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結婚式の披露宴と二次会の違い4つ
結婚式には挙式、披露宴、二次会とありますが、それぞれ目的や内容が違います。挙式はチャペルや神社などで行う、儀式のことを指します。親族だけで行う場合もあれば、親族と親しい友人などを呼ぶ人前式も増えてきました。
披露宴はフォーマルな場でのお披露目が目的です。二次会は気のおけない友人だけで集まるお披露目パーティーのことを指します。
ここからは披露宴と二次会の違いについて、もっと詳しく紹介していきます。この2つの違いがよくわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式の披露宴と二次会の違い1:主催者
披露宴と二次会は主催者が変わります。披露宴は新郎新婦が主催者となり、ゲストを招待し披露をするフォーマルな場です。格式のある場所で行われることも多いので、細かいマナーが大切になります。
二次会の主催者は親しい友人が中心となることが多いです。また新郎新婦によっては、自身が主催者となったり業者に依頼したりすることがあります。友人が主催者になると、自分たちらしさを出せるパーティーになることが多いでしょう。
結婚式の披露宴と二次会の違い2:参加者
参加者も披露宴と二次会では大きな違いがあります。披露宴は親族や友人、職場の上司や同僚など幅広い世代や繋がりの人たちをゲストとして招待します。
二次会になると呼ぶゲストは、もっと身近な人物になることがほとんどです。親しい友人たちだけで、改めてお祝いをする場となるので新郎新婦との距離がぐっと近くなります。また挙式や披露宴に呼べなかったゲストを二次会にだけ呼ぶ場合もあります。
結婚式の披露宴と二次会の違い3:会場
ホテルや結婚式場で行うのが披露宴、カジュアルなレストランや居酒屋などで行うのが二次会です。披露宴は格式あるフォーマルな場となりますが、少しカジュアルに参加できるのが二次会となります。
披露宴も二次会も、だいたい3時間ほどの流れとなります。どちらも会場を時間で予約しているので、終了予定時間が伸びることはほとんどありません。
結婚式の披露宴と二次会の違い4:ご祝儀と会費制
結婚式で必要となるご祝儀の他に、二次会に出席する際には別で会費を用意する必要があります。挙式と披露宴に参加する場合と、披露宴だけ参加するときの用意するご祝儀は同額です。
二次会は会費制となり、一般的には5,000円前後となります。披露宴が終わった後に、二次会の受付で会費を払いましょう。結婚式の披露宴のご祝儀はふくさに包みますが、二次会の会費は包まないことが多いようです。
【男女別】結婚式の二次会で避けたい服装例2選
比較的カジュアルなシーンとは言え、結婚式の二次会でも最低限のマナーがあります。二次会はただの飲み会では無いので、マナーをしっかりと把握して参加することが大切です。
結婚式の二次会で避けたい服装の例を男女別にみていきましょう。新郎新婦が親しい間柄とはいえ、マナーが守れないと相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
男性の場合
黒いネクタイや黒スーツは「喪」をイメージさせてしまうので、避けましょう。結婚式の二次会においても新郎新婦が主役なので、派手な色のスーツは適していてません。
結婚式マナーと同様に「殺生」をイメージさせるファーやアニマル柄の服やアイテムもNGです。カジュアルな二次会ですが、スニーカーやサンダル、ブーツも避けた方が良いでしょう。男性の場合、基本的には披露宴と同じような服装がベターです。
女性の場合
女性が結婚式の二次会に参加する時に気をつける服装も、基本的なマナーと変わりがありません。二次会とは言え白いドレスは、その日限りは新婦のものなので着てはいけません。
また「喪」をイメージさせる黒いドレス、「殺生」をイメージさせるアニマル柄やファーも例えトレンドであっても避けましょう。二次会は比較的カジュアルなシーンですが、露出が多い服やラフな服は向いていません。
【会場別】結婚式の二次会に参加するときの服装マナー6選
基本的なマナーは色々とありますが、大切なのは結婚式二次会の会場に合わせることです。会場がホテルや結婚式場、レストラン、居酒屋でふさわしい服装は決まってくるでしょう。
