目次
ホットカーペットの寿命は?
ホットカーペットは、どれくらいの年月安心して使用できるのでしょうか。
まずは、買い替えまでの目安となる年数をチェックしてみましょう。保証期間も確認しておくと、購入してすぐに不具合があったときも慌てずに対応できて安心です。
ホットカーペットの耐用年数
カーペットの耐用年数と寿命を確認し、自宅で使用しているものが使用開始からどれくらい経過しているかを確認してみましょう。
5年以上ホットカーペットを使用することはできるのか気になる人必見のホットカーペットを長く使う条件も紹介しています。
ホットカーペットの寿命と耐久年数は5年が目安
ホットカーペットの寿命と耐久年数は、おおむね5年です。
これは使用方法を守って使用したときの目安なので、荒っぽい使い方をしてしまうと一年で壊れることもあります。
買い替えの目安も5年となっているので、現在使用中のホットカーペットがまだ故障していなくても、5年を超えると故障リスクが高くなるかもしれないことを把握しておきましょう。
替え時を過ぎていると急に故障することもあるので、故障してもあせらないように次のホットカーペットの目星を早めにつけておくのもおすすめです。
10年以上使用することは可能?
ホットカーペットを故障させず、10年以上使用することは可能です。
故障しなければ買い替える必要はないため、大切に使用すれば長期間同じホットカーペットを継続使用できます。
ホットカーペットを長く使うためには、以下のような点に注意しましょう。
- 使用方法を守る
- 使用していない時間はホットカーペットの電源を切る
- ホットカーペットを使用する環境に配慮する
使用環境は各家庭で異なるので、無理のない範囲で大切に使用することが重要です。
長期間電源を入れっぱなしにしてしまうと、ホットカーペットにも負荷がかかります。使わないときは電源を落とし、休ませてあげましょう。
ホットカーペットの故障の症状と原因
ホットカーペットが故障したときの症状は、どんなものがあるのでしょうか?故障してしまう原因と併せてご紹介します。
電源が入らない
電源を入れてもホットカーペットが温かくならないのは、断線が原因かもしれません。コードをよく観察してみましょう。
断線部分が見当たらないのであれば、もしかするとプラグがしっかり刺さっていないだけかもしれません。コンセントや、コードの接続部分の確認をしてみましょう。
全く異常が見つからず、購入して日が浅いのであれば修理に出すのもアリです。
焦げたようなにおいがする
ホットカーペットから焦げたようなにおいがするときは、漏電しているかもしれません。漏電しているカーペットをヶ遺族利用するのは危険なので、できるだけ早く新調しましょう。
保証期間内であれば購入したお店に問い合わせてみるのもおすすめです。保証期間が切れ、長期間使用している者であれば寿命といえます。その時は思い切って新しいものを購入しましょう。
カーペットの下に粉が出る
ホットカーペットに限らず、カーペットをめくったときに裏側に粉が出ていると、買い替え時のサインです。
粉が出る理由は、以下の原因が考えられます。
- 長期間使用することによるカーペットの劣化
- 重いものを長時間乗る
- キャスター付きのイスを使用してカーペットが傷んだ
粉は床に面している布の部分が破れて出てきています。カーペットの中がでてきてしまっているので、買い替えの目安です。
カーペットを丸めて収納する
ホットカーペットを購入した際、どのような形状だったか把握しておくことは重要です。
購入時の折りたたみ方は説明書とおりであることが多く、カーペット内の配線を傷つけないたたみ方になっています。
絨毯やカーペットは丸めて収納しがちですが、ホットカーペットは丸めてしまうと配線に負荷をかけてしまい故障の原因につながります。翌年電源を入れても思うように温まらないといった症状を起こすかもしれません。
正しい収納方法はホットカーペットの取扱説明書に記載されているので、収納する前に確認してみましょう。購入時の折り目などを頼りにすることもできますが、説明書を確認して正しく収納することで長期間ホットカーペットを使用しやすくなります。
コードがむき出しになっている
コードがむき出し状態になっていたも使用できる場合、危ないとわかっていても使い続けてしまうこともありますよね。
故障の症状がなかったとしても、コードの状態が購入時と異なる形状になっているのであれば、継続使用はおすすめできません。
- 感電
- 火事
上記のような不慮の事故が起こりやすくなるので、コードがむき出しになっているのであればホットカーペットを買い替えましょう。
熱線から音がする
電熱線からパキパキと音がするのは、熱線に寿命が来ているときのサインです。
また、熱線が変色しているときも買い替え時。まだ使えるからと継続利用すると、思いがけないトラブルを招く可能性があります。
熱線は電気が通る場所なので、少しでもおかしいと思ったら販売店のスタッフなどに相談してみましょう。保証期間内であれば、パーツの交換ができるかもしれません。
保証期間を過ぎているのであれば、買い替え時だと思って新調しましょう。
