目次
氷を早く作る方法
①金属製トレイやアルミカップを活用
熱伝導率が早いと氷も早く作ることができる
氷を作る時にはプラスチックの製氷皿を使って作ることが多いと思いますが、氷を早く作るためには、金属製の容器を使うことで氷を早く作ることができます。
金属製の容器は熱伝導率が良くなるので、冷気が伝わりやすくなるため、氷を早く作ることができるのです。
金属の中でもアルミは特に熱伝導率が優れています。一般的なプラスチックの製氷皿と比較するとアルミの熱の伝わりやすさはおよそ2000倍と言われています。
一刻も早く氷を作ることを考えた場合にはアルミ製のトレイとアルミカップを使用して氷を作りましょう。
作り方
作り方はアルミ製のトレイの上に水を入れたアルミカップを乗せて冷凍庫で冷凍させます。
この方法ですとアルミ製トレイの下からとアルミカップの周囲に冷気が伝わるのでおよそ30分で氷を作ることができます。
氷を早く作るためのポイントは、熱伝導率を上げるためアルミ製のトレイの上に乗せるアルミカップを欲張って隙間なく並べて多くの氷を作ろうとはしないで、アルミカップとアルミカップの間に隙間を作ってあげることです。
また、氷を早く作るためには20℃以上の水を使用するようにしましょう。
《 ポイント 》
- 熱伝導率が優れている金属製の容器を使うことで氷は早く作ることができる。
- 金属の中でもアルミはプラスチックの2000倍の熱伝導率があるので氷を早く作るときはアルミ製のトレイの上にアルミ製の容器を乗せて氷を作るようにする。
②お湯を凍らせる
氷を早く作る方法として水から氷を作るよりもお湯を凍らせた方が早く氷になるという現象があることを知っていますか?
信じられないかも知れませんが、20℃の水を凍らせると凍り始めるまでに100分ほどかかるところ、100℃のお湯を凍らせた場合は30分で凍り始めると言われています。
ムペンバ効果
これは「ムペンバ効果」と呼ばれている現象で、なぜ高温のお湯の方が低温の水より早く凍るのか?という詳しい仕組みは未だ解明されていないのですが、いくつかの実験で早く凍ることが実証されています。
但し、この100℃のお湯の方が早く凍る現象は、再現するためにはいくつか条件があるようです。
お使いの家庭用冷蔵庫がその条件に当てはまらないと、逆に早く氷にならないという結果もありますので注意しましょう。自宅の冷蔵庫でお湯から氷を作るのは、先にテストとして数個作って様子をみたほうが無難ですね。本当に急ぎの時は別の方法で氷を作った方が早く作る事が出来るかもしれません。
それにしても、水から氷を作るより、お湯から氷を作るほうが早く氷になるというのは驚きの現象ですよね。
《 ポイント 》
- お湯を凍らせると早く氷ができることが実験で実証されているが、家庭の冷蔵庫では再現が難しいと言われているので、急いでいる場合には避けた方が良い。
③冷凍庫の高速製氷を活用
ご自宅にある冷蔵庫に急速冷凍機能や急冷凍機能があるか確認してください。
これらの機能がある場合、その機能が水を凍らせて氷を早く作るために適している機能か確認してください。急速冷凍と言っても食品を素早く冷凍させるための機能で氷を早く作る時に適していない場合があります。
実際に機能を活用する前にご自宅の冷蔵庫の機能をインターネットで型番から調べて確認した後、冷蔵庫にあるボタンを確認して製氷という機能設定ボタンがあれば設定して氷を作りましょう。
《 ポイント 》
- 急速冷凍や急冷凍の機能がある冷蔵庫でも氷を早く作るのに適している機能とは限らない。
- 冷蔵庫の急速冷凍機能が適している機能か確認して、製氷のボタンがあれば利用して氷を早く作る。
大きな氷を早く作る方法
タッパーで大きい氷を早く作る
大きな氷を早く作る裏技とも言える方法も合わせて紹介します。
夏のアウトドア遊びや学校行事の運動会や部活などで急に大きい氷が必要になった場合、タッパーなどに水を入れて冷凍庫で凍らせてもなかなか凍らなくて困ったという経験がありませんか?
大きい氷を早く作るためには水の表面積をできるだけ大きくしてあげるが重要です。なので大きい氷を作る時にはタッパーのような容器を使用しますが、そこにいきなり水を入れて凍らせるのではなく、早く凍らせるためには製氷機で作ってある粒氷をタッパーに入るだけ入れてください。
その後で水をタッパーに入れて冷凍庫に入れて凍らせましょう。こうすることで大きな氷を早く作ることができます。透明でキレイな氷を求めている場合にはこの方法で大きな氷を作ると粒氷の形は残って見えるのでおすすめできません。
《 ポイント 》
- 大きな氷を作る時はタッパーなど表面積が大きくなる容器に製氷器で作った粒氷を入れるだけ入れて浸るくらいの水を加えて凍らせると大きな氷を早く作ることができる。
溶けにくい氷を作る方法
氷は作り方によって溶けにくい氷を早く作ることもできます。溶けにくい氷を作るためのポイントは2つあります。
それは不純物が入っていないことと時間をかけてゆっくり凍らせることです。家庭で作る氷はほとんどが白っぽくくすんでいます。これは氷の原料となる水に含まれているミネラルや空気です。
これが不純物となり一緒に凍ってしまうことで氷の結合を邪魔するので溶けやすくなってしまいます。溶けにくい氷は不純物が入っていないので透明な氷になります。水は不純物がない部分から凍ります。
時間を掛けてゆっくり凍らせることで、凍っている途中で不純物を含んでいる水を捨てることで不純物のない氷を作ることができます。
また、急速冷凍させると小さな氷の結晶がたくさんできてしまうのですが、ゆっくり時間を掛けて凍らせた場合には大きな結晶ができるので氷はより溶けにくくなります。
溶けにくい氷の作り方
- 水を沸騰させる
水に含まれている不純物である空気を抜くために沸騰させます。 - 冷まして製氷器に入れる
沸騰させた水を常温まで冷まし、ゆっくりと気泡が入らないように気をつけながら製氷器に入れてフタをします。 - 半分程度凍ったら、残りの水を捨てて水を加えて凍らせる
凍り具合を見て半分程度凍ったら、凍っていない残りの水を捨てて新しい水を加えて凍らせます。
この方法で溶けにくい氷をご家庭の冷蔵庫でも作ることができます。フタ付きの製氷器をお持ちでない場合はきれいで清潔なタッパーで代用することができます。
また水道水ではなく、不純物が少ないミネラルウォーターを使えば沸騰させる必要が無くなります。そのままミネラルウォーターを製氷器に入れるだけで溶けにくい氷を早く作ることができます。
ミネラルウォーターは硬水よりも軟水を利用しましょう。硬水はミネラル成分が多くなってしまうので溶けにくい氷を早く作る場合には向いていません。
《 ポイント 》
- 溶けにくい氷は不純物がない水でゆっくり時間を掛けて作る透明な氷。
- 1度水を沸騰させてから半分凍らせて、凍っていない水を捨てて水を加えて凍らせる、という手順で作る。
- 軟水のミネラルウォーターを凍らせることで溶けにくい氷を早く作ることができる。
最後に
今回は氷を早く作る方法を紹介しました。氷は熱伝導率の高い金属製の容器を使用して作ることで早く作ることができます。
金属製の容器の中でもアルミ製のものは熱伝導率がプラスチックと比較して2000倍と言われているので、氷を早く作る場合はアルミ製の容器を使用することをおすすめします。
いざという時のために覚えておいて実践してみてください。