結婚式二次会は事前に招待状が来る場合がほとんどなので、会場をあらかじめチェックしておきます。会場の雰囲気に合わせた服装にすることが、結婚式の二次会に参加するゲストとしてのマナーです。
会場別に分けた服装マナーを紹介します。
男性の服装マナー1:ホテルや結婚式場の場合
ホテルや結婚式場で二次会を行う際には、セミフォーマルな服装が望ましいです。結婚式から二次会にそのまま参加する際には、そのままの服装で良いでしょう。
二次会から参加する際には、礼服が理想ですがネイビーやグレーなどのベーシックなスーツでOkです。オフィススタイルに見えないように、ネクタイや小物で少しおしゃれをしましょう。
派手な色を避けるのがマナーですが、ストライプ柄のスーツなら大丈夫です。
男性の服装マナー2:カジュアルレストランの場合
ホテルほど格式高い場所ではありませんが、品よくまとめたインフォーマルな服装がおすすめです。派手な色や柄を着ないのがマナーなので、スーツの色は黒以外の控えめなものを選びます。
シャツも白や淡い色を選びます。シンプルにしすぎるとオフィススタイルになってしまうので、ネクタイで遊び心をプラスしましょう。ストライプやドットなど、さりげない柄を取り入れるだけでオシャレ度がアップします。
男性の服装マナー3:居酒屋やパーティースペースの場合
結婚式のマナーに合わせた服装だと浮いてしまうのが、二次会を居酒屋などで行う場合です。セミフォーマルやインフォーマルは避けた方が良いでしょう。
カジュアルになりすぎると失礼にあたるので、ジャケットは着用するのがマナーです。ジャケットとパンツスタイルをベースとして襟なしインナーを着るとおしゃれに仕上がります。この場合はネクタイ無しのスマートカジュアルでOKです。
女性の服装マナー1:ホテルや結婚式場の場合
男性の時と同じように、ホテルや結婚式場で二次会を行う時にはセミフォーマルスタイルが基本的なマナーです。披露宴からそのまま参加する際には、同じ服装で構いません。
二次会から参加する時には、セットアップスタイルが便利です。オフィススタイルに見えないように、刺繍やレースが施されたデザインのものを選ぶと華やかになります。
カラードレスを着る時は、白と黒を避けて質感の良いものを選びましょう。
女性の服装マナー2:カジュアルレストランの場合
レストランと言っても雰囲気はさまざまなので、事前に調べておくのが無難です。カジュアルレストランであれば、ホテルなどよりも少しだけラフにしたインフォーマルスタイルが良いでしょう。
艶感のある綺麗めなシンプルワンピースや、セットアップスタイルが適しています。季節に合わせた素材感を取り入れたり、少し華やかな柄物を取り入れたりするのも良いでしょう。
ワンピースの色が少し暗い時は、小物で華やかさをプラスします。
女性の服装マナー3:居酒屋やパーティースペースの場合
居酒屋やパーティースペースでの二次会に参加する際には、フォーマルな服装は浮いてしまう場合があります。披露宴から参加する時は、別に服を用意することがおすすめです。
カジュアルにしすぎてしまうと、結婚式のマナーに反してしまうのでラフにしすぎないように気をつけます。デザイン性があるカラーブラウスとパンツスタイルでも十分です。
気軽に参加したくなりがちですが、露出の高い服も避けましょう。
【時間帯別】結婚式の二次会に参加するときの服装マナー3選
時間帯別でも、結婚式の二次会に参加する際の服装マナーは変わります。基本的には和服の場合は、昼夜問わず服装のマナーは変わりません。しかし洋服は時間帯によって変わってきます。
二次会は洋服で参加することが一般的なので、このマナーは覚えておいた方が良いでしょう。17時までは昼のマナー、17時以降は夜のマナーとなります。
時間帯別の服装マナー1:昼の二次会に参加する場合
昼の二次会に参加する際には、光沢感のある素材のものは避けます。ワンピース、パンツスタイルどちらでも構いません。
またアクセサリーも同様に、輝きのある宝飾は避けるのがマナーです。パールなどの控えめなものを選びましょう。少し暗さが気になる時には、コサージュなどをポイントに取り入れるのがおすすめです。
時間帯別の服装マナー2:夜の二次会に参加する場合
夜の二次会に参加する際には、昼に比べて少し華やかにしてもOKです。ワンピース、パンツスタイルにしても光沢感のあるものを選ぶのがマナーとなります。
