目次
携帯電話やスマホでプープープーと鳴って切れる原因
電話から聞こえるプープープーという音の正式名称は「ビジートーン」と言います。
家庭の固定電話の時はプープーと2回鳴って、電話を掛けた側が電話を切らなければ鳴り続けていたものですが、現在では携帯電話からの通話でもプープープーと3回鳴って電話が切れるようになっています。
そもそも、なぜ電話が切れるのか?携帯電話やスマホでプープープーと鳴って切れる原因は何なのかを調べしてみたところ、5つの原因があることがわかりました。
原因1:相手側が話し中の場合
電話をかけた相手側が話し中の場合は、プープープーと音が聞こえて電話が切れることがあります。少し時間を空けて再度かけ直すと基本的につながります。
固定電話の場合は受話器をしっかり置いていないことで電話をかけている状態が続いていることがあるので話し中の扱いになり、そこに電話をするとプープープーと音が聞こえて電話が切れることもあります。
通話が終わったら必ず受話器をしっかり置いて通話を終了させましょう。
原因2:同時に電話をかけている場合
相手との通話中に電波障害などで通話が切れてしまい慌てて再度電話したときに、お互いがすぐかけ直すとそのタイミングによってプープープーと音が聞こえて電話が切れることがあります。少し時間を空けて再度かけ直すと基本的につながります。
原因3:着信拒否されている場合
話し中と思って少し時間を空けてかけ直すことを何度か繰り返してもプープープーと音が聞こえて電話が切れる場合は着信拒否をされていることがあります。
相手との関係に問題が無いようでしたら、違う番号の電話から電話をしたり、公衆電話から電話をすることで電話がつながるかも知れません。
但し、登録していない知らない番号をすべて着信拒否にしていることもあるので電話がつながらないことがあります。
原因4:おやすみモードを設定している場合
iPhoneの場合はおやすみモードという機能があり、夜間や勤務中などで緊急以外の電話に出たくない場合に利用できます。この場合はプープープーと音が鳴って電話が切れることがあります。着信は残るので折返しの電話を待ってみましょう。
原因5:電話機の故障や電波障害
電話機本体の故障によって着信できずにプープープーと鳴って切れてしまうこともあります。電話を受ける側が故障に気が付かないとその状態が続いてしまいます。
携帯電話を使用していると電波障害が発生して発信や着信が出来なくなっている場合もあります。電波障害が発生している時は圏外になっているかニュースやキャリアの公式サイトで確認することができます。
《 ポイント 》
- 電話がプープープーという音がして切れるということは相手の電話が圏外や電源が入っていないという理由ではない。
- 「おかけになった電話番号は電波の届かない場所におられるか電源が入っていないため~」というメッセージが流れた場合や、プープープーの音がした場合は上に挙げた5つの原因が考えられる。
プープープーと鳴って切れる着信拒否とは
プープープーという音が鳴って電話が切れる着信拒否には電話機の機能を使用して着信拒否をする場合と電話会社のサービスを利用して着信拒否をする場合の2種類があります。
電話機の機能を使用して着信拒否をする場合
iPhone本体の機能を利用する
iPhone本体の機能を利用して着信拒否をするには電話アプリの設定からこの発信者の着信拒否を設定することで着信拒否をすることができます。
この設定を実施した場合は、電話をかけてきた相手に対して何もアナウンスメッセージが流れずに、プープープーという通知音が鳴るだけです。呼び出し音も鳴りません。
ちなみにiPhone本体の電源が落ちている場合や機内モードになっている場合には「おかけになった電話は電源が入っていないか、電波の届かない場所におられるか…」というアナウンスが流れるので着信拒否の場合とは異なります。
Androidのスマホの本体の機能を利用する
Androidのスマホの本体の機能を利用して着信拒否をするには電話帳の設定から着信拒否を意味するブロックを設定することができます。
この設定を実施した場合は、電話をかけてきた相手に対して何もアナウンスメッセージが流れず、呼び出し音も鳴らずに通話が切れることがあります。
ちなみにAndroidのスマホの本体の電源が落ちている場合や機内モードになっている場合には「おかけになった電話は電源が入っていないか、電波の届かない場所におられるか…」というアナウンスが流れるので着信拒否の場合とは異なります。
キャリアでのサービスで着信拒否をする場合
キャリアによって着信拒否のやアナウンスメッセージは異なります。どのようなメッセージに鳴っているのか確認しておきましょう。あからさまに拒否されていることがわかるメッセージですと気分的にあまり良くないですよね…。
ドコモ
ドコモの着信拒否のサービスは、「迷惑電話ストップサービス」という名称で大手キャリアの中では唯一、申込みや料金が無料なので必要がありません。
このサービスによって拒否された電話には
というアナウンスメッセージが流れます。このメッセージでは拒否されていることがすぐわかる内容になっています。
au
auの着信拒否のサービスは、「迷惑電話撃退サービス」という名称で月額100円(税別)の申し込みと費用が必要になります。
このサービスを利用すると着信拒否したい電話番号を機種によって10件~30件登録することができます。そしてサービスを利用していれば非通知でかかってきた電話の場合でも着信を拒否することができます。
