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接着芯って何?
接着芯をご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは接着芯について少しだけお話させてください。接着芯とは、生地にハリを持たせることができる接着剤がついた芯地のことを言います。
服やバッグや小物を作るときに使用されます。接着芯を使用することで型崩れを防ぐことができます。ハンドメイドをされる方の中には、補強のために接着芯を使用するという方も多いようです。あまり必要ないのじゃないの?と思われるかもしれませんが、接着芯を使用するのと使用しないのとでは仕上がりが全然違います。
これまでお裁縫が上手くできなかったという方にもぜひ使ってみて欲しいアイテムです。では、その接着芯は洗濯することができるのかということと、使い方と張り方のコツをご紹介します。
接着芯は洗濯することができるの?
接着芯を使ったものは洗濯することができます!基本的に接着芯は目に見えない部分に使用する素材なのですが、洗濯することができます。しかし、接着芯にはいくつかのタイプがあり、洗濯することをおすすめできないものもあります。
洗濯ができる接着芯のタイプ
- 布製の接着芯
- キルト芯
- ニット用の接着芯
この3つのタイプの接着芯は洗濯することができるものです。
洗濯をおすすめできない接着芯のタイプ
不織布タイプの接着芯は洗濯することをおすすめできないタイプです。
接着芯を使った洗濯物の洗い方
洗濯機で洗濯しても良いですし、手洗いで洗濯しても良いです。普通の洗濯洗剤でもおしゃれ着用の洗濯洗剤でも洗濯することができます。水洗いでも良いですし、ぬるま湯洗いでも良いです。
洗濯することができる、布製の接着芯・キルト芯・ニット用の接着芯であれば、基本的には洗濯しても構いません。
洗濯することをおすすめできない不織布の接着芯である場合は、おしゃれ着用の洗濯洗剤を使って優しく手洗いすると良いと思います。
接着芯の使い方のコツ
接着芯には、シールタイプとアイロンタイプがあります。シールのように簡単に貼り付けることができるものと、アイロンの熱を使って貼り付けるものです。
シールタイプの接着芯
シールになっているので、アイロンを使用しなくても、その場でサッと貼り付けることができます。また、薄い接着芯の上に、さらに厚めの接着芯を重ねて貼り付ける、という使い方をすることもできます。
シールタイプの接着芯は重ねて貼り付けることができるという特徴があるのです。しかし、アイロンタイプと比べると接着力が弱めです。接着芯を使った物の使用する頻度や洗濯する頻度によっては、接着芯が浮き上がってきてしまったり、剥がれてしまったりすることがあります。
アイロンタイプの接着芯
アイロンタイプの接着芯には、片側に接着剤がついているものと両側に接着剤がついているものがあります。用途によって使い分けることができます。その接着剤によって、アイロンの熱をあてることで貼り付けることができる接着芯です。
アイロンタイプの接着芯にはいろんな素材があり、麻や綿などの生地に使用するのが一般的です。接着力が弱めのシールタイプの接着芯と比べると、アイロンタイプの接着芯は接着力がとても強いです。接着芯を使った物の使用する頻度や洗濯する頻度が多くても剥がれにくいのが特徴です。
接着芯の貼り方のコツ
シールタイプの接着芯
接着芯と貼り合わせたい生地を平らな部分に置きます。動いてしまわないようにしっかり固定しましょう。シールタイプの接着芯には接着剤の面に紙が貼りつけられています。その紙を剥がすことで接着面があらわれます。紙は一気に剥がすのではなく、少しずつ剥がしながら貼り付けていくとキレイに貼り付けることができます。
アイロンタイプの接着芯
アイロンの温度を150℃くらい(中温)に設定します。接着芯と貼り合わせたい生地にアイロンの熱をあてるときには、アイロンを滑らせるように動かすのではなく、アイロンの熱を上から押しあてるようにします。押しあてる時間の目安は10秒から15秒くらいです。シワの伸ばしたいわけではないので、滑らせるように動かす必要はありません。
また、広範囲に接着剤を使用したい場合には、中央部分からアイロンと熱をあて、外側に向かってあてる位置を変えていくと良いです。中央部分から外側へ向かってあてる理由は、空気を逃がしてあげるためです。
外側からあてて中央部分に向かっていくと、空気が逃げることができず残ってしまうことがあります。アイロンの熱をあてた後は、熱が冷めるまで放置します。冷める前に動かしてしまうと接着芯が剥がれてしまうことがありますので注意しましょう。
まとめ
基本的には接着芯を使ったものは洗濯することができますが、洗濯することをおすすめできないタイプもあります。頻繁に洗濯をしたいものに接着芯を使用する場合は、洗濯することができるタイプを選びましょう。