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バレンタインにチーズケーキを渡す意味
毎年バレンタインの時期が近づくと、身近な男性に何を贈ろうかと悩んでしまいますよね。店内は美しさに魅了されるチョコレートで溢れかえり、何を贈ったらいいのか目移りしてしまいます。
ほとんどの女性がチョコレートを選んでいるそんな時だからこそ、趣向を変えてチーズケーキを贈ってみるのもステキだと思いませんか?
チョコレートが苦手な男性でも、 チーズケーキなら喜んで食べてくれるはずです。
そこで気になるのがバレンタインにチーズケーキを渡す「意味」です。バレンタインギフトのスィーツには、それぞれにいろいろな意味があり、中には贈ると失礼にあたるものもあるのです。
そこで、気になるバレンタインギフトとしてのチーズケーキにはどんな意味が込められているのか調べてみたところ・・・驚くことに「特別な意味はない」ことがわかりました。
チーズケーキの他、プリンやシュークリーム、ゼリーや和菓子全般においても、バレンタインギフトとして渡す意味は持っていません。
バレンタインに相応しいステキなメッセージがあるのでは?と期待を抱いていた方には、がっかりさせる結果だったかもしれませんね。
ですが、特別な意味がないチーズケーキだからこそ、チョコレートが苦手な男性にでも気軽にプレゼントできるうれしいギフトなのではないでしょうか。
〈チーズケーキの歴史〉
バレンタインギフトとしてはこれといって意味を持っていないチーズケーキでしたが、チーズケーキの発祥や歴史には、古代ギリシャまでさかのぼる2つの有力な説が言い伝えられています。
一つ目には、「チーズ」と「蜂蜜」を組み合わせた中近東のお菓子がチーズケーキの原型という説です。
紀元前2000年頃に作られた辞書には「蜂蜜チーズ」という単語が出ているくらいなので、チーズケーキの起源ははるか昔からあったのですね。
二つ目には、古代ギリシャにあった「トリヨン」という、チーズプリンに似た食べ物が発祥という説です。
メソポタミアの王朝時代には、チーズを材料としてつくったフルーツケーキが王家のメニューにあったと伝えられています。
現在のチーズケーキとは異なる、あくまでも「チーズケーキっぽい」ものは、はるか昔から食べられていたのですね。
そもそもヨーロッパや中東では、紀元前7000年頃からチーズが食べられていて、それに蜂蜜や砂糖、フルーツなどをトッピングして食べていたのでしょう。
《 ポイント 》
- チーズケーキを渡すのに、特別な意味はない。
- 男性に気軽にプレゼントできるうれしいギフト。
- チーズケーキの発祥や歴史は古代ギリシャまでさかのぼる。
バレンタインに渡すお菓子の意味とは
バレンタインプレゼントの定番といえばチョコレートですが、チョコレートが苦手な人にはクッキーやマカロン、バームクーヘンなどがよく贈られています。
でも、ちょっと待ってください!実はバレンタインのお菓子には秘められた特別な意味があることも・・・意味を知らずにウッカリ渡してしまわないように一緒に確認してみましょう。
バレンタインの「チョコレートケーキ」の意味は?
女性が男性に愛の告白として贈る定番のチョコレートとは違って、チョコレートケーキには特別な意味はありません。
良くも悪くも特別な意味があると渡しにくくなってしまいますが、これといった意味がないからこそ、誰にでも気軽にプレゼントできるのでしょう。
ちなみに、チョコレートケーキには「ホワイト」や「ブラック」、「ガトーショコラ」などがありますが、どれも決まった意味はありませんのでご安心を!
バレンタインの「キャンディー」の意味は?
キャンディーは、甘い味を口の中でいつまでも楽しめるといったところから、「あなたが好きです」という意味が込められています。
バレンタインの「マカロン」の意味は?
愛を告白したい本命の相手がチョコレート嫌いだったら・・・そんなピンチの時に一番おすすめなのがマカロンです。
マカロンが持つ意味は「特別な人」。だからこそ、マカロンは本命チョコと同じ役目を果たすスィーツと言えるでしょう。
マカロンが出来上がるまでには長い時間とたくさんのプロセスがあり、とても手間暇がかかるレシピです。
また、パッケージを開いたとたん目に飛び込む鮮やかな色合いや香りは、気分を盛り上げてくれる効果が高いので、マカロンに含まれた思いは「特別な人」なのです。
バレンタインの「マロングラッセ」の意味は?
ヨーロッパでは男性から女性に「永遠の愛の誓い」を立てる意味を込めて、マロングラッセを贈る習慣があるようです。
チョコレートやキャンディー、マカロンが苦手な男性でも、マロングラッセだったら喜ばれるかもしれませんね。
バレンタインの「バームクーヘン」の意味は?
「木の年輪」を表したバームクーヘンは「円満」という意味を持ったスィーツです。
バレンタインの贈り物として、特別な意味はありませんが、「これからもよろしく」や「末永くよいお付き合いを」といった意味で目上の方にお渡しするのにピッタリです。
バレンタインの「マドレーヌ」の意味は?
