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9~12月にかけて旬の『かぼちゃ』
9月に入ると、スーパーなどでたくさん並べて置かれるようになる『かぼちゃ』。日本でも古くから寒くなると風邪予防に最適な食材として、長く愛されてきました。近年は、欧米の風習であるハロウィンにちなんで、10月にかぼちゃを使った料理を作る家庭も増えてきましたよね。
そんな秋から冬にかけて旬となるかぼちゃは、お店に運ばれてきてすぐの新鮮なものが良いとは限りません。お店にやってきたばかりのかぼちゃは、まだ未熟なものも多いからです。
したがって、スーパーなどで購入する際は、完熟サインが出ているかぼちゃを選ぶと、すぐに甘くて美味しいかぼちゃを楽しめますよ。
買うべきではない『かぼちゃ』の特徴とは?
スーパーや八百屋など、自分で確認して購入する場合、完熟したかぼちゃを選ぶとすぐに美味しく食べることができます。では、どのようなかぼちゃは買うべきではないのでしょうか。ここでは避けるべきかぼちゃの特徴を解説していきます。
1.左右対称でないもの
まずは左右対称でないものは、できるだけ避けましょう。しっかり栄養が全体に行き渡っているかぼちゃの場合、左右がしっかり対象になっている物が多いです。左右が対称でないかぼちゃは、栄養が偏っている可能性があり、味の質も少し低い傾向にあります。
2.形が歪になっているもの
前述した理由と同様に、全体の形が歪なものも避けて選んでください。栄養が全体に行き渡っていなかったり、そのために味の質が落ちているものが多いからです。
3.持ったときに軽いと感じるもの
かぼちゃを2つ同時に持った際、「同じ大きさなのに、なぜかこちらのかぼちゃは軽い」と感じたことはありませんか。この場合、多くの人がずっしりと重みのある方を選ぶと思います。
他のものに比べて軽いかぼちゃは、中身がギュッと詰まっていなかったり、栄養価が少ないものだったりする傾向があります。そのため、軽いなと感じるかぼちゃは、できるだけ避け、重みのあるかぼちゃを選ぶとより美味しいかぼちゃを選ぶことができますよ。
4.爪を当てると皮がへこんでしまうもの
かぼちゃの皮に爪を当てた際、簡単にへこんでしまうようなかぼちゃは、まだ未熟である可能性が高いです。未熟なものであっても、しっかり熟成させることで美味しいかぼちゃにはなりますが、しばらく時間を置かなければいけません。
今日明日にでも美味しいかぼちゃを使いたいという場合は、爪を当ててもへこまない固さのあるかぼちゃを選びましょう。皮が固いかぼちゃはしっかり完熟している証拠です。
5.ヘタの部分が湿っているもの
一見、かぼちゃを選ぶ際に、かぼちゃのヘタの部分がしっかりしているものを選びがちですが、実は完熟しているかぼちゃは、ヘタの部分が乾燥し、しなっています。
反対に、収穫されたばかりの未熟なかぼちゃの場合、ヘタの部分に水分が残っているため、湿っていたり、乾燥しきっていない物が多いです。したがって、ヘタの部分が湿っているかぼちゃは、まだ未熟なので甘みが少なく、すぐに使いたい方には不向きです。
6.皮の色が薄い緑色のもの
日本で見かけるかぼちゃの皮の色は緑色のものが多いですよね。この皮の色が濃い緑色をしていればいるほど、かぼちゃが熟しているサインとなります。つまり、皮の色が薄いものは、まだ熟し切っていないため、甘みが少ないかぼちゃである可能性が高いです。
7.【カット】中にある種が平べったい
カットされた状態で販売されているかぼちゃも多いですよね。1個丸ごと使い切ることは、なかなか困難だからです。カットされたかぼちゃはすでに熟しているものが多いと思われがちですが、意外にも未熟なままカットされているかぼちゃも多くあります。
カットされたかぼちゃの場合、実の中に埋まっている種が平べったいものは避けましょう。熟したかぼちゃは、種がふっくらと厚みが出ています。
8.【カット】果肉の色が薄い
カットされたかぼちゃは、中身が見えるため、果肉の色もしっかりチェックしてください。果肉の色が他のかぼちゃに比べて薄いものは、まだ未熟であったり、あるいは栄養不良と呼ばれるかぼちゃである可能性が高いです。
カットかぼちゃを購入する際は、果肉の色がしっかりと色付いているかどうかも確認してくださいね。
こんなかぼちゃを選ぼう!熟した美味しいかぼちゃの選び方
最後に、熟している美味しいかぼちゃの選び方をおさらいしていきます。先に紹介した未熟であったり、栄養が偏っていたりするかぼちゃの特徴と共に、美味しいかぼちゃの選び方も知っておきましょう。
- 皮の部分が濃い緑色をしている
- 左右対称でキレイな形をしている
- 爪を当てても固くへこまない
- ヘタの部分が乾いているもの
- 持ったときにずっしりと重みを感じる
これらがすでに熟していて甘みのある美味しいかぼちゃの特徴です。上記のような特徴を持つかぼちゃを選ぶと、ご家庭でより美味しいかぼちゃを楽しむことができますよ。
完熟したかぼちゃを選んですぐに甘みを堪能しよう
今回は、買うべきではないかぼちゃの特徴や美味しいかぼちゃの選び方を紹介しました。未熟なかぼちゃも時間を置けば熟すため、まだ食べるまでに時間があるという方は、そちらを選んでもかまいません。すぐに食べたい方は、熟したかぼちゃを選ぶことをおすすめします。