目次
にんじんが腐る前の状態
にんじんは見た目で腐り始めているのが分かりやすいです。多少見た目が悪くなっても腐っていなければ食べることはできますが、栄養価や風味は落ちてくるので状態が変わらない新鮮なうちに食べるようにしましょう。次のような状態であれば使うことができると言われています。
ひげ根や切り口に芽が生える
長く放置しているとひげ根や切り口に芽が生えてきます。毒性はありませんので食べることができますが、美味しくありませんので取り除いて使いましょう。
一部が柔らかくなっている
にんじんがふにゃふにゃ柔らかくなっているのは、保存期間が長くなり水分不足が原因です。食べても問題ありませんが、通常のにんじんより味は落ちているのでみじん切りなどにして使うのがおすすめです。1日水に浸しておくと固いにんじんに復活するそうなので試してみましょう。
一部が黒く変色している
黒くなる原因は、温度変化や乾燥によるものです。なので表面の一部が変色している程度であれば腐っていないため食べることができます。皮を厚めにむいて取り除いてから使いましょう。
中がスカスカしている
収穫が遅れたり乾燥するとにんじんの中身に「す」が入りスカスカしてきます。風味や食感は落ちますが食べることはできます。葉付きのにんじんは、葉をつけたままにしておくと栄養が葉に取られ「す」ができやすくなるため、葉の部分は切り落として保存するのがよいでしょう。
にんじんが腐っている時のサイン5選!
にんじんの賞味期限は常温保存で1週間くらい、冷蔵庫で2~3週間くらいと言われています。季節によっても日持ちする期間は変わりますが、次のような状態になったら腐っている時のサインのため食べるのは控えましょう。
1.酸っぱい臭いがする
酸っぱい臭いがするにんじんは腐っていますので破棄しましょう。
2.ぬめりがある
持った時にぬめりがあり、洗っても取れない場合は腐っているサインです。さらに柔らかくなっている場合は中身も溶けかけていることが多いですので食べれません。
3.全体的にシワシワ・ブヨブヨしている
一部だけがシワシワになっている場合は水に浸して復活しますが、全体的にシワシワしている場合は腐っている可能性が高いです。
4.中身が溶けている
にんじんを切った時に中身が溶けている場合も腐っているので食べるのはやめましょう。
5.カビが生えている
一部だけであってもカビが生えているにんじんは丸ごと破棄しましょう。カビている部分だけ取り除いても目に見えない部分にもカビ菌がくっついていることもあります。
にんじんの正しい保存方法
葉は切り分ける
葉つきのにんじんは葉が付いたまま保存しておくと栄養が葉に取られてしまいますので、早めに切り分けておきます。にんじんは葉の部分もカリウムやカルシム、ビタミンCなど栄養が豊富なため捨てずにおひたしや炒め物などに使うのがおすすめです。
鮮度を保つ保存方法
- 湿気に弱いため袋にはいったままでは腐りやすいため、購入してきた袋から出します。
- 袋から出したらサッと水で洗いキッチンペーパーなどで水気をふき取りましょう。
- にんじんは乾燥にも弱いためむき出しのままはNGです。キッチンペーパーや新聞紙で1本ずつ包みます。
- ペーパーなどで包んだにんじんはポリ袋などの保存袋に入れます。
- 冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。
- 水分が出てくるため包んでいるキッチンペーパーや新聞紙は3~4日に一度交換してください。
さいごに
にんじんは腐りにくいイメージですが保存状態によっては1週間程度で傷み始めます。腐る前の状態になったらすぐに使い切ることをおすすめします。また、ストックが多くあって使い切れない場合はや使いかけのにんじんは、薄くスライスして冷凍保存しておくのがおすすめです。