注意点として、注文がキャンセルとなった場合もクーポンは消費されるので気を付けましょう。受け取れずに再注文した場合も、クーポンの再利用はできません。
アマゾンフレッシュの利用方法
出典:Amazonフレッシュ
アマゾンフレッシュは、アマゾンの公式サイトからアクセスできます。まずはアマゾンフレッシュのトップページへ行き、欲しい商品を探しましょう。
食料品、日用品などと細かくカテゴリ分けされているので探しやすいですが、検索窓に商品名を入力することもできます。
- 商品が見つかったら、黄色いボタンでカートに入れます。
- お買い物が終わったらレジに進み、受取場所と日時を選びます。
- 注文確定ボタンをタップすれば、注文完了です。
まとめ
毎日忙しい方は、食材や日用品の買い物もストレスになることでしょう。そんなときにアマゾンフレッシュがあれば、無駄な時間を有効活用できます。
値段が高い、受け取りにくいなどの悪い評判もありますが、食材の新鮮さがアマゾンフレッシュの魅力です。いつもは買えない高品質な食材が簡単に自宅に届く点を、高く評価している方が多いのです。また、最短2時間で配達してもらえるため、使い方によっては非常に頼もしいサービスとなるでしょう。
お得なキャンペーンやクーポンを利用して、毎日の生活を少しだけ楽にしてみませんか。