食器洗いをするときのNG行為4選!食器を放置しすぎるとどうなるの?

食器洗いは少量の洗い物だと水に浸けて置いて、後でまとめて洗うこともありますよね。ですが、実はこの浸け置き洗いの放置は雑菌が繁殖する原因となるため、避けるべきことなのです。他にも洗い物をする時のNG行為をご紹介します。

洗い物をするときの間違い行動とは?

1.食器をつけ置き洗いで放置するのはNG

シンクに放置された洗い物

使った食器をつけ置きしてそのまま放置すると、ブドウ球菌や大腸菌の一種などが数万倍まで増えるそうです。菌が繁殖するには水分が必要のため、水に浸けることで菌が増える環境になってしまうからです。

さらに、この菌は食中毒を引き起こす菌なども増えるそうなので注意が必要です。1時間程度であればこびり付いた汚れを浮かすため、洗い桶に浸けても菌が増えることはほとんど無いようですが、そのまま数時間以上放置は避けましょう。

すぐに洗えない場合は、漂白剤につけるか食器洗い乾燥機を使い熱消毒をする、など殺菌対策をしっかりおこなうのがおすすめです。

2.洗剤の量が多すぎるのはNG

食器用洗剤と3色のスポンジ

洗剤は濃度が濃いほど、量が多いほど汚れ落ちが良いというのは間違いで、適量でない使い方はNGです。汚れを効率よくしっかりと落とすには、希釈濃度という洗剤と水のバランスが重要とのことです。

洗剤は適量を使うことで水だけで洗うより汚れ落ちも早くキレイになりますが、多すぎると洗剤の成分が液体の中で汚れにくっつかず塊になることもあるそうです。

量を多くすれば残留成分が食器に残る可能性もあります。汚れ落ちをよくするためにも、洗剤の量は適量を守るようにしましょう。

3.力任せの擦り洗いはNG

フライパンを洗剤で洗っているところ

頑固な油汚れや焦げ付いた鍋などを洗う時、力任せの擦り洗いはNGです。特に冷えて乾いた状態の食器や鍋に擦り洗いをするのは、食器や鍋に無数の傷がつく上に汚れや焦げはなかなか落ちません。

頑固な油汚れや焦げ付いた鍋をキレイにするときは、48度くらいのお湯でしばらく浸け置きしてお湯の力で汚れを温めおくと擦り洗いしないでも汚れが落ちやすくなります。

4.誤ったスポンジの使い方はNG

スポンジで食器を洗っている女性の手

使う面に注意

2層3層になっているなっているスポンジを使う際、汚れを取るのは不織布の「かたい」面で「柔らかい」面ではないそうです。柔らかい面は洗剤を泡立てるのに使い、基本的にはかたい面で汚れを落としていくのが正しい使い方のようです。

また、かたい面には「研磨剤入り」「研磨剤無し」と2種類あります。茶渋やコゲなどの汚れを取るには研磨剤入りが効果的ですが、傷つきやすいグラスなどを研磨剤入りのスポンジで洗うとキズが付きますので気を付けて下さい。

除菌方法も正しく行う

スポンジは細菌が繁殖しやすいため除菌が必要ですが、熱湯をかけたり漂白剤に浸けるのはスポンジが劣化しますのでNGです。スポンジの耐熱温度は90度のため、正しい除菌方法は90度を超えない熱湯で1分程度さらしてから、冷たい水をかけて冷やし水気を切る方法とのことです。

泡は残さない

スポンジに泡を残しておくのは衛生的にNGです。雑菌が繁殖するには温度、水分、食べ物の汚れやカスなどが条件となります。

洗剤の泡であっても残したままでは雑菌が増える原因となりますので、使用後はよく洗って水気を切ってから風通しの良い場所で乾燥させるように置いておきましょう。

衣類の浸け置き洗いの放置にも気を付けて!

浸け置き洗いで桶に浸けた布

食器洗いの浸け置き洗いの放置は雑菌が増えることになるのでNGとご紹介しましたが、衣類の浸け置き洗いも一晩中放置するのはNGです。浸け置きしている洗剤液は汚れているため、素材によっては汚れた水を吸収して黒ずみの原因となるようです。

また、色移りのほか、季節によっては洗剤液が腐敗して衣類にカビが生えることもあるそうです。洗い物の浸け置きの放置はNGということを覚えておきましょう!

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