目次
ご飯の冷凍保存の方法
ご飯は冷蔵保存より冷凍保存のほうが美味しく保存できます。
冷凍保存のコツ
- ご飯が熱いうちにラップする
- ご飯を一食分ずつ小分けにする
- ご飯を平らにして保存する
- 空気をしっかり抜く
- 急速冷凍をする
具体的なご飯の冷凍保存の方法を4つご紹介します。
ラップを使う
ご飯の基本的な冷凍方法をご紹介いたします。
手順
- ご飯を小分けにする
ご飯が熱いうちにお茶碗1杯分ずつ小分けにします。 - ご飯を均等に平らにする
ラップの上にご飯を置き、厚みが均等になるようしゃもじで平らに四角く広げます。これで、電子レンジで解凍する際に解凍ムラを防げます。 - ご飯をラップで包む
ご飯とラップの間に隙間ができないようラップでご飯をぴったり包みます。 - 冷めるまで放置
ご飯が冷めるまで放置します。人肌ほどの温度に下がれば冷凍してもOKです。 - フリーザーバックに入れる
ラップで包んだご飯をフリーザーバッグに入れます。 - アルミ皿で冷凍する
アルミ皿にのせて冷凍します。アルミ皿は熱伝導が高いので急速冷凍することができます。これでご飯の冷凍保存は完了です。
ポイント
この基本的な方法ですと約1ヶ月冷凍保存できます。ご飯が温かいうちにラップをする理由は、ご飯の水分を蒸発させないためです。また、ご飯を均等に平たく置く理由は、電子レンジで解凍する時まんべんなく熱が伝わり早く解凍できるからです。
タッパーを使う
手順
- ご飯を入れる
タッパーに熱いご飯をぱんぱんに入れ、フタをしてご飯を冷まします。 - 冷めるまで放置
ご飯が冷めるまで放置します。人肌ほどの温度に下がれば冷凍してもOKです。 - 冷凍庫に入れる
タッパーに入れたご飯が冷めたら冷凍庫に入れます。これでご飯の冷凍保存は完了です。
ポイント
容器にご飯をパンパンに詰めることで、空気が入りにくくなり霜がつくことを防ぎます。ご飯の風味が落ちないようにご飯をしっかり詰めて冷凍保存しましょう。
タッパーのメリットは、冷凍の臭いがつかないことです。ラップの場合、ぴったりご飯を包めないとラップとご飯の間に隙間ができて冷凍臭くなる可能性があります。
アルミホイルを使う
手順
- ご飯を小分けにする
ご飯が熱いうちにお茶碗1杯分ずつ小分けにします。 - ご飯を均等に平らにする
ラップの上にご飯を置き、厚みが均等になるようしゃもじで平らに四角く広げます。※電子レンジで解凍する際、解凍ムラを防ぎます。 - ご飯をラップで包む
ご飯とラップの間に隙間ができないようラップでご飯をぴったり包みます。 - ご飯が冷めるまで放置
ご飯が冷めるまで放置します。人肌ほどの温度に下がれば冷凍してもOKです。 - アルミホイルで包む
ラップでぴったり包んだご飯が冷めたらアルミホイルで包みます。 - 冷凍庫に入れる
冷凍庫に入れたらご飯の冷凍保存は完了です。
ポイント
アルミホイルは熱伝導が良いので早く冷凍することができます。早く冷凍することでご飯の水分が蒸発しにくくなり、みずみずしさを保つことができます。
調理したご飯を冷凍保存する方法
チャーハンの場合
市販の冷凍チャーハンは中華屋さんに負けないくらい美味しいものが多いですね。自分で作ったチャーハンも冷凍保存することができます。
冷凍保存の方法は、ご飯とまったく同じ方法でOKですが、もっと美味しく保存する方法がありますのでご紹介します。
用意するもの
- アルミ皿
- フリーザーバッグ
手順
- チャーハンをフリーザーバッグに平らに入れます。
- フリーザーバッグの口を閉じます。空気を完全に抜かなくて良いです。
- アルミ皿にのせ冷凍庫に入れ、チャーハンが半分冷凍するまで約3時間ほど冷凍します。
- 3時間後、半冷凍のチャーハンをフリーザーバッグに入れたまま手で優しくもみほぐします。その際、ご飯粒をつぶさないよう注意しましょう。
- もみほぐした後、フリーザーバッグの口を閉じ、さらに2時間ほど冷凍します。
- 2時間後、再度手で優しくもみほぐしてパラパラな状態にします。※ご飯粒をつぶさないよう注意しましょう。
