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寒い冬に大活躍してくれる『電気毛布』
みなさんはご家庭で電気毛布を使っていますか。電気毛布は名前の通り、電気で毛布に熱を送ることができるため、就寝前に布団の中を温めることができる優れものです。
電気毛布には、大きく分けて体に掛けて使うタイプと敷いて使うタイプがあります。敷いて使うタイプは、あらかじめベッドや布団の上に敷くことで、布団の中を温めておくことができます。
掛けて使うタイプは、一般的に膝掛けサイズの物が多く販売されているので、ソファーで寛いでいる時や、毛布の内側に挟み込むことで、就寝時に布団の中に入ったら冷えていたという状況を改善することも可能です。
就寝中は電気毛布の電源を必ず切って!
意外と間違った使い方をしている人がいますが、基本的に電気毛布は就寝前に布団の中を温めることが目的です。掛けるタイプであれば、ソファーで寛ぎながら使うことも可能ですが、就寝中も電気毛布の電源を入れたまま使っていると、皮膚を低温火傷する恐れがあります。
また、就寝中に使い続けることで、脱水症状を引き起こす恐れもあるため、体にさまざまな不調を来します。なるべく暖かくして眠りたいと就寝中も電気毛布を使う人はいると思いますが、布団に入る際に、必ず電気毛布の電源を切ってください。
これはやめて!電気毛布への絶対NG行為5選
寒い冬に大活躍してくれる電気毛布ですが、電気を使っている分、取り扱いには気をつけなければいけません。間違った使い方は、電気毛布の寿命を縮めたり壊してしまう原因になります。では、電気毛布にしてはいけない行為とは、どのような行為なのでしょうか。
1.洗濯不可の電気毛布を洗濯機で洗う
最近は、多くの電気毛布が洗濯可能となっています。しかし、商品によっては水洗いができない電気毛布もあります。また、水洗いできる電気毛布であっても、洗濯機で洗えるタイプのものと洗えないタイプのものがあります。
必ず洗濯する前に、洗濯表示を確認してください。また、新しく電気毛布を購入する際には、洗濯機で洗えるものを選ぶと良いでしょう。
2.手洗い後の電気毛布を捻って絞る
手洗いするタイプの電気毛布は、自分で脱水を行わなければいけません。しかし、電気毛布は毛布の中に電気を通す仕組みとなっているため、捻りを加えて絞ってしまうと機能しなくなる恐れがあります。
基本的に、電気毛布の脱水は、上から押さえるようにして軽く水気を切り、あとは干して乾燥させる方法が適切です。お風呂場に干せるようであれば、水気を切った後、お風呂場に干してしまいましょう。電気毛布はM字で干すと傷めにくく乾きやすいですよ。
ちなみに洗濯機で洗えるタイプの電気毛布は、洗濯機で脱水が可能です。しかし、通常通り行ってしまうと傷めてしまう恐れがあるため、30秒〜長くても1分程度に抑え、軽く水気を切る程度にしましょう。
3.しっかりすすぎを行わない
手洗いするタイプの電気毛布の場合、もちろんすすぎも手洗いです。しかしこの際、しっかりすすぎを行わないと、洗剤が毛布やコネクターの接続部分に残ってしまい、雑菌の温床となったり、故障の原因となる恐れがあります。すすぎはしっかり行い、洗剤が残らないようにしてください。
4.湿気の多い場所で保管する
電気毛布は保管する際も最新の注意を払わなければいけません。他の毛布や布団にも言えることですが、湿気の多い場所で保管することは避けましょう。特に電気毛布は、電気を通す毛布なので、湿気には弱いです。
また、他の毛布に比べて、熱を通す性質上、湿気が加わることでカビやダニの温床となりやすいというデメリットもあります。電気毛布は湿気の少ない風通しの良い場所で保管したり、定期的に取り出して陰干ししたりしましょう。
5.保管する際に防虫剤を使用する
衣類や布団などを保管する際、虫に喰われないようにと防虫剤を使って保管する方法は一般的です。しかし、電気毛布とは相性が悪く、防虫剤を挟み込んでしまうと故障の原因となる恐れがあります。電気毛布を保管する際は、防虫剤を使用しないようにしてください。
電気毛布を清潔に保ちたい!正しいお手入れ方法は?
電気毛布には、洗濯機で洗濯できるタイプと手洗いするタイプの2種類があります。どちらも適切な方法でお手入れしなければいけません。ここでは、電気毛布を清潔に保つための正しいお手入れ方法を紹介します。
洗濯機で洗濯できる電気毛布の場合
洗濯機で洗濯できる電気毛布の場合は、毛布専用の機能がついた洗濯機を使わなければいけません。通常、「大物洗いコース」や「毛布コース」といった機能表示がされています。これらの機能が搭載されていない場合は、「手洗いコース」を選択しましょう。
- コネクターを抜き、コネクター接続部分を内側に入れるようにして毛布を折りたたむ
- 洗濯ネットに電気毛布を入れ、水の温度を30℃ほどのぬるま湯に設定して洗濯する
- 「洗い」「すすぎ」が終わったら30秒〜1分ほどに設定して脱水を行う
- 脱水が終わったらM字の形に干して乾燥させる
洗濯機で洗う場合、電気毛布を他の洗濯物と一緒に洗ってはいけません。必ず電気毛布だけで洗うようにしてください。
手洗いできる電気毛布の場合
続いて手洗いする場合です。毛布を手洗いするので、大きめのたらいやバケツを用意することをおすすめします。
- 4つ折りにたたむ。大きい場合はさらにもう1回たたみましょう
- たらいやバケツの中に電気毛布を入れ、中性洗剤を加える
- 30℃ほどのぬるま湯を加えて、20回ほど優しく押し洗いする
- 2〜3回ほど水を替えてすすぐ
- 洗剤が浮いてこなくなったら水を捨て、優しく押すようにして水を切る
- 水を軽く切り終わったらM字の形に干して乾燥させる
洗濯機で洗うよりも少々手間がかかりますが、この方法で手洗いができます。洗濯機で洗うよりも傷みが少なく、故障するリスクも減ります。しかし、しっかりすすぎを行わなければ故障の原因となるので、洗剤が残らないようすすぎを行いましょう。
電気毛布は洗濯できるタイプがおすすめ!正しいお手入れで清潔を保とう
いかがでしたでしょうか。電気毛布は布団の中を暖めることができる優れものですが、電気を使う商品なので、お手入れ方法に注意しなければいけません。洗濯機で洗えるタイプはとても便利ですが、脱水時間や洗濯コースを必ず設定し直しましょう。