目次
プラズマテレビの寿命
寿命時間は100,000時間
プラズマテレビの平均的な寿命時間は100,000時間といわれています。ただしこれはプラズマ画面であるプラズマパネルの寿命で、他に半導体やコードの劣化が寿命の原因になることを考えると約10年が寿命の目安になるようです。
また、メーカーがプラズマテレビの部品を持っている保有期間は製品の製造中止から8年です。8年を過ぎるとメーカーが部品を破棄しますので、もしプラズマテレビが故障しても部品がなければ修理できないことを考えると、プラズマテレビの寿命は8年ということになりますね。
プラズマテレビの寿命の症状
画面の不具合が寿命のサイン
プラズマテレビの寿命の一番の症状はプラズマテレビの画面の明るさの低下です。「画面が暗くなる」「画面の色が出なくなる」「画面全体が真っ黒になる」「画面に筋が入る」などの画面の不具合がでたら寿命の可能性が高いです。プラズマテレビは画面が暗くなっても交換ができませんので、 画面の明るさが50%以下になると寿命だといわれています。
電源が入らない
プラズマテレビの電源が突然入らなくなった場合、寿命の可能性があります。といいますのは電源が入らない原因がプラズマテレビのメインの部品である電源基盤の劣化や故障の可能性があるからです。
基盤が故障した場合は修理や交換をしなくてはなりませんが、電源基盤は高額で70,000円を超えるものもありますので、新しいプラズマテレビを買うことができる金額です。故障を修理せずに新しいプラズマテレビと買い換えることを考えると、電源基盤が劣化した時点で寿命だといえます。
画面に線が入る
プラズマテレビの画面に黒や白や緑色などの横線や縦線が出てきて、日に日に線が増えてくる場合は寿命だといえます。また、線の量が増える以外に線が大きくなることもあります。
映像の色がおかしい
プラズマテレビの映像の色が変色しておかしくなるケースがあります。この場合、バックライトの劣化、各種基盤の劣化の可能性がありますので寿命になります。
バックライトの交換は画目がおかしくなったばかりの初期状態ですと交換することができますが、バックライトの交換はとても高額で新しいプラズマテレビが買えてしまいます。
音声の異常
プラズマテレビの音声が割れたり、途切れたり、聞こえなくなったりなどの音声異常の場合は寿命といえます、音声異常の原因はスピーカーの劣化や故障、基盤の劣化です。
スピーカーの交換だけですと2万円ほどでできるようですが、2万円は考えてしまいますね。基盤の交換ですと70,000円以上はかかる可能性があるようですので新しいプラズマテレビの買い替えができます。
焦げ臭い、煙が出る
プラズマテレビの寿命の症状で一番怖いのは煙が出る、焦げ臭いという症状で火災の原因にもなります。焦げたり煙がでる原因はプラズマテレビ内部の部品の劣化によって放電している可能性があります。
また、ホコリも原因になることがあります。 ただし、煙がでるような危険な症状の場合、製品によっては製造不良の場合もありますので一度メーカーに問い合わせてみることをおすすめします。
電源コードやプラグが熱い
電源コードやプラグの異常から発火する危険がありますので寿命のようです。電源コードやプラグが異常に熱くなる原因は絶縁体の劣化によるものが多いようです。熱い状態のままテレビを見続けていると火災の危険がありますので注意しましょう。
プラズマテレビの寿命の症状の対処法
プラズマテレビに寿命のサインが出た場合、電源を切り、電源プラグを抜きましょう。また、メーカーに連絡することをおすすめします。寿命の症状によっては火災の原因になる可能性がありますので注意しましょう。
プラズマテレビの寿命が早まる原因
日ごろのプラズマテレビの使用状況によって寿命が変わります。テレビの寿命が早まる原因に、一日の使用時間が長い、画面を明るい設定にしすぎる、直射日光が当たる場所に設置している、掃除をしていない、ゲームをしているなどがあります。
使用時間が長い
プラズマテレビの平均的な寿命時間は100,000時間といわれていますので、使用時間が長ければ長いほど寿命は短くなってきます。
画面設定を明るくしすぎる
プラズマテレビの画面を明るい設定にしすぎるとテレビ内部の部品や基盤などに負担をかけますので寿命を早める原因となります。プラズマテレビの画面の明るさを低くすることで寿命は伸びることがあるようです。
直射日光が当たる場所に設置
プラズマテレビに直射日光が当たることでテレビ内部に熱を持ち、部品や基盤の劣化につながる可能性がありますので注意しましょう。もしテレビのそばに日光が入る窓がありましたら、カーテンなどで直射しないよう工夫しましょう。
掃除をしていない
プラズマテレビは内部に熱がこもらないよう通風口から熱を排出していますが、この通風口からホコリがテレビ内部に入ると部品の劣化や故障につながりますので、常に通風口やテレビ表面のホコリをきれいにとりましょう。通風口に掃除機をかけるのもおすすめします。
ゲームをしている
ゲームは明るさや時間などでテレビ内部に負担がかかることが多いです。またゲームによって焼きつきという現象を起こすものがあります。残像とは1箇所にゲームの映像が長時間固定表示されていると画面が変わっても残像が残る症状のことです。1箇所に映像が出続けるものとして点数(スコア)表示がありますね。
プラズマテレビの寿命を延ばす方法
プラズマテレビの寿命を延ばすにはこまめなお掃除が大切です。冷却ファンの部分にホコリが溜まっていると中の基盤への負担が増えて不具合がおきやすく故障しやすくなりますので月に1回~2回が掃除機でホコリを吸いとりましょう。
また、プラズマテレビに直射日光があたるとパネルや本体に熱がこもり負担をかけますので、直射日光が当たらない位置か、カーテンなどで直射日光が当たらないよう注意しましょう。
プラズマテレビの買い替えを検討するタイミング
プラズマテレビに不具合がおきた場合、メーカーに修理サービスがあるか問い合わせ、不具合の原因、修理費用や交換する部品の価格、交換部品の保有などを確認し買い替えを検討しましょう。
修理費用や交換する部品が高額な場合は買い替え時かもしれませんし、修理したくても保有期間を過ぎて部品が無いのであれば修理できませんので買い換えるしかないと思います。
また、アナログから地デジ規格が変更なったときのように4Kが主流になるタイミングやHDMI端子の数が足りないなどの不満を感じているのであれば買い替えも良いと思います。
4Kはソニー、シャープ、パナソニック、東芝といったテレビメーカーから続々新商品が発売されていますが、40インチほどの比較的小型のモデルから60インチを超える大型のモデルもあり、価格も手ごろで50インチで100,000円以下で買い換えることができるようです。修理で基盤の交換に70,000円かかるのであれば買い替えた方がいいですね。
まとめ
テレビの寿命で、プラズマテレビは10万時間といわれていますが、液晶テレビは6万時間、有機ELテレビは3万時間のようです。寿命時間で見るとプラズマテレビが一番長生きですね。
ただし昔のプラズマテレビは3万時間程度のものもあるようです。 テレビを見ていない時は電源を切るなどしてつけっぱなしや連続運転をさけ、プラズマテレビが長生きする使い方をしましょう。