このサービスによって拒否された番号には
というアナウンスメッセージが流れます。このメッセージでは拒否されていることがすぐわかる内容になっています。
ソフトバンク
ソフトバンクの着信拒否のサービスは、「ナンバーブロック」という名称で月額100円(税別)の申し込みと費用が必要になります。このサービスを利用すると20件の電話番号を登録することができます。
サービスを利用していれば非通知でかかってきた電話の場合でも着信を拒否することができます。サービスによって拒否された番号に流れるアナウンスメッセージは、以下の9つのメッセージから自分の好きなメッセージを設定してアナウンスすることができます。
9種類のメッセージがありますが、どのメッセージでも拒否されていることがすぐわかる内容になっています。
電話機本体の着信拒否機能では、相手が着信拒否されているのか判断がしづらものですが、キャリアのサービスを利用すると相手に着信拒否されているということがわかりやすくなります。
固定電話でプープープーと鳴って切れる原因
固定電話の場合は、プープープー以外にも違う音が鳴ることがあるので、実は音である程度は状況を判断することも可能です。
固定電話でのプープープーという音は話し中
固定電話で電話をかけた時にプープープーという音が聞こえて呼び出し音が鳴らない場合は、電話した相手が他の誰かと話し中ということが原因です。
固定電話でのツーツーツーという音は拒否されている可能性アリ
固定電話で電話をかけた時にツーツーツーという音が聞こえて呼び出し音が鳴らない場合は、ナンバーディスプレイを契約している電話機で着信拒否の設定がされているということが原因になります。
電話機、または電話回線の不具合
プープープーという音やツーツーツーという音もしないという場合には電話機本体または電話回線に何かしらの不具合が発生してしまっている可能性があるので、それが原因になっていることがあります。
《 ポイント 》
- 固定電話の場合は音によって状況をある程度把握することが可能です。
- プープープーという音は話し中、ツーツーツーという音は着信拒否、受話器を取ってツーーーという長い音が聞こえない場合は電話機本体または電話線に不具合が発生している。
電話がプープープーと鳴って切れる時の対処法
固定電話でのプープープーという音は話し中なので後でかけ直す
この音が聞こえた場合は、少し時間を空けて再度電話をかけ直すことで繋がります。
但し、タイミングが悪くて相手が次の電話を受けてしまっていたり、長電話がなかなか終わらない場合にはなかなか繋がらないということもあり得るので注意が必要です。
プープープーという音が聞こえているのでしたら電話が故障してしまっているということはないので安心できます。
電話をしている相手が話し中か確認することが出来るサービスがあります。固定電話から114に電話をすると相手先の電話が話し中かコンピュータが自動調べてくれます。
114に電話したら音声案内に従って相手の電話番号をタイヤルしましょう。すると話し中かどうかをコンピューターが調べてくれて結果を教えてもらえます。
調べた結果が相手の電話が故障していた場合や調べられなかった場合にはオペレーターがさらに調査してくれます。
固定電話でのツーツーツーという音は拒否されているので違う電話でかけ直す
この音がした場合は連絡することは諦めたほうが良いこともあります。着信拒否されているということは、自分では無意識のうちに相手に不快な思いをさせてしまっていたなどのトラブルが発生していたと考えられます。
但し、電話機本体の設定を誤って着信拒否となってしまっていることもあるので、どうしても連絡が取りたいと考えた場合には公衆電話など、自宅の固定電話以外から電話してみましょう。
電話機または電話回線の不具合が原因
電話機が故障して不具合が発生しているかどうかは、受話器を取って耳に当てた時にツーーーという長い音が聞こえるか聞こえないかでわかります。
この音が聞こえる場合は回線に不具合は発生していません。但し、電話機本体の内部でどこか不具合が発生してしまっている可能性はあります。
ツーーーという長い音が聞こえ無い場合は、電話機本体または電話線に不具合がある可能性があります。予備の電話機や電話線をお持ちの場合は交換してテストしてみましょう。
《 ポイント 》
- 固定電話では聞こえる音によってある程度状況を判断することができる。
- 固定電話がプープープーと鳴って電話が切れるときは、主に通話中となることが多く少し時間をおいてからかけ直すことで基本的にはつながる。
- 固定電話がツーツーツーという音の場合は着信拒否されていることが多い。
- 何も音がしない場合は電話機や電話回線の故障を疑うようにしてよく調べてみる。
最後に
今回は電話がプープープーという音が鳴って切れる原因について詳しく紹介しました。
話し中の場合でしたら、時間を空けてかけ直すことで問題は解決しますが、電話機本体の機能で着信拒否をされている場合は確認はしづらいものです。
相手との関係が悪くなければ設定間違いで拒否してしまっていることもあるので違う番号の電話や公衆電話から連絡してみましょう。
プープープーという音が鳴って切れる原因を理解しておくことでイライラしてストレスに感じることも少なくなると思うので覚えておきましょう。