目次
家の周辺にはいろいろな虫がいる
家の周辺には、私たちが想像する以上に数多くの虫が生息しています。すべての虫に毒があり、人間が生活している空間に侵入してくるというわけではありません。
しかし、毒を持つ虫は事前に把握しておくことは家族を守る上で重要なこと。毒のある虫を見つけて手早く処理するためにも、家の中で見つけやすい害虫を知っておきましょう。
家の中に出る『危険な虫』10選!
家近くに生息し、家の中に侵入してクス可能性のある、危険な虫をご紹介します。健康に重大な被害を及ぼす可能性を持つ虫ばかりなので、ぜひチェックしておきましょう。
1.蚊
蚊は夏を代表する虫で、朝や夕方以降の涼しい時間に出現。刺されると以下のような症状が出ます。
- 刺された箇所のかゆみ
- ひっかき傷によるとびひ
- 日本脳炎海外
- 海外であればジカ熱やデング熱など
蚊を媒体とした病気は、時として命にかかわることもあるので、見つけたらすぐに駆除しましょう。
2.ムカデ
ムカデは、落ち葉や石の下にいます。外履き用のスリッパや、落下した洗濯物に付着して家の中に侵入することもあるので注意しましょう。ムカデにかまれると、以下の症状が出る可能性があります。
- かまれた箇所の強い痛み
- 稀にアナフィラキシーショックを起こす
ムカデはつがいでいる虫なので、家の中で大きなムカデを見つけたらもう一匹同じくらいのサイズのムカデがいる可能性があります。
3.ダニ
布団やソファといった肌触りがよくて寝転びたくなるものは、ダニが繁殖しやすいので要注意。ダニから刺されると、以下のような症状が起きます。
- かゆみを伴った湿疹
- 子どものぜんそくなどのアレルギー
ダニを肉眼で見つけてつぶすのは難しいので、定期的に駆除を行いましょう。
4.コイガ
コイガは毒を持っていませんが、服の繊維を食い荒らす虫です。特に幼虫は服の繊維だけでなく食品も食い荒らしてしまうので大量発生しないように注意しましょう。
5.ゴキブリ
家の中にいる害虫の代表格です。すばしっこい上に、こちらに向かって飛んでくる厄介者。殺虫剤への耐性を持つ、タフで繁殖力の高い害虫です。
- サルモネラ菌や赤痢菌などさまざまな病原菌を持っている可能性がある
- 死骸やフンでぜんそくやアレルギーが起こることがある
根絶は素人では難しいので、業者に駆除を頼むことも視野に入れましょう。
6.チャタテムシ
シロアリに似た外見の害虫で、ホコリやカビ、食品に寄生します。チャタテムシそのものがダニの餌になるので、放置するとダニも呼んでしまうかもしれません。死骸を吸い込んでしまうと、アレルギーになってしまうリスクがあるので、駆除するときも十分に注意してください。
7.シロアリ
直接的な健康被害をもたらすことはありませんが、家に使っている木材を食い荒らしてしまう怖い虫です。こっそり大繁殖して広範囲の木材を食い荒らすと、家が傾いたり、最悪の場合は住めなくなってしまいます。見つけ次第、できるだけ早く業者に駆除を依頼しましょう。
8.シバンムシアリガタバチ
耳慣れない虫ですが、畳に多く見られます。アリとよく似ていますが、実はハチの仲間。毒針を持っています。毒針に刺されることによるアナフィラキシーショックを起こしてしまうリスクがある、注意すべき虫です。大量発生した場合は駆除業者に頼んで駆除してもらいましょう。
9.ヒラタキクイムシ
あまり聞かない名前の虫ですが、木材を食べてしまう害虫です。シロアリ同様に木製の家具やフローリングなどに寄生して気を食い荒らしてしまうので、見つけ次第駆除しましょう。
10.ノミ
ノミは、小さな体でありつつ自分の体の約200倍の距離飛べる虫です。犬や猫を飼育している家庭であれば、散歩などですぐにノミが付着してしまいます。ノミに刺されると、以下の症状が出ます。
- 激しいかゆみ
- 水膨れ
- ひっかき傷からのとびひ
市販薬で改善しない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
害を持たない虫もいる
家の中で見つけると、外見にインパクトがあるため無毒であっても処理してしまいやすい虫もいます。
- イエグモ…手のひらほどの大きさがあるクモ
- ゲジゲジ…手足が非常に長く、すばしっこい
上記の2種類は、サイズが大きくて見るからに毒を持っていそうな迫力の持ち主。しかし、両者ともに、ゴキブリを食べてくれる虫なのです。
ゲジゲジは、基本的に水さえあれば生きていけて、自ら人間に近寄ることがないほど警戒心が強くて臆病な一面を持っています。イエグモもゲジゲジ同様に、人間の生活領域に無理に入り込むことはなく、ゴキブリがいなくなれば自然と家から出ていく性質を持っているのです。
まとめ
虫は、見た目のみでは毒の有無を見極めるのが難しいものです。だからこそ、毒を持っている身近な虫の種類を知っておきましょう。