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ラップの正しい使い方
料理のときや食事の保存など、ラップは生活の中で欠かせないアイテムです。まず、ラップのオーソドックスな正しい使い方を確認しましょう。
1.切って使うとき
ラップの切り方は、どのメーカーでも大きな違いはありません。
- ラップの箱の中央部分を持つ
- フィルムを引き出し蓋を閉じ、箱を傾けてフィルムを切る
箱の中央部分を持つことで、フィルムがキレイに切れやすくなります。特別な腕力を必要とせず、少しコツをつかむだけで老若男女問わず簡単に使用できるので、長年愛されている商品です。
食材を冷凍保存するときは、冷凍対応しているラップを使いましょう。食材にぴっちりラップを巻き付けると、食材の品質低下を防げます。
2.電子レンジで使うとき
電子レンジで使用する際は、以下の点に注意しましょう。
- ごはんなどを温めるときは、基本的に器とラップの間に隙間を作らない
- カレーなどの油ものは跳ねるとラップが溶ける可能性があるので、大きめの器を使う
電子レンジの温めでラップを使うときは、ふんわりラップをかけましょう。食材へのハリ付き防止につながります。
ラップを活用した裏技
ラップは、食材を保存すること以外にも、さまざまな使用用途があります。ラップを使ったちょっとした裏技を身に着けて、生活の中での困りごとを解消しましょう。
1.ラップのはしっこを見つける裏技
ラップを使っているときはしっこがわからなくなってしまったら、以下の方法で見つけられます。
- 未使用のスポンジでラップをこする
- 指に輪ゴムをはめて、ラップの端をこする
- セロハンテープをペタペタ引っ付けてはしっこを探す
家にあるものを活用して、ラップのはしっこを探し当てましょう。
2.バナナを長持ちさせる裏技
購入したバナナの房にラップをきつめに巻き付けると、バナナの熟成を遅くできます。まき終わったラップの上から輪ゴムをかけてラップがはがれるのを防ぐと、ラップの剥がれ落ち防止ができて安心です。
3.明太子の皮から中身を出す裏技
明太子の周りにラップをまいて、ラップと明太子のはしを切って絞ると、皮の中から簡単に中身が出せます。パスタに明太子やたらこを使うときなど、卵の部分だけを使うときに使用すると、チューブのように中身が絞り出せるのでストレスなく調理が進みますよ。
4.ラップの芯でコードをまとめる裏技
使い終わったラップの芯にコードを通すと、ごちゃごちゃしがちなコードをスッキリとまとめられます。ラップの芯を持ち上げるだけで簡単に掃除もできるので衛生的で、ペットのコードかじり防止などにも活用可能です。
5.ファンデーションを復活させる裏技
落として粉々になってしまったファンデーションを集めて、上からラップで押し固め、冷蔵庫で保管するとファンデーションがキレイに固まります。ラップの上からしっかりと押し固めて表面をきれいに慣らしておくと、つるんとした表面のファンデーションが出来上がりますよ。
6.お皿の上からかぶせて洗い物を減らす裏技
災害時や水道管の凍結などで水が出ないときは、お皿の上にラップを敷くとお皿を汚さずに済みます。使い終わったらラップをはがして破棄すれば、お皿を汚さずに何度でもお皿が使えて便利。
紙皿しかなくてもラップがあればお皿を汚さず食事ができるので、災害時の備えとしてラップを準備しておくのもおすすめです。
ラップを使う時の注意点
ラップに含まれるポリ塩化ビニリデンやポリ塩化ビニルは、熱にあまり強くありません。100℃を超える高温には耐えられず、溶けてしまいます。上記の物質は燃えたり溶けこんでしまうと、人体によい影響を与えない物質です。
出来立てで熱い状態のものを乗せると、肉眼ではわからなくてもラップが溶けて食材に成分が付着する恐れがあります。ごはんやお肉などの食材の冷凍に使うラップは、安全性の高いものを選びましょう。
- 器の食材を保存する→ポリ塩化ビニル製のラップ
- 食材を冷凍保存する→ポリエチレンラップ
ポリエチレンラップは無添加であり、安全性が高くて安価な価格で販売されています。しかし、塩化ビニル製のラップよりも耐熱温度が低いので、冷凍した食材を電子レンジで解凍するのには不向きです。
食材の解凍を電子レンジで行うときは、ラップを取り外しましょう。この方法であれば安全面に問題なく、安心してレンジ解凍ができますよ。
まとめ
ラップには、食材を保存すること以外にも、いろいろな使用用途があります。多方面でラップを活用して、生活の中での小さなトラブルを簡単に解決しましょう。