またアクセサリーもパール系よりは、きらびやかなものを身につけるのがおすすめです。昼間は露出を控えなければなりませんが、夜の二次会に関してはノースリーブスタイルも好まれます。
時間帯別の服装マナー3:披露宴から続けて二次会に参加する場合
基本的には披露宴から続けて二次会に参加する際には、そのままの服装で大丈夫です。しかし披露宴会場と二次会の会場の雰囲気が違う時には、少しカジュアルなテイストにした方が良いでしょう。
事前に着替えができる場所や、荷物を預けられる場所をチェックしておくと安心です。披露宴も二次会もお祝いの場であることには変わりないので、結婚式のマナーを守った服装であればそのまま参加しても全く問題はありません。
【男女別】結婚式の二次会に参加するときのヘアメイクマナー
結婚式の二次会に参加する際には、ヘアメイクにも気をつけましょう。フォーマルな場では身につける洋服だけではなく、ヘアスタイルや足元、小物など細かいところまで気を配ることが大切です。
女性、男性それぞれで気をつけるべきマナーがあるので事前に知っておきましょう。自分自身ではファッションのつもりでは、周りから見たら不快に思われる場合もあるので注意が必要です。
女性の場合
髪の毛の長さに関わらず、ヘアスタイルに手間を加えるのが結婚式でのマナーです。ヘアアレンジが苦手な人は、アップにしてヘアアクセサリーをつけるだけでも華やかに仕上がります。
何かをするたびに髪をかきあげる状態では、清潔感が無いので食事をする際に邪魔にならないようにするのも必要となります。また写真写りを良くするために、顔周りはスッキリさせるのもひとつのポイントです。
男性の場合
男性は結婚式の二次会に参加する前に、美容院で散髪しておきましょう。きれいなスーツを着用していても、髪がボサボサではイメージが良くありません。
清潔感のある髪の長さにして、ワックスなどでさりげなく整えておきましょう。食事をする場所なので、香料の強いスタイリング剤はおすすめしません。
【男女別】結婚式の二次会に参加するときの小物のマナー
身につける小物によって、その人の印象は大きく変わります。小物とはアクセサリーやバッグ、靴などです。
結婚式にはふさわしくない小物があるので、あらかじめ確認しておきましょう。身につける小物は、その人の品性が現れます。さりげないところにもこだわるのが、フォーマルな場でのマナーです。
女性の場合
二次会に参加する時にも、パーティーバッグを使用しましょう。バッグは動物の革を使ったものはNGです。
足元はヒール3cmくらいのパンプスがベストです。オープントゥ、サンダル、ブーツは二次会にふさわしくありません。しかし春夏のカジュアルレストランに限りオープントゥがOKの場合もあります。
アクセサリーは昼ならパール系を、夜ならきらびやかなものを使用します。
男性の場合
居酒屋などが会場で無い限り、ネクタイを使用するのがマナーです。暗くなりすぎないように、柄物のネクタイを選んで華やかさを出しましょう。蝶ネクタイやアスコットタイも人気です。
靴はスニーカーやブーツはふさわしくありません。二次会でも黒か茶色の革靴がおすすめです。少しカジュアルな場ならローファーを使用しても良いでしょう。靴下はくるぶし丈のものや、白は避けてください。黒のベーシックな靴下が良いです。
服装以外にも!結婚式の二次会で気を付けたい一般マナー9選
今までは服装のマナーを中心に紹介してきましたが、次は服装意外で気をつけておきたいポイントをピックアップしてみました。
同年代や友人の参加者が多い二次会なので、気楽な場にはなりますが最低限のマナーは守りましょう。新郎新婦のお祝いの日です。一生に一度の晴れの日に不快な思いをさせないように気をつけることが、ゲストの心得といえるのではないでしょうか。
結婚式の二次会の一般マナー1:招待状への返信
披露宴の招待状とは別に、二次会の招待状も送られてきます。参加する意思がある際には、迅速に返信するのがマナーです。参加するつもりでも、返信が遅れてしまうと「参加したくないのかな?」という良くない印象を与えてしまいます。
もしも仕事の調整などで、早い返信ができない時には正直にその旨を伝えるのが良いです。また逆に欠席をする際には1週間ほど待ってから返信しましょう。
返信先もしっかりと確認することが大切です。
