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ドクターペッパーとは
ドクターペッパー(愛称:ドクペ)の味を説明する時、「見た目はコーラ、味は杏仁豆腐」「飲む杏仁豆腐」などと言われています。
そもそも、ドクターペッパーはアメリカ発の炭酸飲料で、杏仁豆腐は中国発のデザート。この二つの味や香りがどうして似ているんだろう?
それが気になってドクターペッパーのことをあれこれ調べてみました。
作ったのは誰?
ドクターペッパーは、1885年に発売されたアメリカで一番古い炭酸飲料です。コカ・コーラより一年早く誕生しました。
ドクターペッパーを作ったのはウェード・モリソンと彼の経営するドラッグストアの薬剤師チャールズ・アルダートンです。
薬剤師のチャールズ・アルダートンは、ドラッグストアにあるシロップを調合して作り、最初の販売はドラッグストアでした。
名前の由来は?
ドクターペッパーの名前の由来は、ウェード・モリソンの養父チャールズ・ペッパーが医者だったことからつけられました。「医者のペッパー」だから「ドクターペッパー」になったわけです。
原料は?
ドクターペッパーのキャッチコピーは「20種類以上のフルーツフレーバー」ですが、公式ホームページによると「23 flavors」と書かれています。ただし、23種類のフレーバーが何かは公表されていません。
販売している会社は?
ドクターペッパーは日本では日本コカ・コーラ社に製造と販売を委託しています。
ドクターペッパーと杏仁豆腐の味が似ている理由
ドクターペッパーが杏仁豆腐の味や香りにそっくりな理由は、「杏仁豆腐」に使われているアーモンドエッセンスが「ドクターペッパー」にも使われているからです。
本場中国では杏仁豆腐はアンズの種の中にある白い実の「杏仁」を粉末にしたものを使用しますが、「杏仁」の代わりにアーモンドパウダーを使うことが多いようです。
ドクターペッパーの味に似ているのは杏仁豆腐だけではありません。缶詰のさくらんぼの味に似ていると話題になっています。ちなみに、なんちゃってグルメとして「杏仁豆腐にコーラをかけたらドクターペッパーと同じ味になる」というのがありますが、ためしに実際にやってみたところ本当に似てました。
ドクターペッパーの成分
原材料
果糖ぶどう糖液糖、炭酸、カラメル色素、香料、酸味料、保存料(安息香酸Na)、カフェイン
栄養成分 ※100ml当たり
- エネルギー:44kcal
- 炭水化物 :11g
- 食塩相当量:0.02g
おそらく入っているだろうと言われているフレーバー、または意見が分かれているフレーバーの一部をご紹介します。
- アーモンド
- アマレット(アンズの核で作ったリキュール)
- カバノキ(樹皮のエキス)
- キャラメル
- ゴボウ
- さくらんぼ
- サトウキビの糖液
- セイヨウネズ(針葉樹)
- タンポポ
- トマト
- バニラ
- ブラックベリー
- プラム
- ラズベリー
- レモン
- 胡椒
- 人参
- 生姜
杏仁豆腐の成分
杏仁豆腐は中国発祥のデザートで、薬膳料理の一種です。空咳(乾性咳嗽・痰の絡まない乾いた咳)の薬である杏類の種の中の仁(じん)「杏仁 (きょうにん)」を粉末にしたもの(杏仁霜)が材料に使われています。
原材料
杏仁霜、砂糖、乳製品、植物油脂、粉あめ、ゼラチン、糊料(増粘多糖類)、香料、乳化剤、メタリン酸Na
栄養成分 ※100g当たり
- エネルギー:59kcal
- 炭水化物 :9.07g
- 脂質 :2.43g
- たんぱく質:1.45g
- ナトリウム:9mg
- カリウム :115mg
ドクターペッパーで杏仁豆腐は作れるか?!
材料
- ドクターペッパー:300ml
- 牛乳 :200ml
- ゼラチン :10g
- 砂糖 :適量
- バニラエッセンス: 適量
作り方
- ドクターペッパーをなべに入れて火にかけます。
- ドクターペッパーを沸騰させて炭酸をしっかり抜きます。
- 牛乳を加えさらに加熱します。
- 砂糖を入れてよく混ぜます。※砂糖の量は味見をしながらお好みで調整しましょう。
- バニラエッセンスを数滴入れます。
- 泡が出てきたら火を止めます。
- なめらかになるまでしっかりかき混ぜます。
- なめらかになったらゼラチンを入れてかき混ぜます。
- バットに流し入れ粗熱が取れるまで放置します。
- 冷蔵庫で一時間ほど冷やしたら完成です
最後に
ドクターペッパーはチェリーの缶詰にも味が似ていますが、過去、コカ・コーラで販売していたチェリーコークの味にもそっくりです。
チェリーコークはコカ・コーラシリーズとして日本で1985年から発売されましたが、人気がないため日本コカ・コーラでの販売は終了になったようです。現在は一部の業者がアメリカから並行輸入で販売しているようです。