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サラダや汁物にも大活躍!幅広い料理で使える『水菜』
サラダとして、汁物の具材として、また和え物にも活躍する水菜。古くから日本食によく使われていた野菜なので、日本人には親しみのある食材ですよね。
しかし、そんな水菜は傷むのも早く、使い切らずに終わってしまったという経験を持つ方も多いのではないでしょうか。冷蔵保存しても長持ちせず、早いと2~3日で傷んでしまうこともあるため、水菜はなるべく早く使い切ってしまいましょう。
水菜は栄養豊富って知ってた?
あまり知られていませんが、水菜は多くの栄養を含んでいる野菜です。主に以下のような栄養素が含まれていて、女性にも嬉しい栄養が多いのも特徴的です。
- βカロテン
- カリウム
- カルシウム
- 鉄分
- 葉酸
- 食物繊維
- ビタミンC
食物繊維が豊富に含まれていることで、便秘予防になります。また、女性は積極的に摂るべきとされている葉酸や鉄分が含まれているのも嬉しいポイントです。さらに、ビタミンCも多く含まれてることから、美肌にも効果があるとされています。
水菜の賞味期限はどのくらい?正しい保存方法も解説
水菜は傷みやすい野菜なので、適切に保存していなければ、2~3日で傷んでしまうこともあります。一般的に4~5日が賞味期限の目安とされていますが、正しい方法で保存すれば、約10日間日持ちします。
水分を補いつつ野菜室で保存が正解!
水菜を冷蔵保存する場合、野菜室に保存するのが適しています。水菜を10日間日持ちさせるためには、以下の方法で保存しましょう。
- 水洗いした後、使いやすい長さにカットする
- 1~2分ほど水に浸し、ザルに取り出した後、水気を切る
- タッパーなどの密閉容器にキッチンペーパーを敷く
- キッチンペーパーの上に水菜を置き、さらに上からキッチンペーパーを被せる
- 容器を密閉したら、野菜室に保管する
- 保存期間にキッチンペーパーが濡れてきたら、キッチンペーパーを取り替える
この方法で保存すれば、約10日間日持ちさせることができます。ちなみに、キッチンペーパーが水分を吸収し濡れるタイミングは、4~5日目あたりが多いです。3~4日目を過ぎたら、毎日キッチンペーパーが濡れていないか確認しましょう。
食べてはいけない『水菜』の特徴5選
では、水菜は傷んでしまうとどのような特徴が現われるのでしょうか。腐ってしまった水菜を食べてしまうと、腹痛や下痢を引き起こすなど、食中毒症状が現われる恐れがあります。下記のようなサインが現われたら、食べずに廃棄しましょう。
1.茶色く変色している
水菜が傷んでしまったときのサインとして、最もよく現われる異変が変色です。水菜の場合、緑色が茶色に変色してしまっている場合は、すでに傷んでいるサインなので、食べずに捨てましょう。
レタスなどの葉野菜の場合、変色した部分を取り除けば食べられることもありますが、水菜の場合は、傷みの進行が早いので、一箇所が変色していると、全体に傷みが行き渡っていることが多いです。
2.ぬめり気が出てくる
腐った水菜は、内側から水分が漏れ出てきます。すると、水菜を使おうと触った際に、ヌメヌメとした嫌なぬめり気が出てきます。正常な水菜はぬめり気がないので、ぬめり気が出ている時点で腐ってしまっていると判断しましょう。
「ぬめり気を落としたら食べられるのでは?」と考える人もいますが、ぬめり気が出ている時点で、水菜自体が腐っているサインです。ぬめり気は落ちても腐敗した事実は変わらないので、もったいないですが廃棄してください。
3.茎の部分が透明な飴色のような色に変色
通常、水菜の茎部分は白いです。しかし、腐った水菜の場合、茎の部分が透明な飴色のように変色していることがあります。
茎の部分が飴色に変色している場合は、かなり腐敗が進行している状態です。すでに葉の部分も茶色く変色していることが多いですが、こちらも食べてはいけない水菜のサインとして覚えておきましょう。
4.溶け始めている
先にぬめり気が出てくるというサインを紹介しましたが、さらにその状態が進行してしまうと、水分が漏れ出てしまい、葉の部分が溶け始めることがあります。
確認した際、葉の部分が濡れていて、ぬめり気と共に溶けている様子が見られたら、すでに全体に腐敗が進行している可能性が非常に高いです。食べることは諦め、他の食材に悪影響を及ぼさないうちに捨てましょう。
5.鼻をつくような酸っぱい臭いを放つ
水菜は腐ると腐敗臭を放つことがあります。冷蔵庫を開け、水菜を手に取った瞬間、ツンと鼻をつくような酸っぱい臭いを感じたことはありませんか。これこそが腐敗臭です。
水菜はあまり臭いを発することはありません。異臭が漂っている場合は、異常事態だと捉え、無理に料理に使うのはやめましょう。
腐った水菜は他の野菜に悪影響…すぐに廃棄して!
いかがでしたでしょうか。腐った水菜は、溶けたり水分が漏れ出たり、さらには腐敗臭を放つこともあるので、一緒に保管している他の食材にも悪影響を与えかねません。使い切れなかった水菜は勿体ないですが、早めに廃棄するようにしましょう。