目次
オキシクリーンの成分
オキシクリーンの主な成分は「過炭酸ナトリウム」
オキシクリーンの主成分は、酸素系漂白剤の過炭酸ナトリウムです。活性酸素を発生させて汚れや臭いを落とすので、環境や人体にやさしく安心して使用できる漂白剤です。
過炭酸ナトリウムは漂白や消臭、除菌作用だけでなく、油汚れを分解する作用もありさまざまな洗濯洗剤にも良く使用されています。
オキシクリーンは「日本製」と「アメリカ製」の輸入商品の両方があります。日本製とアメリカ製のオキシクリーンは成分にいくつかの違いがありますが、主成分の過炭酸ナトリウムは変わりません。塩素系漂白剤と違い色柄物に使えるところはどちらも同じです。
日本製オキシクリーンの成分
- 過炭酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
真っ白な過炭酸ナトリウムが主成分。香料は含まれていません。環境や人体に対して悪影響を及ぼすと指摘されている界面活性剤は含まれていません。洗剤成分が入っていないためすすぎやすく、環境に配慮しているので手軽に使える良さがあります。
アメリカ製オキシクリーンの成分
- 過炭酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
- 界面活性剤
- 香料
基本主成分の過炭酸ナトリウムは日本製もアメリカ製も同じです。アメリカ製にはこの白い粉末に、青い粒と香料が入っています。
日本では界面活性剤は回避される傾向にありますが、界面活性剤は、油分を水に溶けやすくする作用があるため、油汚れが落としやすくなる面もあります。泡立ちがよく汚れを落としやすいのが特徴です。
オキシクリーンの代用品5選
100均で買える!オキシクリーンの代用品「オキシウォッシュ」
ダイソーやセリアで販売されているのはオキシウォッシュ。成分は過炭酸塩、炭酸塩、水軟化剤、過硫酸塩、界面活性剤になります。アメリカ製のオキシクリーンに近い商品です。
ドンキホーテのプライベートブランド「オキシシャイニー」
この商品は界面活性剤を含んでいる過炭酸ナトリウム(酸素系)成分の商品です。アメリカ製のオキシクリーンに近い使用感です。とくに高い漂白効果がある商品になります。
シャボン玉石けん「酸素系漂白剤」がオキシクリーンの代用に
酸素系漂白剤で過炭酸ナトリウムが主成分なのでオキシクリーンの代用品になります。この商品は過炭酸ナトリウムのみの成分で界面活性剤は含んでいないため、日本製のオキシクリーンに似ています。
花王「ワイドハイターEX粉末タイプ」がオキシクリーンの代用に
ワイドハイターEX粉末タイプは花王の酸素系漂白剤洗剤です。漂白活性化剤成分が入っていますので汚れをキレイに落としたいときにおすすめです。
「過炭酸ナトリウム」「セスキ炭酸ソーダ」を合わせるとオキシクリーンの代用に
過炭酸ナトリウムを大さじ1.5~2杯弱とセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯程度を合わせて、4~5リットルのお湯に混ぜるとオキシクリーンの代用品に変身します。
オキシクリーンの代用に向かないもの
重曹
重曹は研磨作用がありこすらないと取れないような汚れには向いていますが、オキシクリーンのように頑固な汚れを浮き上がらせる洗い方には向いていません。
オキシクリーンは汚れを浮き上がらせることで頑固な汚れを落とすことができますが、重曹はこすらないと取れないような汚れに効果がある研磨剤が入っていますので、素材に傷がつく可能性があります。
クエン酸
クエン酸とオキシクリーンは真逆の成分で出来ているため掃除する内容によって使い分けが必要になります。クエン酸はオキシクリーンでは落とせない水垢汚れなどでは威力を発揮しますが、油汚れや一般的な頑固な汚れのお掃除には向いていません。
オキシクリーンを使う際の注意点
素手で触る
素手でオキシクリーンの代用品やオキシクリーンを触ると皮膚の成分まで分解する可能性があります。オキシクリーンが皮膚に付着すると皮膚のタンパク質を分解してしまい、皮膚がシワシワなったりヌメヌメになるので、オキシクリーンを使用するときは必ずゴム手袋をつけてから掃除してください。
密閉する
オキシクリーンを密閉すると爆発する可能性があります。密閉タイプの容器にオキシクリーンを詰め替えると容器の中で酸素が発生し、密閉されているため酸素の逃げ場がなくなり爆発する可能性があります。
オキシクリーンを購入したときは、別の容器に詰め替えたりせず、そのままの状態で使用して下さい。*オキシクリーンの容器は爆発しない構造に作られています。
使えない製品がある
オキシクリーンが使用できない素材は以下の通りです。
- シルク製品
- ウール製品
- ドライクリーニング表示のある衣類
- 麻などの衣類
- レザー製品全般
- 合成皮革全般
- 金属全般
- ラテックス塗装してある製品
- チーク材
- 仕上げ木材
- ジュート
- アルミ製品
水垢
オキシクリーンは水垢汚れを落とせません。水垢汚れは先にクエン酸で取り除いてからオキシクリーンを使用してください。
最後に
オキシクリーンは日本製とアメリカ製がありますが、環境や人体に優しいものがよければ日本製がおすすめです。しっかりと汚れを落として香りを楽しみたいときはアメリカ製のオキシクリーンを選んで試してみてくださいね。