目次
お礼の菓子折りの選び方
お礼の菓子折りの選び方をマスターしていきましょう。まずは選び方と料金の相場について説明します。相手に合わせて適切なものを選びましょう。
菓子折りの選び方
お礼・挨拶・謝罪など、渡す目的別に紹介します。選び方を読む前に、まずは目的を明確にするようにしてください。目的がはっきりしたら、商品を選びましょう。
お礼で渡すとき
お礼で渡すものは開けたときにビックリするような、高見えする商品がいいです。若い方がいる場合にはSNS映えする商品もいいでしょう。
また、複数人にまとめて贈る場合には、人数分揃っていること。味の好みも考えて複数のフレーバーを揃えておくと喜ばれます。
《 ポイント 》
- 開けたときにビックリするような、高見えする商品がおすすめ
- 人数分あるか、フレーバーは複数あるかチェック
挨拶で渡すとき
仕事や私生活で挨拶する場面は多いはず。そんなときの菓子折りは、流行りを取り入れたものを贈るといいでしょう。
挨拶は自分を知ってもらうために贈るものなので、おしゃれなものを贈ることができれば、評価が上がること間違いなしです。贈る方の近所のお菓子屋さんで購入すると、適当に選んできたと勘違いされてしまうので、注意しましょう。
《 ポイント 》
- 流行りを取り入れたものを贈るのがおすすめ
- 近所で菓子折りを買わない
お詫びで渡すとき
適当なお菓子を贈ってしまうと、申し訳ないという気持ちが伝わらないこともあります。お詫びのときは、老舗のデパートに並んでいるようなお菓子を選ぶといいです。
例えば、羊羹やカステラなどがおすすめ。羊羹やカステラは落ち着いた包装がされているので、お詫びのときにはちょうどいいお菓子と言えます。
《 ポイント 》
- 老舗のデパートに並んでいるようなお菓子を選ぶのがおすすめ
- 特に羊羹やカステラは落ち着いた包装がされているので、ちょうどいい
菓子折りの料金相場
贈る菓子折りは高ければいいというものではありません。場面によって適正な価格があります。
- お礼の菓子折り:3,000〜5,000円
- 挨拶の菓子折り:1,000〜3,000円
- お詫びの菓子折り:5,000円〜10,000円
お礼・挨拶のものは、相手が気を使ってしまわないように金額は安めのものを選ぶようにします。
お詫びの際は10,000円以上の高級なものを贈ってしまうと、「高いものを贈ればいいと考えている人」と思われてしまうので、注意が必要です。謝罪の気持ちをより丁寧に伝えたい場合には、手紙などを添えるのがいいでしょう。
ちなみに仕事で菓子折りを渡す際の勘定項目は、「接待交際費」でOKです。
《 ポイント 》
- 贈る菓子折りは高ければいいというものではない
お礼の菓子折りおすすめ3選
ここからはお礼やお詫びをするときにおすすめの菓子折りを紹介します。選び方を見てもあまりピンと来なかった方は以下のものから選んでみましょう。
UMIMAME(ウミマメ) 海鮮おつまみセット
お酒のおつまみにおすすめのお豆のセットです。おつまみセットは贈り物としては珍しいので、お礼・挨拶で渡すと喜ばれます。
また、フレーバーは7種類。イワシやイカ、明太子など飽きが来ず、長く楽しめるものばかり。お酒が大好きな方、味付きお豆を好んでいる方に贈ると喜ばれる商品です。
アンリ・シャルパンティエ フィナンシェ・マドレーヌ詰合せ
1969年創業の歴史あるアンリ・シャルパンティエ。創業から40年で2000万個の販売実績があります。こちらの商品もお礼・挨拶向け。有名なお菓子なので、絶対に失敗したくないときに渡すといいでしょう。
フレーバーは2種類で、アーモンドを使ったフィナンシェとラム酒とレモンを使ったマドレーヌを楽しむことができます。ティータイムのお供に最高のフレーバーです。
とらや 小形羊羹
とらやは歴史のある和菓子店で、5世紀に渡って和菓子をつくりつづけています。
シンプルで落ち着いた包装で老舗のお店の味であることから、お詫びの際の菓子折りとしておすすめと言えるでしょう。食べやすいサイズなので、手を汚さずに食べることができます。
フレーバーは全部で5つ。定番の黒糖やはちみつはもちろん。紅茶味も揃っているので、どんなシーンでも喜んで食べてもらえます。
お礼の菓子折りを贈る際のマナー
お礼の菓子折りを贈るときにはただ渡せばいいというものではありません。以下では、のしや渡すタイミングなどを解説します。
せっかくいい菓子折りを用意しても、マナーが伴っていなければ評価は下がってしまいます。紹介する渡し方を是非参考にしてください。
