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電車内でのスーツケースの置き場所はどこがいい?
電車内のスーツケースの置き場所は多くありません。網棚の上か、座れた場合は自分のすぐ目の前に置くか、座れなかった場合は自分の目の前かすぐ横に置くかでしょう。
新幹線や特急電車では網棚の上に置く光景もよくありますが、ローカル電車内では網棚の上に乗せるのが難しいでしょう。止まっている時でも多少なり揺れていますし、高い場所に乗せなければならない難しさがあります。
人の出入りもあるので、周囲の方に気を使いながら乗せなければなりませんし、降りる際には、網棚から降ろすのも大変です。
網棚の上にスーツケースを置ければ、電車内のスペースを空けることはできますが、混雑した電車内や、身長が低い、あまり力がない人にはかなり無理があります。
ローカル電車内にスーツケースを持ち運ぶ場合
自分の体に密着させるようにして、出来るだけ周囲の邪魔にならないように置きましょう。また、大きなスーツケースを持ち運ぶ際は、周囲の邪魔にならないように通勤時間帯や帰宅ラッシュの時間帯を避ければ自分もストレスにならずに済むでしょう
座れる場合は一番端の席を選ぶ
もし、座ることができるようであれば自分の目の前にスーツケースを置いて、動かないようにしっかり押さえておくようにしましょう。出来れば座る位置も一番端にすると、横の人にぶつけてしまう心配が少なくなります。
車両と車両の間の車内ドア付近の中ほどに立つ
混雑時間帯で乗車時間が長い場合は車内の中ほどに移動した方が良いでしょう。
出入り口付近の方が楽ですが、混雑した時間帯の長時間乗車の場合、停車駅のたびに乗降者の通行の邪魔になり、ぶつけたりぶつかったりでお互いにストレスにもなりますし、車内トラブルの元になってしまう事も無きにしも非ずです。
このような場合は車内の中ほどまで移動して、できれば端の位置を確保し、スーツケースを端の方に置いてしっかり押さえて立つとよいでしょう。
1~2駅程度で降りる場合は出入り口付近に立つ
数分程度の乗車の場合、車内の中ほどまで入ってしまうと、大きなスーツケースを引きずり、乗降口まで移動するのは大変です。その際に他の人の邪魔になったり、ぶつけてしまったりすることもあります。
ほんの数駅で降りる場合は、出入口近くで、しっかりスーツケースを自分に引き寄せて、倒れたり動いたりしないように押さえて立つのが良いでしょう。
比較的空いている最後部車両に乗る
最後部の車両は比較的すいています。人が少ない方が楽ですし、最後部の車両に乗ると邪魔になりにくいかもしれません。
また、先頭車両や連結車両の一番前には車椅子スペースがある車両があります。車いすの方やベビーカーをお持ちの方が、当然最優先となりますが、もし該当の方が乗ってこない場合はこのスペースにお世話になると良いでしょう。
電車内にスーツケースを持ち運ぶ場合、混雑時であれば自分の目の前にスーツケースを置き、比較的空いている場合は、自分の体の横にスーツケースを置くようにすると良いでしょう。
立っている時に自分の目の前にスーツケースを置くと、座っている人の膝あたりにぶつけてしまうことがありますので十分注意しましょう。
満員電車のスーツケースはマナー違反になる?
スーツケースを電車の中に持ちこむ際、常にスーツケースは自分の手の届く範囲に置いておくということは基本のマナーとなります。
仮に網棚の上に置く場合も、スーツケースに手を伸ばして届く範囲にいるようにしましょう。
また、通勤ラッシュなど車内が混雑している時間帯には無理に乗らないようにしましょう。あるいは別の交通手段を使う判断をすることも大事です。
また、最近はスマホを触りながら電車に乗っている人が大変多いと思いますが、スマホに意識が集中していると、電車が揺れたときにスーツケースをしっかり固定しにくくなります。
スーツケースはしっかり押さえておないと、電車の中で動いてしまい、他の方への迷惑になります。スーツケースを持ち運ぶ際は、電車に乗る時のながらスマホは我慢しましょう。
満員電車内にスーツケースを持ち込むのは、正直なところ迷惑に思われるケースが圧倒的に多いようです。
《 ポイント 》
- スーツケースの持ち込みは満員電車は避ける。
- 通勤や帰宅ラッシュ時間帯は、予約制のバスや特急電車など別の交通手段を考える
- スーツケースを持っての電車内のながらスマホはやめる。
電車の網棚にスーツケースを載せるのは危険?
電車の網棚にスーツケースをサイズ的に載せる事が可能なスーツケースは、Mサイズ(50ℓ)の、横幅が38~40cmのもの以下であれば、荷物棚に乗せることができます。
しかし、Mサイズのスーツケースは3~5泊分の荷物を入れることが可能なので、重量が重くなり、人によっては20kgほどの重さになることも多々あります。
このような重いスーツケースは、荷物棚への上げ下げが非常に大変ですし自分だけでなく周囲の方の怪我やトラブルに繋がる恐れがあります。
また、電車が急ブレーキを欠けた際、重いスーツケースが頭上の網棚から落ちてくるケースもあります。荷物棚の幅やスーツケースの重さをしっかり考慮したうえで、荷物棚に載せても大丈夫かどうか考えた方が良いでしょう。
実際に、頭上の網棚からスーツケースが落ちて怪我をし、乗客どうしが揉めるようなトラブルは発生しているようです。
電車内にスーツケースを持ち込むときの注意点
ここまでにご紹介したことが、電車内にスーツケースを持ち込む際の注意点になりますが、複数のスーツケースを持ち込むような場合の注意点についてご紹介したいと思います。
スーツケースを2個持ちこんでいる場合は、荷物棚に乗せられるサイズの軽いものは荷物棚に置きます。車内が混雑し、荷物棚に十分なスペースがない場合は、1つを荷物棚に置き、もう1つは自分にしっかり引き寄せて持つようにしましょう。
また、降車時には、荷物棚からスーツケースを下ろす際、もう1つの方の手持ちの方のスーツケースが動いたり倒れたりしないように十分に注意しましょう。
最後に
やむを得ない場合もあるかもしれませんが、満員電車内への大きなスーツケースの持ち込みはなるべく控えるべきでしょう。ご自身のストレスにもなりますし、周囲の方への迷惑になったり、怪我などにつながることもあります。
他の交通手段を使うようにしたり、混雑のない時間帯に移動を済ませておいたり、スーツケースを事前に宿や空港等に送っておくような手配も可能です。もし可能であれば、混雑時間帯の移動をともなう場合は、これらの中から代案を検討してみてはいかがでしょうか。