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多くのおかずに活躍!初夏から初秋が旬に当たるナス
今では1年中スーパーなどで見かけるナスですが、正しい旬の時期は初夏から初秋にかけてと言われています。
そんなナスは、夏野菜の中でもおかずとして様々な活用の仕方があり、料理に役立つ食材の1つです。煮浸しや炒め物、さらに蒸し料理など、アイデア次第で使い方の幅が広がる食材です。
また、ナスは水分を多く含み、カリウムや食物繊維も多く含まれているため、水分補給が必要な夏に最適な食材といえます。
危険な食中毒症状も…食べてはいけない『ナス』5選
夏が旬のナスですが、水分量が90%以上と非常に多いため、あまり日持ちしない食材としても知られています。腐ったナスを食べてしまうと危険な食中毒症状を引き起こす恐れもあるので、以下のようなサインが現れたナスは食べずに廃棄してください。
1.カビが生える
ナスは下手の部分からカビが発生することが多く、時間が経てば経つほど、徐々にカビの面積が広がっていきます。
カビが生えてしまったナスは、すでに不衛生な状態なので食べることはできません。多く余っていたとしても、無理に食べずに必ず廃棄するようにしてください。
2.ヘタの部分がシナシナになる
ナスのヘタは、ナスの鮮度を表していることが多いです。そのため、ナスのヘタ部分がシナシナになっている場合、ナス自体も鮮度が失われていると考えるべきです。
「ナスのヘタがシナシナになっているだけだから」とナスを切ってみると、中が黒く変色していたり、水分でグチョグチョになっていたりするケースも多いです。
ヘタの部分がシナシナに萎れてしまっている場合、前述したようにすでに傷んでいることが多いため、そのまま捨てるか、あるいは一度切って中を確認してみましょう。
3.弾力がなくぶよぶよと柔らかくなる
水分量が全体の90%と非常に多いナスは、時間が経過し傷み始めると、徐々に弾力がなくなっていきます。ハリやツヤがなくなったナスは、含まれている水分によって、ぶよぶよと柔らかくなります。
このように触った時にぶよぶよと違和感を感じる柔らかさになってしまったナスは、すでに傷み始めていたり中が腐っていたりすることが多いです。食べずに廃棄するようにしてください。
4.茶色く変色している
ナスが腐っているサインとして、茶色く変色していることも1つの目安となります。傷のような茶色い部分は、単純に収穫時にできてしまった傷なので、問題はありません。
しかし、明らかにナスの全体が紫色から茶色く変色している場合は、ナスの鮮度が失われ、腐っているサインです。また、中身が白色から茶色、あるいは黒色に変色している場合も腐っているサインなので、食べずに捨ててください。
5.水分が漏れ出てぬるぬるする
水分量が多いナスは、鮮度が失われて傷み始めると、中の水分が漏れ出てきます。同時に、ナスと絡み合い、触るとヌルヌルとした不快な感触になります。
正常なナスはぬめりがなく、ハリツヤがしっかりと出ているのに対し、腐っているナスは水分が漏れ出てぬめりが生じ、ハリがなくなりぶよぶよになります。
ナスはあまり日持ちしない?正しい保存方法を解説
上記で紹介したようなサインが現れたナスは、すでに傷み始めているか、腐っています。では、日持ちしにくいと言われているナスは、実際どのくらい日持ちするのでしょうか。
ナスは日持ちしにくい…保存期間は最長10日ほど
ナスは日持ちしにくい食材のため、購入した日から状態を確認する必要があります。一般的に正しく保存することで、最長10日ほど日持ちすると言われていますが、保存環境によっては1週間も経たずに傷んでしまうことも珍しくありません。
ナスの正しい保存方法
日持ちしにくいナスをなるべく長く日持ちさせるためには、正しい保存方法を実践することが大切です。ナスは低すぎる温度環境では低温障害を引き起こす恐れがあるため、基本的には野菜室で保存することが求められます。
- 1本ずつラップで包みジップ式の袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
冷蔵庫で保存する場合は、以上の方法で保存が可能です。水分はしっかり拭き取った上でラップに包むようにしてください。
また、冷凍保存する場合は、ナスを輪切りや使いやすい大きさ、形に切った上でフリーザーバッグに入れます。そのまま冷凍庫に保存することで、約1ヶ月ほど保存が可能です。
日持ちしないナスはなるべく早く食べきって
いかがでしたでしょうか。日持ちしないナスは、賞味期限目安に限らず、早めに食べ切るべきです。特に夏場は、賞味期限が短くなりがちなので、購入してから5日以内に食べ切ることを目標にしましょう。