のし紙はつける場合とつけない場合がある
菓子折りを渡す際に、のし紙について迷う方も多いと思います。のし紙は、お礼・挨拶のときにはつけるのがベストです。お祝いの意味があるので、めでたい印象を与えることができます。
逆にお詫びをするときはのし紙を付けないようにしましょう。包装も落ち着いたものを選ぶとお詫びの気持ちがしっかり伝わります。
《 ポイント 》
- お礼・挨拶のときにはつけるのがベスト
- お詫びのときにはつけない
菓子折りを渡すタイミング
菓子折りを渡すときにも適切なタイミングがあります。まずはお礼・挨拶のとき。お礼・挨拶のときは、菓子折りを最初の挨拶で渡します。
逆にお詫びのときには、相手の方が許してくれたときです。最初に渡してしまうと、お菓子で許してもらおうとしていると勘違いされる可能性も。適切なタイミングで渡すようにしましょう。
《 ポイント 》
- お礼・挨拶のときは、最初の挨拶で渡す
- お詫びのときは相手が許してくれたときに渡す
渡すときには紙袋から外す
渡すときには紙袋から外すようにしましょう。これはどんなお礼の場合でも一緒です。紙袋は汚れからお菓子を守ってくれた存在。渡すときに汚れた紙袋ごと渡すのはよくありません。
まれに、相手が持ち帰るのに紙袋が必要ということもあるのでその時は渡してあげましょう。ちなみに、郵送の場合には紙袋は必要です。紙袋に伝票を貼るようにしてください。
また、渡すときには黙ってではなく言葉を添えるのがいいです。「よろしければ、あとで皆さんで召し上がってください。」や「お時間をいただき、誠にありがとうございます。」など一言言ってから渡してください。
《 ポイント 》
- 渡すときに汚れた紙袋ごと渡すのはよくない
- 渡すときには黙ってではなく言葉を添えるのがいい
お礼の菓子折りが必要な場面とは
お礼の菓子折りが必要なときとそうでないときがいつなのか迷うことも多いと思います。
今回は、お礼を渡すか迷ってしまう場面を4つ紹介しましょう。それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
新築引き渡しのとき
新居を建てたときにお世話になった営業の方や現場監督の方にお礼の菓子折りを贈るか迷う方は多いと思います。菓子折りを贈るのは特にマナーとしては決められていません。
しかし、菓子折りを贈る方が多いのが実情です。贈る場合には2,000〜3,000円ぐらいの菓子折りがいいでしょう。
高すぎると貰った相手も気を使ってしまうので、できるだけ安価に済ませるのがいいです。
《 ポイント 》
- 菓子折りを贈る方が多いのが実情
- 2,000〜3,000円ぐらいの菓子折りがいい
弁護士にお世話になったとき
弁護士に菓子折りを渡すときはどうでしょうか。弁護士によって受け取ってもらえる場合とそうでない場合があるので、注意が必要。
受け取ってもらえないのは、国選弁護人・破産管財人・会社の方針でもらえない方です。上記の条件に入っていなければ贈っても大丈夫。贈るときは5,000円程度の菓子折りがベストです。
《 ポイント 》
- 弁護士によって受け取ってもらえる場合とそうでない場合がある
- 5,000円程度がベスト
葬儀屋への心付け
葬儀屋へのお心づけについては、古くからの習慣で渡すべきと考える方も多くいます。しかし、現在ではお心づけを貰わない会社や見積書にお心づけとして費用が計上してある場合も。
そのため、葬儀屋のやり方に合わせて動くのがベストです。菓子折りを準備するときには、2,000〜5,000円で調達しましょう。
《 ポイント 》
- 現在ではお心づけを貰わない会社や見積書にお心づけとして費用が計上してある場合がある
- 2,000〜5,000円で調達する
救急車の隊員にお礼する場合
救急車で運ばれたときに菓子折りを持っていくかどうか迷ってしまう方も多いようです。しかし、この場合は贈らない方がいいでしょう。隊員の方も仕事で助けてくれているので、お礼をもらわない決まりになっているところも多いです。
もしも、感謝の気持ちを伝えたい場合には、手紙で近況報告するといいでしょう。
《 ポイント 》
- お礼をもらわない決まりになっているところも多い
さいごに
今回はお礼のときに渡す菓子折りについて紹介しました。菓子折りは渡す目的別に選びましょう。もしも、迷ってしまった場合には今回紹介したおすすめ3選の中から選んでみてください。
また、渡すときにもマナーがあるので注意しましょう。お礼が不要な場合もあるので、良く考えてから菓子折りを渡すようにしてください。