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お辞儀の作法が間違っていると、恥をかくかも…!
社会人のマナーとして、押さえておきたいのがお辞儀の作法です。なんとなく深く頭を下げておけばよいと思い込んでいる人もいますが、間違えたお辞儀の仕方が身についてしまうと、赤っ恥をかいてしまうかも!
いざというときに恥ずかしい思いをしないためにも、間違えたお辞儀の仕方をチェックしておきましょう。
お辞儀における『NG行為』5選!
お辞儀をするときにすべきではない、NGな行為をご紹介します。
1.歩きながらの会釈
気心の知れた相手や学校行事の保護者のすれ違いなどであれば、歩きながらの会釈であっても問題ありません。しかし、会社で会釈をする場合は、立ち止まり、一呼吸おいて軽く腰を折るのが正しい会釈の仕方となります。
2.階段の上段から下段にいる上司にお辞儀
自分が階段の上段にいるときに、下段から上司がやってきた場合、そのままお辞儀をしてしまうのはマナー違反!
まずは、階段の脇によけて、上司が上がってくるのを待ちます。上司が階段を上ってきて、同じ段になってから腰を折ってお辞儀をしましょう。
3.座りっぱなしでお辞儀
自分が椅子に座っている状態で、相手が立っている場合、座ったまま相手にお辞儀をしてしまうのはマナー違反!
相手が立っているのであれば、自分も立ち上がりましょう。なにか仕事をしている場合であっても、手を止めて相手に合わせて立ち上がり、お辞儀をすべきです。
4.座布団に座ったままの座礼
畳で正座をしているときは、座布団の上に座ったまま相手にお辞儀をすべきではありません。正座をしているときにお辞儀をするときは、座布団から降りて、お辞儀をするのが礼儀です。
5.頭だけ下げるお辞儀
頭だけをペコっと下げるお辞儀は、会釈にもなっていない行動なので、失礼な行為といえます。軽く会釈をするときも、ビジネスの場面であれば、一度立ち止まって腰を折って頭を下げるお辞儀をするのがマナー。
首だけを上下に動かしただけの挨拶を、お辞儀と勘違いしてしまうのは、大人であれば赤っ恥をかいてしまう原因につながります。
正しいお辞儀の仕方
正しいお辞儀の仕方は、以下の通りになります。
- 相手と向かい合い、ひじから指先×2の距離をとる
- 男性は太ももに指先をそろえ、女性はおなかの前で指先を重ねる
- 15°ほど腰を折るのが会釈
- 30°腰を折るのが敬礼
- 45~90°ほど腰を折るのが最敬礼
首だけを下げるのは、会釈にも当てはまりません。また、お辞儀の持つ意味についても把握しておきましょう。
- 会釈…同僚などとすれ違うときにする
- 敬礼…一般的なお辞儀
- 最敬礼…クレームや謝罪を行うときに行う
謝罪などを心を込めて行う際は、最敬礼を90°で行うなど適材適所で使い分けましょう。
まとめ
お辞儀と一口にいっても、いろいろな種類があります。状況に合わせ、どのようなお辞儀をすべきかを見極めましょう。