- フリーザーバッグのチャーハンを平らにしながら空気を抜きフリーザーバッグの口を閉じます。
少々面倒かもしれませんがこのひと手間でチャーハンを美味しく保つことができますのでぜひやってみてください。
ご飯の美味しさを保つコツは「急速冷凍」
ご飯を冷凍保存する際は、冷凍されるスピードが早いほど栄養と旨みを保つことができます。
アルミトレイに乗せて冷凍するか、アルミホイルで包んで、その上に保冷剤を置くと早く冷凍することができます。アルミトレイは100均でも販売されていますので1つあると他の冷凍ものにも使えますので便利ですよ。
熱いご飯をラップに移す時は蒸気ごとラップに包むようにしましょう。蒸気によって水分を保つことができますので、解凍した時にふっくらした仕上がりになります。
ご飯の冷凍保存の賞味期限
冷凍保存の賞味期限は1ヶ月以内です。ただし、1週間を過ぎると味は落ちていきますので美味しく食べることができるのは1週間です。
ご飯を冷凍保存したことをうっかり忘れて長期間たってしまったこともあるかと思いますが、冷凍保存したご飯が腐ることもあります。
ご飯の色が変色している、カビが生えている、異臭がする、などの症状がご飯に出ていたらすぐ捨てましょう。
冷蔵保存との比較
冷蔵保存や常温保存はおすすめしません。
冷蔵庫保存の場合、賞味期限は1~2日です。時間がたつごとに水分が蒸発して風味が落ちパサパサしてきます。
ご飯などのデンプンが劣化しやすい温度は0℃~3℃くらい、水分含有量が30%~60%程度なので冷蔵庫は劣化しやすい保管場所ですね。
また炊飯器に入れっぱなしにするのはNGです。お米が黄色く変色して味が落ちてきますが、雑菌が繁殖している可能性がありますので注意しましょう。
冷凍保存のご飯を美味しく解凍する方法
凍ったままレンジで加熱
冷凍保存したご飯は凍ったままの状態で電子レンジで温めます。自然解凍はNGです。
途中でほぐす
電子レンジで加熱中、解凍ムラを防ぐために、箸でほぐしたり混ぜたりした後、加熱を続けます。
食べる直前に温める
電子レンジでチンすると冷凍ご飯の水分が蒸発しやすくなりますので、時間がたつとご飯がぱさぱさしてきます。
冷凍保存のご飯の臭いを取る方法
冷凍保存したご飯が冷凍臭くなった時の臭いを取る方法です。
材料
- 臭いがするご飯:茶碗1杯分
- 日本酒」小さじ1杯
手順
- 冷凍保存したご飯に日本酒をふりかけて5分ほど放置します。
- ラップをふんわりかぶせて電子レンジで加熱します。加熱時間はご飯1杯分は600Wで3分が目安です。
ポイント
ラップをかける時はご飯とラップの間に隙間ができるようにふんわりかけましょう。日本酒をふりかけることでアルコールが臭いを吸着して、電子レンジで過熱したときにアルコールと一緒に臭いも蒸発します。
ご飯の冷凍保存の注意点
冷凍焼けする
ラップで包む際、空気が入った箇所が冷凍焼けしますので、空気が入らないようラップでぴったり包みましょう。
ご飯が傷む
冷凍しているから腐らないと思っている方は多いと思いますが、実は冷凍していてもご飯が腐る可能性があります。黄色く色が変色していたりカビが生えていた場合はすぐ捨てましょう。
冷凍保存の賞味期限は1ヶ月ほどですが、1週間を過ぎたころから味が落ち始め1ヶ月以上過ぎれば過ぎるほどご飯が冷凍焼けします。
また、ご飯が熱いまま冷凍庫に入れるのはNG。熱いままラップに包み、冷めてから冷凍庫に入れます。
まとめ
ご飯の冷凍保存についてまとめましたがいかがでしたでしょうか?
お米の炊き忘れや時間がなくて炊けなかった時のために、ご飯を冷凍保存している方も多いと思いますが、ご飯を包んだラップやフリーザーバッグなどに冷凍保存した日付と賞味期限を油性ペンで書いておきましょう。「1月1日~1月30日」というふうに。
ご飯の冷凍保存で私がおすすめは冷凍保存タッパーです。普段はジップロックのタッパーを使っていますが、ラップよりも美味しく保存できています。