ホットカーペットに水をこぼす
ホットカーペットにとって、水分は故障の原因になります。水をこぼしてしまったら、できるだけ素早く水分をふき取りましょう。
丸洗いに対応しているホットカーペットであれば選択しても問題ありませんが、丸洗い非対応のホットカーペットは洗濯できません。説明書を読み、管理方法を確認してからお洗濯しましょう。
洗濯できないホットカーペットを水洗いしてしまうと、故障する可能性が高いです。
電源周辺にホコリがたまっている
ホットカーペットに限らず電気を使うものには注意したいのが、電源周辺のホコリです。ホコリは体に害があるだけでなく、電子機器の故障を招きます。
特に冬場は空気が乾燥するので、小さな火種でもあっという間に燃え広がりやすい環境が整いやすい時期。ホコリが電源周辺にたまっていると電気機器のショートを招きやすくなるだけでなく、火災が起きてしまう可能性もあります。
シワを伸ばす
ホットカーペットのシワは、こまめに伸ばしましょう。シワが寄っている部分はカーペット内の配線に負荷がかかり、断線のリスクが高い状態です。負荷がかかったまま使用し続けると、故障に原因につながります。
使用開始時は特別な症状がなかったとしても、シワがある状態で長期間使用すると、カーペットの一部だけ温まらないといった症状が現れることもあります。そうなると買い替えとなるので、ホットカーペットのシワは見つけたときに伸ばしておきましょう。
《 ホットカーペットが壊れやすくなるポイント 》
- カーペット内の電線が切れる可能性のある行動
- 電気がショートを招く行動
- 買い替えサインが出ていても継続使用する
ホットカーペットの寿命を伸ばす方法
ホットカーペット、安いものではありません。できるだけ長く使いたいと願う人は多いものです。
ホットカーペットを長く使用するためには、寿命を伸ばすコツを知っておくことが重要。生活の中に取り入れやすい、ホットカーペットを長持ちさせるコツをご紹介します。
ホットカーペットカバーをつける
ホットカーペットにカーペットカバーを使うことで、以下のようなメリットが得られます。
- カーペットを汚さずに使える
- 低温やけどの防止
- 保温性アップ
- 見た目をチェンジできる
自宅で使用しているカーペットの大きさに合うカバーを購入して、ホットカーペットをより楽しく使用しましょう。
ホットカーペットは床面積を大きく覆うものなので、カバーの色合いが変わると部屋の雰囲気も変わりやすくなりますよ。
カーペット内の回路が切れないような配慮をする
ホットカーペットの中には、保温するための電気回路が張り巡らされています。見た目ではわからないからこそ、回路を切ってしまわないような配慮が必要なのです。
重いものをホットカーペットの上に乗せるのであれば、負荷がかからないように小さな台の上に乗せるようするなど工夫をすることで寿命伸ばせるかもしれません。
電源コードに負荷をかけない
電源コードに負荷がかかりやすくなるのは、以下のようなケースです。
- 無理やり引っ張る
- ねじれを放置
- 重いものを乗せる
- コードを曲げて使う
コードは基本的にまっすぐな状態で使いましょう。電気を通しているので、曲げたり負荷をかけると熱を持ってしまいます。その結果、発火したり異常な熱を持ってしまうのです。
不慮の事故やケガを防ぐためにも、コードの状態には気を付けておきましょう。
熱を発するものの近くにコントローラーを置かない
ホットカーペットのコントローラーは、ホットカーペットの温度などを調節する大切な部分です。精密な作りになっているので、熱や衝撃を与えないように十分注意しましょう。
- ヒーター
- ストーブ
- こたつ
冬場は熱を発生させるグッズがたくさんあります。熱風の吹き出し口にコントローラーがないかなど、安全面に問題がないことを確かめてから使用を開始してください。
ホットカーペット対応の絨毯などを使う
ホットカーペット対応の絨毯を一枚かぶせるだけで、ホットカーペットへの負担が少なくなります。
- ホットカーペット対応の絨毯
- 重すぎない絨毯
上記のことを確認して、絨毯を使い始めましょう。
コンセントから直接電気を取る
ホットカーペットは、電気の消費量が多い傾向です。タコ足配線の電気容量は決まっているため、タコ足配線でホットカーペットから電気を取った場合、ほかの電化製品を使うと容量オーバーになってしまう可能性があります。
タコ足配線で電気をたくさん取りすぎると、負荷がかかりすぎて発火することもあるので要注意!ホットカーペットを使用するばらば、電気使用量を考慮してコンセントから直接電気を取るようにしましょう。
《 ホットカーペットの寿命を伸ばすポイント 》
- ホットカーペットをきれいに管理できる配慮をする
- ホットカーペット内の配線に負荷をかけない
最後に
ホットカーペットは冬場に冷え込む足元を温めてくれる、寒い冬を乗り切る必須アイテムです。長期間使用するためにも、まずは正しい使用方法を把握しましょう。
取扱説明書をなくしてしまった場合は、型番などを検索するとホットカーペットの情報が得られやすくなります。温かく、そして安全にホットカーペットを活用してくださいね。