結婚式の二次会の一般マナー2:会費
二次会の会費を渡す時には、ご祝儀とはまた違うマナーがあります。会費は披露宴が終わった後に、二次会会場の受付にて渡します。
会費はご祝儀袋などに包む必要はありません。なぜなら受付の人がその場で金額を確認するため、手間をかけてしまうからです。少し気になるかもしれませんが、会費の金額をそのまま渡す方が相手を気遣う行動となります。
財布からそのまま渡すことに抵抗がある時は、封筒に入れて持ち歩くと良いです。
結婚式の二次会の一般マナー3:新郎新婦への挨拶
二次会においても乾杯の挨拶などを任されることがあります。友人同士の集まりになることが多いので、少し笑いを取り入れて挨拶するとより盛り上がることもあるでしょう。
しかし友人同士しか集まっていなくても、何でも良いわけではありません。新郎新婦、ゲストが不快な思いをしないように下ネタや内輪ネタ、異性関係の話はNGです。
笑いを取り入れる時は、必ず新郎ネタにして最後にフォローを忘れないようにするのが鉄則です。
結婚式の二次会の一般マナー4:新郎新婦への贈り物
新郎新婦へのお祝いの気持ちとして、贈り物を個人的に送りたい時もマナーに気を
つけましょう。贈り物は基本的には、相手に気を使わせない2,000~3,000円くらいの値段設定が一般的です。
また渡すタイミングは、結婚式の1週間前くらいがふさわしいと言われています。二次会の後に新婚旅行に旅立つ新郎新婦も少なくないので、負担になってしまうことがあるので注意が必要です。
結婚式の二次会の一般マナー5:遅刻・早退
披露宴に比べてカジュアルな場とは言え、二次会においても遅刻・早退は避けるのがマナーです。二次会の主催者が色々と考えていることがあるため、やむを得ず早退する際には前もって伝えておきましょう。
また早退する際には、可能であれば新郎新婦や主催者に一言声をかけてから退出します。
時間に間に合わない時には、主催者に連絡しておくのが大切です。1人でも参加者が来ていないと、主催者側を心配させてしまいます。
結婚式の二次会の一般マナー6:忌み言葉
結婚式だけではなく二次会においても、忌み言葉は避けなければなりません。忌み言葉とは離れる、別れる、切れる、割れるなど不吉な言葉を連想させるワードです。
また同様に4や9など一般的に縁起が悪いと言われる数字も避けた方が良いでしょう。結婚が再び繰り返さないようにと、重ね言葉もNGです。特に乾杯の挨拶などでは気をつけなければなりません。
結婚式の二次会の一般マナー7:余興・ゲーム
余興やゲームは二次会の雰囲気を大きく左右される重要なものです。積極的に参加して、場の雰囲気を盛り上げましょう。
しかし大声で叫んだり裸になったりの悪ふざけはNGです。さまざまな人が参加する場なので節度を守った上で参加します。
また余興やゲームを企画する側にまわった際には、会場のお店と事前に打ち合わせをしておくとスムーズに進められます。相談することで、よりベストな方法を提案してくれることもあります。
結婚式の二次会の一般マナー8:節度のあるふるまい
お祝いの席だからと言って、羽目を外してはいけません。お酒を飲んで羽目を外して、大暴れする姿は目もあてられません。周りの雰囲気をしらけさせるだけではなく、新郎新婦の思い出に泥を塗ってしまうこともあります。
ここで気をつけるのはひとつだけです。お酒の飲みすぎには気をつけましょう。嗜む程度にお酒を飲み、新郎新婦やゲストが楽しめる空間を全員で作ることが大切です。
結婚式の二次会の一般マナー9:無断で人を招待しない
意外とやってしまうのが、新郎新婦に無断で別な人を二次会に招待してしまうことです。あくまでも主役は新郎新婦となります。二次会に招待する人も2人が決めているということを忘れてはいけません。
周りには言っていなくても、それぞれの人間関係があります。それを気遣うことなく、無断で招待されていない人を二次会につれていくのはマナー違反です。
適切なマナーで結婚式の二次会に出席しよう!
披露宴に比べるとカジュアルに参加できる二次会にも、適切なマナーが存在しています。その日1日が新郎新婦にとっても、ゲストにとっても素敵な日となるようにマナーを守って参加しましょう。
二次会の会場や時間によって服装のマナーも異なります。事前に会場の雰囲気や、二次会の時間帯のチェックも忘れないようにしてください。