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気づくとたまっている換気扇の汚れ。そのままにしておくと換気扇としての機能が弱くなりますし、イヤな臭いの原因にもなります。
そこで今回は、換気扇掃除でやってはいけないことをまとめました。
換気扇掃除はなぜ必要?
まず、そもそもなぜ換気扇の掃除が必要なのか知っておきましょう。
掃除は3か月に1回がベスト
換気扇の汚れの原因は、料理で使った油が蒸発してこびりついていることが大半です。さらに、油汚れにホコリなどがくっついて、放っておくと真っ黒な状態に。
3か月に1回は無理でも、半年に1回は掃除しておきたいところです。
掃除しないと電気代がかかる?!
換気扇汚れを掃除しないでいると、フィルターがつまって換気扇の機能自体が低下してしまいます。そのため、通常より換気するパワーが必要になり、電気代がかさむことに。
こまめに掃除してフィルターを正常に作動させることで、電気代の節約にもつながるのです。
最悪の場合、火事になる
換気扇の汚れの原因は油とホコリ。つまり、汚れのたまった換気扇は引火しやすくなっています。特に火を扱うキッチンは最悪の場合、ガスコンロの火が引火して火事になる原因にも。
手遅れになる前に、常に清潔さを保つよう心がけましょう。
換気扇掃除でやってはいけないこと3選
換気扇掃除を始める前に、やってはいけないことをまとめました。今一度、自分の行動を見直してみましょう。
1.ガスコンロ台にのぼって作業するのはNG
換気扇は、ガスコンロの上に設置されていることがほとんどです。ちょうどいい高さだからといって、ガスコンロの台をそのまま踏み台にして掃除する方もいるかもしれません。
しかし、ガスコンロの台は足場が悪く不安定なので、落下する危険も大きいですよね。踏み台などで安全な足場を確保して作業しましょう。
2.ブレーカーを落とさず作業するのはNG
意外と忘れてしまいがちなのが、ブレーカーです。ブレーカーを落とさずにいると、掃除中にうっかり換気扇を動かしてしまう可能性も。事前に必ず換気扇などのブレーカーは落として作業するようにしましょう。
3.コーティング加工されたファンに重曹はNG
換気扇のフィルターや、ファンを掃除するときに、さまざまな洗剤を活用します。万能アイテムの重曹も換気扇掃除には効果的ですが、コーティング加工されたファンに使うのだけはNG。せっかく加工されているコーティングを落としてしまうからです。
重曹以外にも、換気扇掃除に役立つアイテムをご紹介します。参考にしてみてください。
換気扇掃除のコツ
最後に、換気扇をきれいに掃除するためのコツを紹介します。
1.つけおき洗いがベスト
換気扇のフィルターとファンはどちらもつけおき洗いするのがオススメです。フィルターとファンを取り外したら、シンクの中にゴミ袋を2枚重ねて敷き、その中にフィルターとファンを入れます。お湯とアルカリ性洗剤を入れて、40~60分ほど置いておきましょう。
2.歯ブラシとスポンジ、新聞紙を用意
時間が経ったら水を切って新聞紙の上に出し、スポンジで汚れを落とします。細かいスキマの汚れは歯ブラシをつかって落としましょう。
3.アルカリ洗剤以外でも掃除できる
アルカリ性洗剤が家にない、という場合でも、換気扇掃除ができるアイテムがあります。まずは重曹。こちらは水に漬けなくても、重曹を振りかけて2~3時間放置しておけばつけおきと同じようにスポンジや歯ブラシで落とせるようになります。
また、意外なものでは小麦粉。小麦粉は油を吸って固まるので、ゴム手袋などでこすって落とすことができます。吹きかけるだけで手軽に落とせるセスキ炭酸ソーダ、洗濯もののつけおきなどに活躍するオキシクリーンなども有効です。
こまめな掃除で換気扇を清潔に
換気扇掃除で大切なことをまとめてみました。換気扇掃除は、フィルターやファンの取り外しに手間がかかりますし、目につきにくい場所にあるので、うっかり掃除するのを忘れているなんてことも多いでしょう。
しかし、こまめに掃除することで電気代の節約になりますし、万が一の火事も防ぐことができます。家にあるアイテムだけで掃除はできるので、是非こまめにチェックしてみてくださいね。