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レモンに含まれているリモネンが掃除に活用できる
レモンが掃除に活かせる理由は、レモンに含まれているリモネンという成分に油汚れを落とす作用があるからです。油汚れにリモネンが染み込むと、どんなに頑固な油汚れもやわらかくして落としやすくしてくれるのです。このリモネンの作用を使って掃除をしてみましょう。レモンに含まれているクエン酸や香りにもお掃除に活かすことができます。
レモンで掃除をする活用方法5選!
①電子レンジの油汚れを落とす
電子レンジは飛び散り汚れによって汚れがたまってしまっています。とくに油汚れやニオイは水拭きしただけでは落ちにくいですよね。電子レンジ用のクリーナーを使っても油汚れのベタベタやニオイが落ちずに困っているとき、レモンを使ってみてください。
掃除の手順
- 耐熱容器に水とレモンを入れます。耐熱容器がなければマグカップなどでもOKです。
- 高温に設定して電子レンジを温めます。耐熱容器に入れた水がお湯になると蒸気が発生します。
- その蒸気によって電子レンジ内の頑固な汚れをやわらかくすることができます。
- 蒸気によって汚れをやわらかくすることができたら、拭き掃除をして汚れを拭き取ってください。
電子レンジで液体を加熱すると「突沸」の危険があります。「突沸」とは、表面下で温まった液体が、突然噴射するような現象です。
シチューやカレーなど粘り気のあるもののほうが起こりやすい現象ですが、水やコーヒーでも起こります。
また加熱中になるだけではなく、電子レンジで加熱が終わったミルクのカップを取り出してからなることもあるのです。
そのため、液体を電子レンジで加熱したら、電子レンジの扉を開けてから少し様子を見てゆっくりと取り出すようにしましょう。
②ポットやカップの着色汚れを落とす
紅茶を飲むときのポット、コーヒーを飲むときのマグカップ、緑茶を飲むときの急須など、着色汚れが気になりますよね。スポンジでゴシゴシ擦ったところで簡単に落ちてはくれません。毎日キレイに洗っていても着色汚れはついてしまいます。そんな頑固な着色汚れもレモンを使って落とすことができます。
掃除の手順
- ポットやマグカップや急須の中にレモンを入れ、沸騰したお湯を注ぎます。
- そのまま着色汚れが落としやすい状態になるまで5分から10分ほど放置します。
- お湯を捨てたらいつものようにスポンジを使って洗います。
③ガスレンジ周りのベタベタ汚れを落とす
ガスレンジ周りは油汚れや食べ物の飛び散りなどでベタベタしやすいですよね。壁にも油や食べ物が飛び散ってしまっているのではないでしょうか。そんなときもレモンを使って掃除することができます。
掃除の手順
- レモンの切り口に塩を少しだけつけます。
- そして、ベタベタ汚れが気になる部分を擦ります。浮き出してきた油汚れはキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
- 仕上げは水拭きでも良いですし、キッチン用のクリーナーを使って仕上げても良いです。
※ガスレンジ周りの壁を掃除する場合には、レモンの酸に弱い素材でないかを確かめてから使うようにしましょう。素材によっては壁を傷めてしまう可能性がありますので注意してください。
④鏡の水垢を落とす
お風呂の鏡って、水垢ですぐに白くなってしまいますよね。水垢はアルカリ性の汚れです。酸性であるクエン酸で落とすことができます。お料理で使ったレモンを捨てる前に、レモンに含まれているクエン酸で鏡の水垢を落としておきましょう。
掃除の手順
水垢を落とすことができるだけではなく、曇り止めの効果もあるのでおすすめです。
まとめ
「あの汚れがなかなか落ちない…」という部分があれば、ぜひレモンを使って掃除してみてください。洗剤や薬剤では落ちなかった頑固な汚れがスルンと落ちてしまうかもしれません。レモンの爽やかな香りも広がるので、掃除も楽しくなりますよね。
前述のとおり、レモンはクエン酸掃除と同じ意味合いになります。そのためアルカリ性の汚れに強いわけです。水道水に含まれているカルキによって、キッチンのシンクに白いカルキ汚れがついたり、浴室の水道蛇口にも曇りができたりします。
そのカルキを簡単に落としてくれるのがレモン。使い終わったレモンでシンクや蛇口をこすり最後に水で流すだけでピカピカに戻りますので是非一度お試しください。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
そのため酸性のレモンは、アルカリ性の汚れ落としに向いています。