目次
ファスナーの引手の代用品3選!
ファスナーの代用品は全部で3つ。応急処置的なものから、一度変えれば長く使えるものまで紹介します。
自分が使いやすそうなものを探してみてください。詳しい使い方を知りたい場合は「ファスナーの引手を代用品で対処するやり方」で紹介するので、ぜひ御覧ください。
クリップ
代用品として使える意外なものとして、クリップがあります。クリップは事務用品なので、持っている方も多いアイテムですよね。
クリップは自由自在に動かしやすいので、女性でも工具なしで簡単に取り付けることが可能。ただし、針金の先は刺さるとケガをすることもあるので、注意しましょう。
銀色のクリップが主流ですが、カラークリップを使用すると、色が入るので華やかな印象になります。デザイン性を求める方はカラークリップも使ってみてください。
ジッパータブ
ジッパータブはファスナーの引手が壊れてしまったときに簡単にリペアできるのが魅力です。こちらも工具は必要なく、自分で直すことができます。家にストックしておくと大変便利です。
また、カラーバリエーションや素材も豊富。革製品もあるので、革の素材のバッグには革のジッパータブを使うといいでしょう。通販以外では、アウトドア用品店で手に入れることができます。自分の目で確かめたい方は足を運んでみてください。
特におすすめは、VICTORINOXのジッパータブ。洗練されたデザインが特徴です。
100均の引手
ダイソーには手芸コーナーに、カニカン型のファスナーの引手やマルカンが付いたファスナーの引手が売られています。カニカン型はファスナー部分に引っ掛けるだけなので、簡単に利用できます。
一方、マルカンが付いたタイプは工具を使う必要があります。その分リペアしたことが分かりにくいので、修理品だと周りにバレることはありません。実際に100均で見比べて購入することをおすすめします。
ファスナーの引手を代用品で対処するやり方
ファスナーの引手を代用品で対処するときに、どのようにやれば良いのかわからない方も多いと思います。
以下では上記で紹介した3選の代用品の使い方について解説していきます。是非参考にして引手を直してみてください。
クリップ
まずは、クリップを使って引手を修理する方法です。
- クリップを広げて取っ手が付いていた部分に引っ掛ける
- クリップの奥まで通す
- クリップを引っ張ってファスナーを動かすことができれば完了
広げて通すだけなので、簡単です。広げたときに形が変わってしまった場合には、調節して整えましょう。ペンチなどを使わなくても簡単に操作できます。
《 ポイント 》
- 形が崩れたら整える
ジッパータブ
ジッパータブも技術は特に必要ありません。手軽に取り付け可能です。
- ジッパータブの輪っかを引手が付いていたところに通す
- 出てきた輪の中にジッパータブのチャームが付いている部分を通す
- 引っ張って完了
キーホルダーをかばんに付けるときと同じ要領で取り付けることができます。引っ張るときには、強く引っ張ってしまうと、ジッパータブが壊れてしまうので力は入れすぎないようにしてください。
ジッパータブは引手を延長することもできます。延長する場合には、引手の輪っか部分に通すと持ちやすくなりますよ。
《 ポイント 》
- キーホルダーと同じ要領で付けられる
- 強く引っ張りすぎない
マルカン型の引手
カニカン型の引手は引っ掛けるだけですが、マルカン型は少し技術が必要です。マルカン型を取り付ける手順を紹介します。
- 平ヤットコを2本用意する
- 平ヤットコでマルカンの左右を持って、前後に開く
- 代用品の引手と引手が付いていたファスナーをマルカンに通す
- マルカンの左右を平ヤットコでもって閉じる
- 引っ張ってファスナーが動けば完了
丸ヤットコは表面が丸いので、滑りやすいです。平ヤットコは溝があるので、安定しやすくなっています。平ヤットコを使うようにしましょう。
初心者でも15分もあれば、修理できてしまうので、ぜひチャレンジしてみてください。
《 ポイント 》
- 平ヤットコを使う
- 初心者でも15分程度でできる
ファスナーのスライダーが動かないときの対処法
ファスナーのトラブルでも多いのがスライダーが動かなくなってしまうこと。実はファスナーのスライダーが動かなくなる原因は2つあります。
以下で対処法を紹介しますので、是非参考にしてみてください。
布を噛んでいる場合
ファスナーによくあるトラブルが、布を噛んでしまって動かなくなること。急いでいるときほど起こりやすいです。
本来だったら、閉めたい方向とは逆の方向に引っ張りますが、それでも治らない場合には、以下の手順でやってみてください。
- ドライヤーをファスナーに当てる
- 温まったら少しずつ動かしてみる
- 直るまで1と2を繰り返したら完了
この方法はプラスチックのファスナーにおすすめです。プラスチックは熱に弱いので、ドライヤーの風で簡単に柔らかくすることができます。金属類のファスナーの場合にも応用はできるので、風を当てる時間を長くして対応してみてください。
《 ポイント 》
- プラスチックのファスナーにはドライヤーを使うのがおすすめ
潤滑剤が少ない場合
潤滑剤が少ない場合は、ろうそくを使って滑りをよくしてみましょう。綿棒とろうそくがあれば、簡単に直すことが可能です。
- ろうそくの表面を綿棒でこする
- エレメント部分に1の綿棒をこすりつける
- 上下に動かしてスムーズに動けば完了
ろうそくには油分が入っているので、油分の効果でスライダーが動きやすくなります。また、ろうそくは白色のものを使うようにしてください。色付きのものを使ってしまうと、シミになってしまうこともあります。
《 ポイント 》
- ろうそくの油分の効果で動きやすくなる
ファスナーを閉めても開いてしまうときの対処法
ファスナーのトラブルとして多いのが、閉めても開いてしまうケースです。買い替えてしまう方も多いかもしれませんが、工夫次第では直すことも。
以下では直し方などをお伝えします。
ペンチを使って直す方法
ファスナーが閉めても開いてしまうときは、スライダーが緩んでいることが考えられます。スライダーはペンチ1本で直すことができるので、ぜひためしてみてください。
- 布でスライダーを包む
- ペンチでスライダーの上下を挟む
- ファスナーを上下させてスムーズに動けば完了
布を挟むことで、スライダーを傷つけずに直すことができます。力は込めずに優しく挟むようにしましょう。力を込めて挟んでしまうと、スライダーが破損してしまうことがあります。ちょっとずつ調整するようにしてください。
《 ポイント 》
- 挟むときは力を込めないようにする
直らない場合には修理も検討する
自分で修理しても直らない場合には、洋服やバッグをお直ししてくれるお店に持っていって、修理してもらいましょう。その場合ファスナー自体を交換しなければいけないので、ものによっては修理できないこともあります。
また、ファスナーがYKKのものである場合には、無料でスライダー交換も可能。YKKの公式HPから修理の依頼をすることができるので、ぜひ検討してみてください。
https://www.ykkfastening.com/japan/support/
《 ポイント 》
- お直ししてくれる店に持っていく
- YKKのものならば無料で交換してくれる
さいごに
今回は、ファスナーの引手の代用品について解説しました。代用品を使って修理すればいつも通りに問題なく使うことができます。
早く直したい方はクリップで、しっかり直したい方は、ジッパータブや100均の引手を購入しましょう。また、他にもトラブルの対処法を紹介しました。
ファスナーのトラブルがあった場合は、今回お伝えした方法で直してみてください。