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高級なお寿司を食べるときはマナーを守るべし
昨今では、ファミリーや友達とわいわい楽しくお寿司を楽しめる、回転ずしが身近な存在として定着しています。回転ずしであれば、ある程度自由にお寿司を食べても許されますよね。
しかし、高級なお寿司を食べるときは、お寿司を食べる順番や食べ方などのマナーを守ることが必須!初めて訪れた高級なお寿司屋さんで、恥をかかないためにも、守るべきお寿司の食べ方を知っておきましょう。
実は間違っている『お寿司の食べ方』7選!
お寿司屋さんでは絶対にすべきではない、NGなお寿司の食べ方をまとめました。
1.シャリやネタに醤油をつけすぎる
お寿司を食べるとき、ネタとシャリにべったりと醤油をつけてしまうのはNG。醤油は味が濃いため、つけすぎるとネタの風味を損ないます。味のわからないお客さんとして板前さんの目に映ってしまい、印象が悪くなります。
2.脂が乗っているネタから食べ始める
味が淡白なものから、徐々に脂が乗っているものを食べ、タレのついたものを楽しんで巻物で終わるのがツウの食べ方です。厳守しなければならないわけではありませんが、ネタが本来持っている風味を最大限に楽しめる順番の食べ方です。
脂が乗っているものから食べても問題ありませんが、ツウの食べ方は知っておいて損はありません。
3.シャリとネタを別々に食べる
お寿司のネタだけを取って食べることを、追い剥ぎといいます。マナー違反であり、シャリだけを残してしまうのは非常に失礼な行為。シャリを少なめにしてほしいときは、オーダーするときに「シャリを少なめにしてください」と一言添えましょう。
4.一口で食べず、何度の噛み切って食べる
寿司職人は、シャリとネタのバランスを考慮して、一口で食べるよう設計してお寿司を握っています。それなのに、お寿司を何口にも分けて食べてしまうのはマナー違反。あごの不調や口内が特別狭い状態でなければ、一口で食べるよう心がけてください。
5.ゲタを手前に下ろして食べる
数種類のお寿司がゲタに並んだ状態で提供された場合、ゲタを自分の手元に下ろして食べるのはマナー違反です。ゲタは下ろさず、手早くお寿司を食べましょう。
6.最初に椀物を食べる
椀物は、お寿司を食べ終えるときの合図として最後に食べる人が多いメニューです。猫舌であれば、食事の最後に向けて少し早めにオーダーすることもあるでしょう。
しかし、最初に椀物を頼んで食べてしまうのはよくありません。椀物は超高級すし店などで最後の合図に出されることが非常に多いため、最後に食べましょう。
7.「おまかせ」や「おきまり」を好きなものから食べる
初めて行くお寿司屋さんで、おまかせを頼むのはNG!おまかせとおきまりの違いを、正しく把握しましょう。
- おまかせ…通いなれたお寿司屋さんで、おすすめのものを握ってもらう
- おきまり…上や特上、松竹梅などのきまりのあるメニュー
初めてのお店は、板前さんがお客さんの好みを把握していないためオーダーするのはマナー違反となります。
また、おまかせとおきまりは、左からお寿司を食べるのがマナーです。味が薄いものが左にあり、右に向かうにつれて味が濃くなっていくよう配置されています。二段になっている場合は、手前の左端から食べ始めましょう。
正しいお寿司の食べ方
正しいお寿司の食べ方は、以下のようになります。
- 白身などの淡白なものから食べ始める
- お醤油はネタの先端に少量つけ、ネタを下にして一口で食べる
- 脂の乗ったネタのあとに、あっさりしたネタを食べるときはガリで口をさっぱりさせる
- 椀物は最後に食べる
食べるときのマナーは数が多いので、シミュレーションしておくと失敗しにくくなりますよ。
そのほかにも、匂いのきつい香水をつけていったり、お店でタバコを吸うのはNG。お寿司の風味を損なうだけでなく、周囲の人やお店にも迷惑をかけてしまいます。
まとめ
高級なお寿司を食べるときは、マナーをしておきましょう。自分の好きなものだけを、好きなだけ食べるのはNG。お寿司屋さんが見ていて気持ちいいと感じてもらえるような、お寿司の食べ方を心がけてくださいね。