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冷凍庫を開けたらアイスや冷凍食品が溶けていた…!
皆さんは、冷凍庫を開けた際にアイスや冷凍食品が溶けかかっていた経験はありませんか。昨日までは普段通り使えていたはずなのに、なぜか冷え方が弱くなっていると感じる冷凍庫…「もしかして故障してしまったのでは?」と慌ててしまいますよね。
冷凍庫が冷えなくなってしまう原因は、冷蔵庫自体の劣化や故障も考えられますが、まずは冷蔵庫の扱い方や手入れに問題がないか確認してみましょう。
冷凍庫が冷えにくくなっている場合、意外と冷凍庫や冷蔵庫自体の扱い方に問題があったり、冷凍庫内のお手入れが行き届いていないことが原因であったりするケースも多いです。
確認して!冷凍庫が冷えなくなってしまうNG行為5選
冷凍庫が冷えにくくなったと感じる場合、故障を疑う前に冷凍庫が冷えなくなっている原因に、普段の扱い方やお手入れが影響していないかを確認しましょう。もしかすると、冷蔵庫の扱い方に問題があるのかもしれません。
1.霜が冷凍庫の冷却口を塞いでいる
冷凍庫が冷えにくくなる主な原因は、冷凍庫に残った水分によって霜ができてしまうことです。様々な原因で霜ができてしまいますが、霜が出来過ぎてしまい冷凍庫の冷却口を塞いでしまうと、冷却機能が正常に作動しません。
冷却口から冷気が入り込まないことで、冷凍庫の中の温度が上がってしまい、食品が溶けてしまうケースは非常に多いので、小まめに冷凍庫内の霜を落とすようにしましょう。
2.冷凍庫を閉め忘れていることが多い
冷凍庫を閉め忘れていたり、「すぐにまた食品を取り出すから」と開けっ放しにしていませんか。冷凍庫を閉め忘れていることが多いと、外の暖かい空気が冷凍庫内に流れ込み、冷凍庫を冷えにくくしてしまいます。
また、暖かい空気が庫内に入り込むことで、冷凍食品やアイスなどの袋に水滴がつき、冷凍庫を閉めた後に霜に変化してしまうケースも多いです。蒸発した水分が冷凍庫内に残ることで、霜がたくさん出来てしまい、前述した冷却口を塞ぐ原因となります。
3.冷凍庫を頻繁に開け閉めする
冷凍庫を閉め忘れていなくても、頻繁に開け閉めする場合は要注意です。冷凍庫を頻繁に開け閉めすることは、暖かい空気が流れ込む頻度が高くなるということです。
前述したように、暖かい空気が流れ込むことで、食品が冷えにくくなるだけでなく、霜を作り出す原因となるため、冷却機能が正常に作動しにくくなり、冷凍庫内全体が冷えにくくなってしまいます。
4.食品を濡れた状態で冷凍庫へ入れる
食品を冷凍庫に入れる際、食品のパッケージや食品を入れたフリーザーバッグに水滴がついていませんか。食品を濡れた状態で冷凍庫へ入れると、濡れた部分から霜が出来たり、水滴が蒸発し、冷凍庫内全体に霜を作ってしまいます。
すると、冷却口を塞いでしまったり正しく食品を冷やすことができなかったりするため、冷凍庫が冷えにくくなる原因となります。
5.節約のために冷凍庫の温度設定を「弱」にする
冷凍庫や冷蔵庫の温度設定を「弱」にすることで、必要な電力が低くなるため、電気代節約につながります。しかし、節約のために冷凍庫の温度設定を「弱」にすると、その分、冷凍庫が冷えにくくなり、環境によっては冷凍庫内の冷却機能が上手に活用できなくなる恐れがあります。
冬場は室内の気温も下がっているため、冷凍庫の温度設定を「弱」にしても影響がないケースが多いですが、温度設定を「弱」にした状態のまま夏を迎えると、冷凍庫が室温の影響を受け、上手く冷やすことができなくなる恐れがあるのです。
冬場に温度設定を「弱」にしている場合は、夏場になったタイミングで温度設定を変えるようにしましょう。
冷凍庫の霜は定期的に取り除こう!霜を落とす方法を解説
冷凍庫が冷えにくくなる原因は、霜によって冷却口が塞がれていることが多いです。冷凍庫にできた霜は、定期的に取り除き、常に冷凍庫内を最高のコンディションに整えておきましょう。
ここでは冷凍庫の霜を落とす方法を解説します。冷凍庫の霜を落とす際は、冷凍庫にある食品をクーラーボックスなどに移してから作業を開始しましょう。
- 軽くお湯などで湿らせたホットタオルで霜を拭き取る
- ホットタオルで拭き取れない場合は、霜が溶けるまで冷凍庫を開放しておく
- 霜が溶けてから冷凍庫内を乾拭きする
取れない霜を無理に剥がそうとすると、冷凍庫内を傷つけたり壊してしまう恐れがあります。ホットタオルで取れない霜は、冷凍庫をしばらく開けっ放しにして、ある程度溶かした状態で拭き取る方法が効果的です。
冷凍庫は定期的に霜を落とすお手入れを!
いかがでしたでしょうか。冷凍庫が冷えにくくなる主な原因は霜です。霜で冷却口を塞がないよう、定期的に霜を落として清潔な状態に保つようにしましょう。今回紹介した原因を改善しても直らない場合は、メーカーに問い合わせてください。