目次
実はダニの温床!見逃しがちなマットレスのダニ
ダニが発生しやすい場所と聞いて、真っ先に思い浮かぶ場所が寝室の寝具周辺ではないでしょうか。布団やシーツ、枕といった直接肌に触れるものは、ダニが潜んでいると影響を及ぼしやすいので、多くのご家庭で対処していると思います。
しかし、意外とベッドのマットレスは大きくて重いものが多く、簡単に選択できないため、ダニ対策を怠りがちです。マットレスは他の寝具と同様、ダニが発生しやすい場所なので、きちんと定期的に駆除と予防をしなければいけません。
ダニはどんな環境を好むの?
そもそもダニはどのような条件の環境を好んで発生するのでしょうか。
- 温度20℃
- 湿度50%
- フケや垢などの汚れ
- 暗い場所(日光が当たらない場所)
このような条件が揃っていると、ダニが発生しやすくなります。見ただけでも日本の室内環境と、なおかつ寝るために使う寝室が頭に浮かびますよね。
マットレスのダニを根こそぎ退治する方法5選
マットレスを始め、ダニは温度20℃、湿度50%、フケや垢などの汚れが多い場所を好んで発生します。反対に、高温と乾燥には弱い性質を持っているため、この性質を踏まえて対処することで、マットレスのダニを根こそぎ退治することができます。
1.マットレスのカバーを洗濯・高温で乾燥
ベッドのマットレスの種類によっては、マットレスにカバーが付いているものがあります。このタイプのマットレスであれば、カバーを取り外して、洗濯機で洗濯する方法が最も簡単です。
ダニは高温と乾燥に弱いので、なるべく60℃〜70℃ほどの熱湯で洗濯するようにしたり、洗濯機に搭載されている乾燥機能を使い、高温で乾燥させることで駆除することができます。
2.ベッドクリーニングでマットレスそのものをクリーニング
最近は、家事代行サービスなども幅広く普及しています。その中にはベッドクリーニングと呼ばれるベッド周辺のクリーニングを行ってくれるサービスを提供している代行業者もあります。
プロの技でベッドのマットレスをクリーニングしてもらうことで、ダニの駆除だけでなく、マットレスに染み込んだ汗じみなどの水分やひっそりと繁殖していたカビなども綺麗に取り除いてくれます。
3.布団乾燥機を朝晩2回行う
家電量販店などで必ず置かれている布団乾燥機を使うことで、ダニを定期的に死滅させることができます。布団乾燥機は、高温で布団を乾燥させる家電です。布団とマットレスの間に入れることで、布団だけでなく、マットレスも高温で乾燥してくれます。
高温と乾燥はダニにとって悪条件な環境なので、とても効率的に駆除することが可能です。しかし、1度ではなかなか死滅しないので、朝晩2回を目安に行うことを推奨します。
4.ダニ駆除用スプレーを活用する
最近は、ドラッグストアなどでもダニ駆除用のスプレーが販売されています。ダニを駆除するスプレーとして販売されているため、マットレスに対して使うことができ、便利です。
また、マットレスだけでなく、カーペットや布団、カーテンなどにも使うことができます。1つ持っておくと便利なので、ダニに困っているという方は購入しておきましょう。
5.窓際に立てかけてマットレスを乾燥させる
定期的にマットレスを窓際に立てかけ、乾燥させることも忘れずに行いましょう。日陰干しすることで、直射日光で傷む心配もありません。
マットレスは底部分に湿気が溜まっていることが多いため、定期的に立てかけて乾燥させることで、マットレスの底に溜まった湿気を蒸発させることができるのです。また、マットレスの負担を軽減させるためにも、定期的にマットレスの上下を反転させることは大切です。
ダニを退治したらダニ予防も忘れずに!
上記の方法でダニを退治した後は、そのままにせず、ダニ予防を忘れずに行いましょう。ダニを予防する方法はいくつかあるので、ご家庭に合わせて選びましょう。
- マットレスの下にダニ予防シートを敷く
- 除湿効果のある敷きパッドをマットレスとシーツの間に挟む
- ダニ予防スプレーをマットレスに噴射する
- 寝室を頻繁に換気する
- ベッドシーツをこまめに洗濯する
- ベッドシーツを防ダニ効果のあるものに替える
- 朝起きた後に必ず布団をめくる
たくさんのダニ予防対策法がありますが、どれか1つではなく、いくつかできる範囲の予防策を定期的に、あるいは毎日行うことが大切です。湿度を上げないためにも、朝起きた後の布団めくりや寝室の換気は毎日行いましょう。
マットレスは定期的にダニ退治とダニ予防を
布団のように気軽に洗濯できないマットレスは、今回紹介したような駆除方法でダニを退治することができます。また、ダニを退治した後は、必ずダニ予防を行うことで、よりマットレスがダニの温床になるのを防ぐことができます。ぜひ今日からできる範囲で実践してみてくださいね!