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家庭的な果物の定番フルーツ『りんご』
果物の中でも、特に手に入りやすく親しみのある果物といえば、りんごを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。甘くてみずみずしいりんごは、大人はもちろん、離乳食が始まった乳幼児でも食べられるため、多くのご家庭で重宝されています。
そんなりんごの旬の時期は、秋から冬にかけてです。そのため、夏が終わり、冬に近付くにつれて、多くのりんごが店頭に並び始めます。
保存する際は他の食材と一緒にしてはいけない
ちなみに、りんごを保存する際は、他の食材と一緒に保存してはいけないということをご存知でしょうか。りんごは天然ガスの一種『エチレンガス』を放出する食材です。したがって、直接一緒に保存していると、他の食材が傷んでしまう原因となるのです。
りんごを保存する際は、なるべく他の果物と一緒に保存せず、どうしても同じ冷蔵庫で保存しなければいけない場合は、ポリ袋などに入れ、しっかり密封した上で保存しましょう。
買うべきではない『りんご』の特徴6選
スーパーで販売されているりんごは、基本的に安全に食べられるりんごばかりです。しかし、その中でも果汁がたくさん詰まっているものや、甘みの強いものもあれば、まだ未熟であるものや時間が経ってしまっているものもあります。ここでは、なるべく避けるべきりんごの特徴を解説していきます。
1.りんごの皮が十分に赤くなっていない
スーパーで並ぶりんごを見分ける際、1番最初に観察するところが皮ですよね。りんごの皮は、種類によっても違いはありますが、基本的には赤くなっていればなっているほど、完熟し、甘い傾向が強いです。
したがって、りんごの皮が十分に赤くなっていなかったり、色にムラがあるものは、未熟であったり、太陽に照らされた時間が短く、たっぷり栄養を吸収できていないりんごである可能性があります。
2.おしりの部分が緑色
枝が付いていた場所をりんごの『おしり』と呼ぶことがあります。この部分が緑色である場合、未熟のままスーパーに並べられているため、酸味が強いりんごが多いです。甘いりんごがお好みの方が多いと思いますので、おしりの部分が緑色のものは避けて選ぶことをおすすめします。
3.他のりんごに比べて大きい
りんごを選ぶ際、大きめのりんごを選んでいませんか。大きいりんごは他のりんごに比べて栄養をたくさん吸収していそうに見えるため、「甘いのでは?」「食べる体積が多い!」などと思ってしまいがちです。
しかし、実は大きいりんごよりも中くらいのりんごの方が、甘みがギュッと濃縮されていて、甘みを強く感じやすいです。そのため、できるだけ大きめのりんごは避けて選ぶと、より甘みを感じられて美味しく食べられますよ。
4.枝の部分が干からびている
りんごに枝が付いた状態で販売されている、あるいはヘタが付いたまま販売されている場合は、枝やヘタの部分が干からびていないか確認しましょう。
枝やヘタが干からびている場合、すでに時間が経ってしまったために水分が抜けきってしまっている可能性があるからです。鮮度が落ちている証拠でもあるので、できるだけ枝やヘタの部分がしっかりしているりんごを選びましょう。
5.他のりんごより軽い
他のりんごと持ち比べた際、「大きさは同じくらいなのに、なぜかこちらは軽い」と感じる事はありませんか。他のりんごよりも軽いりんごは、果汁が少ない可能性があります。
果汁が少ないということは、りんごの旨味要素でもあるみずみずしさが他のものよりなく、甘みも薄い傾向が強いです。美味しいりんごを選ぶ際は、他のりんごよりも軽いものは避け、他のりんごよりもずっしりと重みを感じるりんごを選びましょう。
6.8月~9月頃に並ぶりんごは旬の前に出荷された可能性
一般的に、りんごは8月の終わり頃から多くスーパーに並び始めます。しかし、りんごの旬は秋から冬なので、この時期に出荷され、すでにスーパーに並んでいるりんごは、未熟な状態で売られていることが多いです。
この時期に購入してしまうと、そのまま食べても未熟なので酸味が強く、甘みを感じにくいです。しっかり追熟するか、10月以降に販売されるりんごを購入するようにしましょう。
りんごは選び方で美味しさが変わる!購入時は見極めを
今回は買うべきではないりんごの特徴をいくつか解説しました。りんごは旬の時期が決まっているので、基本的には10月以降に販売されるものが、より甘みの強い傾向にあります。このような点も踏まえて、りんごの正しい見分け方を参考に美味しいりんごを選びましょう。