二枚貝をモチーフにしたマドレーヌは、「あなたに寄り添いたい」という情熱的な意味のスィーツです。
二枚貝の組み合わせは同じものが二つとないため、バレンタインディーにもらうと重たい…と思われることもあるようです。
反対に、バレンタインの「返事」としてホワイトデーにマドレーヌを贈ると喜ばれますよ。
バレンタインの「キャラメル」の意味は?
口の中で溶けてなくなっても、美味しさの余韻を楽しめるキャラメルは「一緒にいると安心する」という意味を持ったお菓子です。
しっとりとした濃厚な甘さ、そっと寄り添うような温かさを感じるキャラメルがあると幸せな気分になれるので、恋人やご主人に渡すと喜ばれるのではないでしょうか。
バレンタインの「クッキー」の意味は?
焼き菓子の定番といえばクッキーですが、クッキーには「友達でいましょう」という意味が込められています。
サクサクとした軽い食感こそがクッキーの魅力なのですが、これは「二人の関係が乾いている=ドライな関係」を連想して「友達」という意味になるのだとか。
バレンタインの「マシュマロ」の意味は?
今回の記事で最も注意しなければいけないお菓子がマシュマロです。なんと、マショマロには「あなたが嫌い」という、決して間違ってはいけない恐ろしい意味が込められているからです。
由来はその柔らかさにあって「やわらかい=やんわりとお断り」ということなのだとか。
また、口の中ですぐ溶けてしまうことから「早く忘れてしまいたい」とか「長続きしない」など、ネガティブな心理が連想されますので、マシュマロを贈るのは控えたほうが良さそうですね。
ホワイトデーのお返しとしても同じ意味合いになるので、特別な日には好意を持っている相手にマシュマロを贈らないように注意しましょう。
《 ポイント 》
- チョコレートケーキには特別な意味はない
- キャンディーの意味は「あなたが好きです」
- マカロンは「特別な人」
- 永遠の愛の誓いを立てる意味を込めたマロングラッセ
- 木の年輪を表したバームクーヘンは「円満」
- マドレーヌは「あなたに寄り添いたい」
- キャラメルは「一緒にいると安心する」
- クッキーは「友達でいましょう」
- マショマロは「あなたが嫌い」
バレンタインにおすすめのチーズケーキ
一口にチーズケーキといっても、ベイクド、ニューヨーク、レア、スフレなどさまざまな種類があり製法や作り手の好みによってさまざまなチーズケーキが作られています。
あなたはどのタイプのチーズケーキがお好きですか?
ベイクドチーズケーキ
チーズケーキといえば、最もポピュラーな「ベイクドチーズケーキ」のことを指します。「ベイクド」は英語で「焼く」という意味で、場合によってはこれを「ニューヨークチーズケーキ」と呼んでいる人もいるようです。しっかりきつね色になるまでオーブンで焼き上げた濃厚な味わいが特徴です。
ニューヨークチーズケーキ
ニューヨークチーズケーキに明確な定義はありません。強いて言えば、ベイクドチーズケーキの分類に属していて区別するのが難しいチーズケーキです。
ニューヨークチーズケーキは湯せん焼きするのが特徴で、クリーミーで柔らかくまったりとした味わいがあります。
一般的には、他のチーズケーキに比べて「しっとり」「濃厚」「コクがある」といったイメージのものが、「ニューヨークチーズケーキ」と認識されているようです。
レア・チーズケーキ
レア・チーズケーキは、クリームチーズに生クリームを混ぜ合わせたものを固めたもので、オーブンを使わずに冷やして固めるのが大きな特徴です。
クッキーを砕いたクラスト生地を下に敷くこともあります。さっぱりとしていますが、チーズのクリーミーさはしっかりと味わうことができます。
チーズスフレ
「チーズスフレ」は、卵白を泡立てたものを湯せんで蒸し焼きにした、口溶けの良いスポンジタイプのチーズケーキです。
「スフレ」はフランス語で「吹く」という意味ですが、日本発祥のチーズケーキだけあって、海外で目にすることはほとんどありません。
ふわふわしていて口に入れたらシュワシュワと溶けるような、軽い食感のさっぱりとしたチーズケーキです。作り方の特徴として、卵白を泡立ててメレンゲを作って生地に混ぜこみ、湯せんで蒸し焼きにします。
《 ポイント 》
- 最もポピュラーな「ベイクドチーズケーキ」。
- ベイクドチーズケーキの分類に属している「ニューヨークチーズケーキ」。
- オーブンを使わずに冷やして固める「レア・チーズケーキ」。
- 日本発祥の「チーズスフレ」は、海外で目にすることはほとんどない。
最後に
以上、バレンタインにチーズケーキを渡す意味や、他のお菓子に込められた意味について紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
日本のバレンタイン文化は海外に比べて独自の発展を遂げているため、その中でいつの間にか意味が込められるようになったのでしょう。
「キャンディー」「マカロン」「キャラメル」は微妙にニュアンスが違いますが、どれも本命チョコと同じ役目を果たすお菓子なので、好きな人に贈るプレゼントにピッタリですね。
チョコが苦手な意中の人に贈るにはこの中から選ぶと間違いないでしょう。それでは、オシャレで美味しいお菓子と共にステキなバレンタインディーでありますように…。