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花粉症の人は鼻水が大量に出てティッシュの使用量も増える
毎年2月になると、スギ花粉の飛散時期がピークに達します。スギ花粉を患っている人は、日本国内にとても多く、非常に多くの人が鼻水や目の痒み、怠さ、頭痛などに悩まされるようになります。
中には事前に薬を処方してもらい、少しでも症状を緩和させているという人もいますが、多くの花粉症の人は、毎年この時期になると大量のティッシュを使い、鼻をかむ頻度の増えますよね。
当たり前の行動となりつつある『鼻をかむ』行動ですが、正しい鼻をかみ方を知っている人は意外と少ないです。
間違った鼻のかみ方をしている人は意外と多い!
花粉飛散の時期になると、花粉症の人は鼻をかむ機会が増えます。また、1年中、風邪を引けば鼻水が出るので、鼻をかむ機会はやってきます。このように鼻をかむ機会は多くの人に頻繁に訪れますが、実は意外と間違った鼻のかみ方をしている人は多いです。
間違った鼻のかみ方を続けていると、以下のようなリスクが伴います。
- 副鼻腔炎になってしまう
- 鼻の中が傷ついてしまう
- 耳を痛めてしまう(中耳炎など)
- 鼻水が鼻の中に残りウイルスが繁殖してしまう
- 鼻の周りの乾燥をひどくさせる
「心当たりがある」という人もいるのではないでしょうか。その場合は、鼻のかみ方が間違っている可能性があるので、改めて正しい鼻のかみ方を知る必要があります。
実は間違っている『鼻のかみ方』5選
では、どのような鼻のかみ方が間違っているのでしょうか。普段、当たり前のように鼻をかんでいる人でも、実は間違っていることが多いので、この機会に確認しておきましょう。
1.両方の鼻を同時にかむ
意外と多くの人がやりがちな間違った方法として、両方の鼻を同時にかもうとする行為があります。左右両方の鼻水を同時にかもうとすると、上手く鼻水をかみ切ることできず、鼻の奥の方へと追いやってしまう恐れがあります。
鼻の奥の方へと鼻水が少しでもいってしまうと、奥で鼻水に紛れ込んだ細菌やウイルスが繁殖してしまいます。すると、新たなウイルス感染や副鼻腔炎の原因となるので、控えてください。
2.強い力で鼻をかむ
しっかり鼻水を出し切りたいという思いから、勢いよく強い力を込めて鼻をかんでいませんか。強い力で鼻をかんでしまうと、その勢いで鼻の粘膜が傷つき、鼻血を出してしまったり、耳まで痛くなってしまったりする恐れがあります。
3.中途半端にかむ
強い力でかんでしまうと、鼻の中を傷つけることになりますが、反対に、中途半端な弱い力でかんでいても、鼻水が鼻の中に大量に残ってしまい、その鼻水で細菌が繁殖してしまいます。
鼻の中で細菌が繁殖してしまうと、鼻から気管を通って体内にウイルスが侵入し、気管支炎や肺炎を引き起こす恐れもあります。
特に小さな子どもの鼻をかむ力は弱かったり、鼻をかむこと自体を嫌がったりするため、鼻水が鼻の中に残ってしまう傾向にあります。子どもの場合は、鼻水を上手くかめていないと感じたら、鼻水吸引器などを活用しましょう。
4.ティッシュで鼻水をかき出そうとする
鼻をかんだ後、出しきれていないと感じて、さらにティッシュで鼻水をかき出そうとしていませんか。この行為は、鼻の粘膜を傷つけてしまいますし、細菌が入り込んで炎症や感染症を引き起こす恐れがあります。
また、鼻の粘膜だけでなく、鼻の周辺を傷つけたり、余計に乾燥させる行為にもなりますので、ティッシュで鼻水をかき出そうとする行為は控えましょう。
5.鼻水をすする行為もNG
鼻水をかむことが面倒に感じたり、無意識のうちについ鼻水をすすってしまう人は多いですよね。しかし、鼻水をすすってしまうと、鼻水が奥の方へと溜まってしまい、細菌が繁殖する原因となるのでNGです。
また、鼻水をすすりすぎると、残った鼻水が耳へと到達してしまい、中耳炎を引き起こすケースも多いです。特に子どもは無意識のうちに鼻水をすすってしまうので、気をつけましょう。
鼻の中を傷つけずに鼻をかむ正しい方法を解説!
意外と間違っている鼻のかみ方を理解していただいたところで、正しい鼻のかみ方を確認していきましょう。正しい鼻のかみ方のポイントは、以下の通りです。
- 片方の鼻を押さえて片方ずつかむ
- 小刻みに少しずつかむ
- 力を入れずにかむ
- 鼻をかんでいる時は口呼吸を意識する
- 最後にフンッと鼻息を出す
この5つのポイントを押さえて鼻をかむことで、鼻の中を傷つけず、なおかつ鼻水を必要以上に残さずにスッキリとかむことができます。
また、鼻をかむ際は、できるだけ肌に優しい柔らかいティッシュを使うことをお勧めします。特に花粉の季節は鼻をかむ頻度の高くなるため、通常のティッシュを使っていると、鼻の周りが乾燥したり痛めたりしてしまいます。柔らかいティッシュを使うことで、乾燥を軽減できますよ。
鼻水は正しくかむことで効果的に排出することができる
いかがでしたでしょうか。間違った鼻のかみ方を見てみると、意外と自身の鼻のかみ方が間違っていることに気づいた人も多いでしょう。鼻をかむ機会は多いので、鼻の中を傷つけたりウイルス感染したりしないよう、正しくかむことを意識してください。