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ベッドでベランダを塞ぐのは基本的にNG!
ベッドでベランダを塞ぐのは基本的にNGです。また、ベランダ以外にもクローゼットの前やドアの前など出入り口を塞ぐ配置は部屋の中の移動がしにくくなるので良くないとされています。
部屋の大きさや間取りによって、ベランダ側にしかベッドを置くスペースが無い場合があると思いますが、窓際は外気の影響を受けやすく、特に冬の底冷えする冷気は、体調や睡眠の質にも影響を与えるので、注意と工夫が必要になります。
<ベストなベッドの配置条件>
部屋の間取り上可能な場合は以下の通り配置してみましょう。
- ベッドでベランダを塞がない。
- 窓際を枕元にはしない。枕元は壁に向けるのがベスト。
- ベランダ側に足を向けた配置がベスト
- クローゼットの前は、90㎝前後の空間を作れるように配置する
- 部屋の中の導線(通路)として、幅50㎝程度は確保する。
ベランダ側の窓際やクローゼットの前には出来るだけ広い空間を確保しましょう。
ベッドでベランダを塞ぐデメリット
ここでは、ベッドでベランダを塞ぐデメリットについてご紹介します。
窓際は、たとえ窓を閉めていても外気の影響を受けやすい場所です。冬場は外は冷たく室内は暖房で暖かい、夏場は外は暑く室内はエアコンで冷えているなど、室内温度と外気の温度差が発生しやすい時期になると、結露が発生しベッドのマットや布団に湿気がこもり、カビが発生しやすくダニの育ちやすい環境になります。
また、ベランダ側は窓が大きいため外からの土埃なども入りやすく、綿埃などサッシの桟には汚れがたまりやすいのですが、ベッドでベランダを塞ぐことで掃除がしにくくなります。
ベランダ側の窓が幹線道路に面していると、外の騒音は四六時中かなり気になります。特に、救急車やパトカーのサイレンの音は、日夜関係なく響き渡ります。このようなことを考えると、ベッドの配置場所としてベランダを塞ぐ位置に置いてしまうことのデメリットはかなり大きいですね。
<ベランダ側の窓沿いにベッドを配置するデメリット>
- 季節によって冷気や熱気が直撃するため、寝苦しく睡眠の質が下がりやすい。
- 結露が発生しやすい場所なので、ベッドのマットや布団にカビが生えやすい。
- ベッドが邪魔して、窓の掃除がしにくい。
- 外の騒音がダイレクトに届き、安眠を妨害しがち。
ベッドでベランダを塞ぐのは風水的にもNG
ドアの近くと同様に、特にベランダの窓辺は気の流れ道のため、落ち着かない場所とされています。そのため、風水的にはベッドでベランダを塞ぐような配置にはせず、ベランダや窓からは離れた場所に設置することが基本だそうです。
また風水では、モノとモノの間にできる隙間には、強い気の流れがあると言われており、その隙間の近くは落ち着きがなくなるため、ベッドと壁の間に隙間ができないように配置すると良いと言われています。
<風水的に気を付けるべきベッドの配置>
- ベッドはベランダの窓沿いに置いたり、窓際に来る配置は避ける。
- ベッドがドアなど出入口の正面になるような配置は避ける。
- ベッドは壁際か、頭の先が壁になるように配置する。
- ベッドと壁の間は隙間ができないようにつける。
ベッドをベランダ寄りに配置するメリット
ベランダを塞ぐ位置にベッドを置いてはいけないことや、ベストなベッドの配置場所について紹介いたしましたが、間取りや広さによっては、むしろベッドをベランダ側の窓に沿って配置することで得られるメリットもあります。
- 大きく場所を占めるベッドをベランダ側の窓に沿って置くことで、部屋を広く使える。
- 他の家具の配置がしやすくなる。
- 朝日を感じることが出来る。太陽の光を感じられ、朝目覚めやすい。
- 南向きのベランダ側に沿っての配置であれば、そのまま布団乾燥が出来る。
特に、ワンルームや1Kなど単身用の部屋で見た場合は、上記のようなメリットの方が感じやすいかもしれませんね。
ベッドを窓際に配置しながら快適にするコツ
ベッドはベランダや窓辺を塞ぐ位置には置かない方が良い…ということが基本。ですが、マンションやアパートなどの賃貸物件であったり、一人暮らし用のワンルームや1Kの物件になると、理想的なベッドの配置場所を確保することは、かなり難しいケースも多いでしょう。
なるべく寝室に向いている物件を探したいところではありますが、寝室で理想のベッドの配置場所まで確保は出来ない場合は、いくつかの方法を取り入れることにより、これまでにご紹介したデメリットをほぼ解消することは可能です。
窓際のベッドを快適にするコツ
- 長めの機能性カーテンで、冷気や熱気、騒音や光を遮断しカビを防止する。
- カーテンレールカバーの併用でさらに効果アップ!
- 布団乾燥機の使用で、防カビ抗菌!ダニを寄せ付けない!
カーテン選びは重要ポイント
夏場は、陽当たりが良すぎる位置で熱気がこもる、冬場は底冷えする冷気が入り込み寒さが厳しいといった配置になってしまう場合は、遮熱・遮光、保温機能のあるカーテンを選びましょう。
外気と室温の温度差から生じる結露の防止や、ベランダだけでなく日当たりの悪い窓にも効果的です。また、これらの機能に加え、抗菌や防カビ機能のあるカーテンもありますので、購入の際に、カーテンの機能をよく確認したうえで、これらの機能を持つカーテンを選ぶことをおススメします。
外の騒音も完全ではないにせよ、防音機能のあるカーテンである程度は軽減されます。カーテンの長さは、ベランダ側の出入り可能な窓辺であれば床までしっかり届く長さを選び、壁際の窓であれば、窓の下10㎝~15㎝程度までは隠れる長さのサイズを選ぶと外気からの影響を受けにくくなります。
もし余裕があれば、カーテンレールの上部からカーテンのレール部分下までをカバーすることで、夏場はエアコンの冷気漏れを防ぎエアコンの効きが良くなり、冬場は冷気の入り込むのをさらに防いでくれるので室内の温度を保てますし、こちらもまた暖房器具の効きもよくなります。
布団乾燥機で防カビ抗菌
また、ベッドのマットや布団の防カビや抗菌、ダニを寄せ付けない方法としては、布団乾燥機の使用もおススメです。
布団を外に干したままではなかなか出かけられませんし、布団を干しっぱなしでの外出は帰宅する頃には夜露が出てしまい逆効果…なんてこともあります。
忙しくて布団を干す時間がない、布団を干すスペースがない、ベランダでの布団干しなどが住居マンションのルール上禁止されているなどの場合、布団乾燥機はかなりおススメです。
どうしても、窓際にベッドを配置しなければならい場合は、掃除や部屋の換気、機能的なアイテムを上手にとりいれることで、デメリットはある程度解消が可能です。
最後に
基本的に、ベランダの窓際を塞ぐ位置にベッドを配置することは、生活環境として、移動の際の機能上、または風水的にもおススメしない、できれば避けたたほうが良い…という結論になります。
もし、ベランダを塞ぐ位置にしかベッドを置くスペースが無い場合は、こまめにそうじや空気の入れ替えをし、機能性カーテンを活用したりカーテンレールカバーを活用することで、デメリットはだいぶ解消されるようです。
それでも、風水的にどうしても気になる場合は、それを補うために、部屋の配置に合った色の家具やカーテン、カバー類を使用する、風水的におススメな素材のものを取り入れるなどしてみてはいかがでしょうか。