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夏に快適な着心地を叶えるリネン素材のファッション
皆さんは麻を使ったリネン服をお持ちでしょうか。リネン素材のファッションアイテムは、触り心地がサラッとしていて、軽い着心地が涼し気で夏にぴったりですよね。
また、麻は速乾性の高い素材なので、汗を大量にかいてしまう夏には最適です。夏が到来する頃になると、麻素材を中心に探すという女性も多いのではないでしょうか。
麻はシワになりやすいのが最大の弱点
夏にぴったりな速乾性の高いリネン服ですが、麻の最大の弱点といえば、やはりシワですよね。他の服に比べて弾力性がない麻は、シワができやすく、またシワができてしまうと消しにくいというデメリットがあります。
多くのリネン服は手洗いが推奨されていますが、忙しい現代人にとって、1枚1枚手洗いする作業は労力と時間を使うので、面倒に感じてしまいます。その結果、洗濯機に入れてしまい、シワがたくさんできてしまったという経験を持つ人も多いでしょう。
リネンを洗濯する際にシワになりにくい洗濯方法を徹底解説!
サラッとした快適な着心地でおしゃれを楽しめる麻でできたリネン服は、汗ばむ季節に活躍してくれる優秀ファッションアイテムです。そんなリネンを洗濯する際は、できるだけシワを作らない方法で、楽に洗濯したいですよね!ここではシワになりにくいリネン服の洗濯方法を解説します。
リネン素材は手洗いするのがベスト
大前提として、先ほどもお話しした通り、リネン服にシワを作りたくないという場合は、手洗いがベストです。手洗いする際は、洗面器に水と洗剤を入れ、つけおき洗いが基本です。すすぎは労力が必要なので、すすぎのみ洗濯機で行うという方法もオススメですよ。
手洗いの際も、なるべくシワができないように、強く揉んだりこすったりすることは控えてください。また、脱水するために雑巾絞りをするのは絶対にやめましょう。
大きすぎない洗濯ネットに畳んで入れる
上記のように手洗いする方法がベストだとわかっていても、仕事や家事、育児にと大忙しの毎日を送っている人にとって、毎回手洗いするのはなかなか骨が折れますよね。その場合は、洗濯機のあらゆる機能を最大活用してみましょう!
洗濯機を使ってリネン服を洗濯する場合は、必ず洗濯ネットに入れましょう。洋服のサイズに合った大きすぎない洗濯ネットを選ぶのがポイントです。大きすぎる洗濯ネットは、しっかり服の型を固定してくれないため、洗濯機の中で揺すられてシワになりやすくなるからです。
洋服のサイズに合った洗濯ネットにシワにならないよう綺麗に畳んで入れ、洗濯機の中に入れます。ここまでが洗濯する前の準備段階です。
洗濯機の『手洗いコース』を活用する
洗濯ネットに入れた状態で洗濯機に入れたら、洗濯機の手洗いコースを活用します。洗濯機によっては、ドライコースやデリケートコース、おしゃれ着洗いに該当することもあります。
手洗いコースは、通常のコースに比べて、洗濯層の動きが少なく、水流も緩やかなので、衣服を傷めず優しく丁寧に洗ってくれるという特徴があります。そのため、シワや型崩れを防ぎたい衣類に最適なコースです。
麻を使ったリネン服を洗濯機で洗う際には、必ず手洗いコース、もしくはそれに該当するコースを選択して洗ってください。
洗濯機で洗う場合は脱水をしない
手洗いコースは、基本的に脱水も優しく丁寧に行ってくれます。しかし、できるだけリネン服にシワを作りたくないという場合は、洗濯機で脱水せず、脱水前に洗濯機から取り出し、畳んだリネン服を上から優しく押すように脱水してください。
軽く押し脱水することで、速乾性の高いリネン服は、比較的早く乾かすことができます。「手洗いコースを活用してもシワができてしまう」という場合は、多くがこの脱水部分でシワの原因ができています。ぜひ脱水段階だけでも手動で行いましょう。
干す際はなるべくシワを伸ばすように干す
最後に干す作業です。濡れている際にシワができたまま放置してしまうと、そのシワが形として残ってしまいます。そうならないよう、干す段階でシワを極力伸ばすように干すことで、シワを残さず綺麗な状態を保てます。
やはり他の衣類に比べると、少々時間と労力を使いますが、リネン服にシワを刻み込みたくないという場合は、これらの洗濯方法をきちんと実践しましょう。
もしもリネンにシワができてしまったら…シワを消す方法
今回紹介した洗濯方法を実践していても、洗濯をする回数を重ねるごとに、徐々にシワができてしまいます。もしもリネン服にシワができてしまった場合は、アイロンがけする際に霧吹きを使い、シワを伸ばしましょう。
- シワができている箇所に霧吹きをかける
- アイロンの「高」で霧吹きをかけた場所に当てる
- しっかりシワを伸ばすように丁寧にアイロンがけし、ハンガーにかける
この方法で、リネン服についてしまったシワもある程度消すことができます。スチーマー付きのアイロンの場合、スチーマーで対応することも可能ですが、スチーマーでは濡らし方が足りないことが多いので、霧吹きを使う方法が効果的です。
麻を使ったリネン素材は自動脱水しないのが最重要ポイント
いかがでしたでしょうか。麻を使ったリネン素材は、弾力性が弱いため、普通の洗濯方法ではシワができてしまいます。リネン素材を洗濯機で洗う場合は、手洗いコースを使い、脱水は手動で行う点が重要です。ぜひこの方法で綺麗なリネン服を維持しましょう。