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華やかさをUP!スタイリングも簡単なパーマヘアー
美容室のメニューの中には、カットやカラーリングといった定番メニューの中に、パーマが含まれています。パーマをかけることで、毎朝のスタイリングも楽になりますし、何より一気に華やかさが出るので、女性に人気のメニューの1つです。
パーマのかけ方によっても雰囲気がまったく異なるので、同じメニューであっても、合わせるカラーリングやウェーブ感で、個性を演出することができる点も魅力的ですよね。
髪質やケアによってはすぐとれてしまうことも…
パーマはかけると一気に印象を華やかにしてくれるメニューですが、その人の髪質やパーマをかけた直後の扱い方、さらには日々のケア方法によっては、すぐにパーマがとれてしまうことも少なくありません。
パーマメニューは少々値段も高く設定されている美容室が大半なので、以前パーマをかけたけれど、すぐにとれてしまったという経験から、それ以降、パーマをかけることを躊躇している人も多いでしょう。
また、パーマをかけると髪がどうしても傷みやすくなってしまうため、「パサパサになってしまったから、もうしない」と諦めている人が多いことも。
パーマをかけた後にしてはいけないNG行為7選
パーマをかけたけれどすぐにとれてしまったという経験や、パーマをかけたら髪が酷く傷んでしまったという経験を持つ人はとても多いです。もしかすると、パーマをかけたことのある大半の人が経験済みなのではないでしょうか。
しかし、このような失敗談は、パーマをかけた後にしてはいけないNG行為をしていることが原因であることも考えられます。これらを回避することで、髪質的にかかりにくいとされている人でも、2~3回デジタルパーマをかけることで、しっかり癖を付けることが可能です。
1.直後にブラシを使って髪を梳かす
パーマをかけてから1週間のうちに、ブラシを使って髪を梳かしてしまう人はとても多いです。しかし、実はこれこそがかけたパーマをとってしまっている最も多い原因の1つです。
パーマをかけてから1週間は、髪にパーマの形を形状記憶させる必要があります。しかし、この1週間でブラシを通してしまうと、髪がブラシで梳かした状態、つまりストレートの形状を記憶してしまいます。
すると、元々ストレースヘアーだった髪は、パーマの形状ではなく、ストレートの形状に戻ろうとするため、せっかくかけたパーマがすぐにとれてしまう原因となるのです。
2.1~2週間以内にカラーリングをする
パーマをかけてから、「さぁ、次は髪を明るくするためにカラーリングするぞ!」と意気込む人もいると思います。しかし、パーマをかけてから1~2週間以内にカラーリングしてしまうと、髪が酷く傷む原因となります。
すでにパーマをかけたことで傷んでいる髪は、一定期間お休みさせなければいけません。休ませずにカラーリングしてしまうと、傷みに傷みを重ねてしまうため、より酷く傷んでしまうのです。
髪が傷むことでパーマはとれやすくなってしまうため、結果、髪が傷み、さらにパーマがとれてしまう原因となります。カラーリングをしたい場合は、必ず2週間以上、できれば3~4週間空けてから施術してもらいましょう。
3.コテやアイロンを使い高温を当てる
「なんとなくパーマのかかりが弱い」と感じ、パーマの上からコテやアイロンを使って巻こうとする人がいますが、せっかく形状記憶させたパーマに高温を当てて巻いてしまうと、新たな形状を記憶しようとします。
パーマと同じ形を形作ることはなかなか難しいので、結果として、違う方向に巻いてしまい、パーマが弱くなってしまう原因となります。また、パーマの上からコテやアイロンで高温を当てると、より傷みをくわえることになるので、注意が必要です。
4.パーマをかけた当日に髪を洗う
カラーリングの際も同様ですが、カラーリングやパーマをかけた当日は、家で髪を洗うことを控えるように指示する美容院が多いです。
これは、せっかくカラーやパーマで形状記憶させているのに、髪を洗うことで、効果を弱めてしまったり、取り除いてしまう恐れがあるからです。すると、せっかくかけたパーマもとれてしまったり、効果が弱まってしまうため、「パーマがかからなかった」という原因になります。
5.お風呂上がりに完全に乾くまでドライヤーを当てる
通常、髪はしっかり最後まで乾かし切ると考えている人が多いですが、パーマに関しては、髪全体が100%乾くまでドライヤーを当ててしまうと、髪が乾燥する原因となります。
髪が乾燥してしまうと傷んでしまい、パサパサになってしまいがちです。すると、パーマも徐々にとれていき、早々にウェーブ感がなくなってしまいます。
パーマをかけている人の場合は、まずはタオルドライをし、その後、乾燥による傷みを避けるため、9割を基準に髪を乾かすようにしましょう。
6.洗浄力の強いシャンプーを多めに使う
洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、パーマが早くとれる原因となることがあります。なるべくパーマを維持するためには、低刺激性のシャンプーを選ぶようにしましょう。
また、最近ではパーマヘアーを考慮して、オーダーメイドのシャンプーを作成してくれるメーカーもあります。パーマで髪の傷みが酷くなってしまったり、パーマがすぐにとれてしまうとお悩みの方は、一度オーダーメイドで作ってみることもおすすめします。
7.濡れた状態のまま放置する
「パーマは濡れた状態の方が強くウェーブ感が出る」と感じている人は多いでしょう。実際に、髪を濡らすことで一気にパーマが強くなることはよくあります。
しかし、だからといってお風呂上がりに髪が濡れた状態のまま放置することは推奨できません。髪が濡れた状態は、キューティクルが開いた状態なので、そのまま放置していると髪が傷む原因となるからです。
また、パサつきの原因にもなるので、お風呂上がりには、しっかりタオルドライをした後、洗い流さないトリートメントなどを使い、すぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。
パーマを長持ちさせるために実践するべきケア方法
最後に、パーマをかけた後にしてはいけないNG行為を踏まえた上で、パーマを長持ちさせるために、家でするべきケア方法を紹介します。
パーマをかけた後は、毎日のケアとして以下の方法で髪をケアするようにしてください。
- 髪を乾かす際は9割を目安に
- 指でクルクルと巻きながら髪を乾かす
- 低刺激性のシャンプーを使う
- 洗い流さないトリートメントを使って保湿する
- お風呂後はタオルドライしてすぐに乾かす
特に、お風呂上がりにそのままドライヤーをするのではなく、洗い流さないトリートメントを髪に浸透させてから乾かすことは、とても重要です。髪を熱から守ってくれるだけではなく、保湿効果も期待できるので、パーマを長持ちさせる手助けをしてくれます。
また、乾かす際は、髪の上部から下にかけて乾かすことを意識してください。さらに、パーマ部分はパーマの形状に沿って指でクルクルと巻きながら乾かしましょう。そうすることで、乾かす際にしっかり形状記憶させることができ、パーマの長持ちに繋がります。
パーマをかけた後は正しいケアを続けて長持ちさせよう
いかがでしたでしょうか。パーマをかけた後は、パーマがとれたり髪の傷みが酷くならないよう、正しい知識でケアをすることが最も重要です。毎日のお風呂上がりに正しいケアを取り入れることで、パーマヘアーをキレイに長持ちさせましょう。