『歩きスマホ』がもたらす危険なトラブル5選

歩きスマホをしている女性

スマホの普及率が上がるにつれて、問題視されるようになった『歩きスマホ』は、さまざまな危険を孕んでいます。実際に歩きスマホによる事故も多数報告されているほど、超危険なトラブルに巻き込まれる原因となりやすいです。では、歩きスマホをしていると、どのような危険に遭ってしまうのでしょうか。

近年問題視されている『歩きスマホ』

歩きスマホをしている二人

ここ10年ほどでスマホの普及率が一気に高まりました。若い世代はもちろん、最近ではスマホを確実に使いこなすご年配の方も多く見かけるようになっています。

このように新しい機器が普及し便利になっていくことはとても良いことですが、それに伴い、新たなトラブルが起こるのも必至です。スマホの場合は、新たに生まれたトラブルの中に『歩きスマホ』が挙げられます。

さまざまなアプリが利用できるスマホは中毒性が高く、街中でスマホを見ながら歩いている歩行者をよく見かけます。しかし、スマホを見ながら歩くということは、当然ながら視線はスマホに向かっています。前方不注意の状態で歩いているわけですから、トラブルが起きやすくなるのも想像に難くありません。

海外では罰則が設けられている国もある

海外では、すでに歩きスマホが危険であるとして、条例で罰則を設けられている国があることをご存知でしょうか。その国こそ、日本人にも観光先として人気のアメリカ・ハワイです。

基本的に、歩きながらスマホや携帯電話を操作することで、初めて罰則を受ける際は約4000円の罰金が課せられます。1年以内に3回取り締まりを受けた場合は、12000円の罰金が課せられるということです。

このように法律で罰則を設けられる都市が出てくるほど、歩きスマホは世界中で危険視されているということです。

『歩きスマホ』がもたらす危険なトラブル5選

歩きスマホをして電柱に頭をぶつける女性

歩きスマホが危ないことはなんとなくわかっているけれど、実際にどのようなトラブルが起きるか具体的に考えたことがある人は少ないです。ここでは、歩きスマホがもたらす超危険なトラブルを5つご紹介します。

1.道路の溝や凹凸につまずいて転倒

歩きスマホは、名前の通りスマホを見ながら歩くことを指しています。視線がスマホに向かってしまっているため、前方はもちろん、自分の足元も注意せずに歩いている状態です。

そのため、道路の溝やちょっとした凹凸を見逃し、つまずいて転倒してしまうトラブルが多発しています。スマホを手に持っていることで、つまずいて転倒しそうになった際にバランスを取りづらくなったり、地面にぶつかる際、とっさに手を前に出せないといった事例が多いです。

手を前に出せず、そのまま転倒してしまうと、顔を強打してしまい、思わぬ大事故につながるケースも珍しくありません。このように「転倒くらいなら…」と軽視せず、大事故につながる危険性を考えてください。

2.階段で足を踏み外して落下

階段を下りる際に歩きスマホをしていると、足元への注意が行かなくなるため、足を踏み外して落下してしまう危険性があります。高い位置から落下してしまうと、全身を強打する大きな怪我に繋がるため、非常に危険です。

また、自分の下に他の人がいる場合は、その人たちを巻き込む危険性もあります。雪崩方式で多くの人を巻き添えにしてしまい、大事故となる恐れもあるため、歩きスマホをしている人が思っている以上に大事になります。

階段はもちろん、道路のちょっとした段差で足を踏み外してしまい、転倒、強打してしまうケースも多いので、歩きスマホは絶対にやめましょう。

3.他の歩行者や自転車との接触事故

歩きスマホで男性にぶつかる女性

先ほど他の歩行者を巻き込む事例を紹介しましたが、道路でも同じことが言えます。歩きスマホをしていると、どうしても視線がスマホに行ってしまうため、前方不注意の状態が続きます。すると、前からやってきた他の歩行者や自転車と接触し、事故に発展する恐れがあるのです。

特に歩きスマホをしている人と高齢の歩行者の衝突事故は、非常に危険です。場合によっては、衝突された高齢者が転倒してしまい、下半身不随になってしまったり、打ち所が悪く、亡くなるケースも時々見られます。

「歩行者同士なら、大した事故にはならないだろう」と心のどこかで思い上がっていると、非常に恐ろしい事故に発展する恐れがあることを十分理解してください。

4.赤信号に気付かず車やバイクと接触事故

歩きスマホをしていると、スマホの内容に夢中になってしまい、赤信号に気付かずそのまま前進してしまう例もあります。特にゲームやメール・LINEの送受信をしている最中は危険です。

赤信号と気付かず横断歩道を横切ってしまうと、青信号で走行していた車やバイクと接触事故を引き起こす恐れがあります。歩行者と自動車、バイクが衝突すると、最悪の場合、死亡事故に発展する恐れがあります。

5.ひったくりなどの犯罪に遭うリスクが高まる

ひったくりのイメージ

接触事故や怪我ではなく、軽犯罪に巻き込まれるケースもあります。よく報告されるケースとして、歩きスマホをしている人を狙ったひったくり犯罪が挙げられます。

歩きスマホをしている人は、周囲に注意を払っていない人が多いです。そのため、ひったくり犯から見るとターゲットとなりやすいです。スマホに夢中になっている間にバッグを引ったくったり、開いたバッグから物を盗む犯罪も見られます。

他にも歩きスマホをしていて、ぶつかっていないのにぶつかったと因縁を付けられて脅迫されるケースも度々あります。さまざまな軽犯罪に巻き込まれるリスクが高まるので、歩きスマホは絶対にやめるべきです。

街中でスマホを使う際は道路の端に立ち止まって使おう

外でスマートフォンを操作している女性

いかがでしたでしょうか。歩きスマホをしていると、不注意による事故や怪我に繋がったり、中には軽犯罪に巻き込まれるリスクもあります。街中でスマホを使う際は、必ず歩行の邪魔にならないよう、道路の端に寄ってから、立ち止まって使用しましょう。

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