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熱いお湯ですすぐと縮んでしまう
リネン素材は繊維の目が粗く、洗濯すると5%〜10%ほど縮んでしまうという特徴があります。
洗えば洗うほど繊維の目が詰まって生地が丈夫になるので、洗濯すること自体は問題ありません。衣服であれば、リネンが縮む性質を知ってあらかじめ大きめのサイズを選んでおくのがリネン素材と長く付き合うコツ。
リネンの縮む性質を知らずに自分の体にフィットするサイズの服を買ってしまったなら、お湯ですすぐのはNGです。水かぬるま湯ですすげば比較的縮みを防ぐので、サイズが大きく変わってしまうこともありません。
洗剤や皮脂の汚れが残っていると黄ばみの原因に
リネン素材は、黄ばみやすいのも特徴です。これは繊維の間に残ってしまった洗剤や皮脂の汚れが酸化してしまうため。汗をかいたらすぐに洗うのはもちろんのこと、洗剤をしっかりとすすぎ落とすことが重要です。
リネン素材の黄ばみは、漂白剤で落とすことができます。太陽光で焼けて全体的に広がっている黄ばみは、液体漂白剤に漬け置きしておけばOK。汗のシミなど部分的な汚れは、強力な粉末酸素系漂白剤を使用して落とすことができます。
ただし、洗いすぎると色落ちの原因にもなるので注意しましょう。
洗濯後そのままにしておくとシワになる
洗濯後、濡れたまま置いておくとしわが残ってしまいます。しわしわの状態もリネン素材の魅力ではありますが、生地を伸ばさないまま乾いてしまうとリネンらしくない余計なしわが残ってしまい、みっともない雰囲気になってしまうことも。脱水をしても、同様に絞りじわが残ってしまいます。
リネン素材は脱水をせず、濡れているうちにしっかりと生地を伸ばして乾かすことで、ナチュラルな感じに仕上がります。
また、リネン特有のしわが気になってしまうという場合は、生乾きの状態でアイロンをかけるのがオススメ。自分の好みに合わせてリネンをお手入れしてあげるのが大切です。
リネン素材の色を長持ちさせる方法
淡い色合いが魅力のリネン素材ですが、繊維の目が粗く色が移りやすいという欠点があります。
リネン素材の服はネットに入れるか、他の衣服とは分けて洗うのがいいでしょう。
また、太陽の光に焼けやすいという特徴もあるため、乾かすときは日陰干しがベスト。服の色が太陽光によって褪せてしまうことを防げますし、リネン素材は乾きやすいので日陰でも充分に乾かすことができます。
正しい洗濯方法でリネン素材を長く使おう
リネン素材の正しい洗濯方法についてご紹介しました。
家でも洗濯でき、且つ洗濯を繰り返すことで丈夫になるリネン素材は、洗濯方法に少し気をつかうだけで長く愛用することができます。
正しい洗濯方法で、お気に入りのリネン素材のアイテムを長持ちさせましょう。