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ブロッコリーは料理の彩りにも大活躍する食材
ブロッコリーは、サラダやシチューなど、さまざまな料理で活躍する食材です。洋食はもちろん、和食にも調理次第で合わせることができるため、料理をする人にとって使いやすいですよね。彩りを良くしたい際も、鮮やかなブロッコリーの緑は活躍してくれます。
また、最近では、カットされたブロッコリーが冷凍食品として販売されているものもあり、より使いやすく便利になっているため、さらに需要が高まっています。
そんなブロッコリーは栄養価も高く、低カロリーなので、女性にとっても嬉しい食材です。特にビタミンCが含まれているため、免疫力向上や美肌にも効果的です。
『ブロッコリー』にするべきではないNG行為5選
免疫力を向上させる効果や、美肌効果が期待できるブロッコリーですが、調理方法や保存方法を間違えると、せっかくの栄養を逃がしてしまったり、早く傷んでしまったりします。ここでは、ブロッコリーにするべきではないNG行為を5つ紹介します。
1.茹でて調理する
通常、ブロッコリーは茹でて調理することが多いですが、ブロッコリーに含まれているビタミンCは水溶性なので、茹でて調理することで、流れ出てしまいます。そのため、効率よくビタミンCを摂取したい場合は、茹でずに蒸す方法が適しています。
シチューなどで使う際には、ブロッコリーを電子レンジで蒸した後、後入れすることで、ビタミンCを失わずに料理を美味しく味わうことができますよ。
2.加熱調理後に冷水にさらす
ブロッコリーを使うレシピを見てみると、加熱調理後に粗熱を取るため、冷水にさらす工程が記載されていることが多いです。しかし、先に話したとおり、ブロッコリーに含まれているビタミンCは水溶性です。そのため、冷水にさらすことで、水に溶け流れ出てしまいます。
加熱調理後に粗熱を取る場合は、少々時間がかかってしまいますが、常温で自然に熱が冷めるのを待つことで、ビタミンCを損ねず、粗熱を取ることが可能です。時間があるときは、常温で冷ますようにしましょう。
3.常温で保存する
ブロッコリーは傷みやすい食材です。そのため、正しい保存方法で保存しなければ、すぐに腐り始めてしまいます。
ブロッコリーの適切な保存温度は0~5℃と言われています。そのため、常温で保存してしまうと、あっとういう間に黄色くなってしまい、腐り始めてしまうのです。ブロッコリーは必ず冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。
4.リンゴやメロンと一緒に保存する
有名な話ですが、リンゴやメロンは、エチレンガスを自然発生させてしまう果物です。ブロッコリーは、このエチレンガスが特に苦手な食材なので、リンゴやメロンと一緒に保存してしまうと、エチレンガスに当たり、傷んでしまいます。
そのため、リンゴやメロンなどのエチレンガスを放出する果物と、エチレンガスが苦手なブロッコリーは、同じ空間で保存しないようにしましょう。
5.寝かせた状態で冷蔵保存する
ブロッコリーを保存する際は、つぼみの部分が傷まないよう、立てて保存する方法が基本です。寝かせて保存してしまうと、前述したようにつぼみが当たってしまい、傷み、腐敗を早めてしまいます。
ブロッコリーは3日で食べ切れないなら冷凍保存しよう
ブロッコリーは、正しく冷蔵保存したとしても、最大3日が消費期限です。そのため、すぐに食べ切れない場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存することで、消費期限の短いブロッコリーでも1ヶ月保存することが可能です。
ちなみに、下記のような現象が起こったブロッコリーは、すでに傷んでいるため、食べないようにしましょう。
- つぼみが茶色く変色している
- カビが生えた
- 変な匂いが漂っている
つぼみが黄色く変色し始めていることがありますが、この状態ではまだ腐っていません。しかし、茶色く変色する前段階なので、食べるならばその日、あるいは翌日のうちに使い切るようにしましょう。
ブロッコリーの冷凍保存方法
では、3日で使い切ることが難しい場合に最適な冷凍保存は、どのようにして保存するべきなのでしょうか。以下に手順を記載するので、参考にしてくださいね。
- ブロッコリーを小房ごとに切り分ける
- 塩茹でした後、1回分ずつラップに包む
- ジッパー付きのビニール袋に入れて冷凍保存
こうすることで、1回1回切り分ける手間もなく、料理の時短にもなるので便利ですよ!注意するべきポイントは、塩茹での時間です。長く茹でてしまうと上手に保存ができなくなってしまうので、1分ほどサッと茹でるようにしましょう。
また、冷凍したブロッコリーは、調理する際、冷凍のまま加熱調理するようにしてください。生で食べたい場合は、レンジで蒸すなどすることで、美味しく食べられますよ。
ブロッコリーは正しく保存して美味しく食べよう
いかがでしたでしょうか。ブロッコリーは傷みやすい食材なので、保存方法には特に気を付けなければいけません。また、豊富に含まれているビタミンCを効率的に摂取するためにも、利用を損なわない方法で調理することを意識してみてくださいね。