ペットボトルを捨てる時にしてはいけないNG行為3選

ペットボトルのNGな捨て方とは

ペットボトルは飲料水のほか、みりんやお酒などの調味料入れにも使われているため、ご家庭でもゴミとして捨てる頻度は少なくないと思います。お住いの地域によっても捨て方は変わってきますが基本的なことは共通しています。ペットボトルの捨て方について改めて確認しておきましょう。

1.ラベルをはがさないのはNG

ラベルははがそう

ペットボトルは「ラベル」「キャップ」「ペットボトル本体」を分別して捨てる『分別排出』の捨て方が基本です。ラベルとキャップは『プラスチック製容器包装』となり、ペットボトル本体とはゴミの区分が異なります。

ラベルはミシン目が入っていたり、はがし口があったり、伸び縮みして抜けたり、はがしやすい工夫がされています。分別排出することでそれぞれ新しい資源に生まれ変わりますので、ラベルをはがして捨てるようにしましょう。

2.キャップを外さないのはNG

キャップも分別が必要

前述の通りキャップも外して捨てましょう。その際、キャップリングというキャップの下にあるリングはそのままでも大丈夫です。

キャップリングは未開封のペットボトルを開栓したかどうかを分かるようにするためのものです。ボトル本体に残るよう設計されているため、外しにくくなっています。

ペットボトルがリサイクル工場で粉砕洗浄されるとき、ペットボトルとの比重で分別することができるため、外さずそのまま回収されても問題ないとのことです。ですが、キャップも取り外さないで出すのは、異物が多くなってリサイクルに良くないためNGです。

3.中身を簡易洗浄しないのはNG

軽く水洗いをするべき

回収されたペットボトルは資源リサイクルセンターの選別施設に運ばれ、その作業の大半は手作業での回収となります。収集は毎日でないためペットボトルは選別施設に運ばれるまで数日経過します。

飲んだまま中身を洗浄していないと、臭いが付着したまま腐敗臭へと変わっていくため、臭気対策としても中身は簡易洗浄して出すようにしましょう。また、ごみ収集日まで自宅で保管する間も、飲み残しがペットボトルに付いていると雑菌などが繁殖してコバエが発生する原因にもなります。

ペットボトルの捨て方は自治体よっても異なる

自治体によって捨て方は異なる

ペットボトルの回収で捨てられないもの

自治体の定めるルールによっても異なりますが「PET」と記載があるものでも、次のようなものはペットボトルとしては出せない自治体が多いです。

  • 食用油
  • ドレッシング、ソース、焼き肉のたれなどの食用油脂を使用しているもの
  • 洗剤や薬品などが入っていたもの
  • 薬品を入れ替えて使ったもの
  • 化粧品

ペットボトルをつぶす自治体とつぶさない自治体がある

分別排出したペットボトルをつぶして回収するルールになっている自治体と、つぶさずに出すルールの自治体があります。つぶさずに出す理由は、処理施設のリサイクプラザでは回収したペットボトルをそれぞれ圧縮し、一つの固まりにするそうです。

その際、つぶれているとそれぞれのペットボトルが絡み合わず固まりにすることができないそうです。ペットボトルの正しい捨て方は自治体の定めたルールを確認しましょう。

駅やお店でのペットボトル捨て方

外出時はどう捨てればいいの?

外出先でのペットボトルの捨て方は、駅やコンビニなどの回収ボックスでの分別収集は、自動販売機の場合は飲料メーカー、店舗であれば店舗の事業所の責任となるそうです。

本来は、キャップやラベルなどの分別排出が望ましいですが、不特定多数の人が使う場所での分別排出というのは、実際には困難なことです。

また、飲み残しなどによってもリサイクルの際の品質は落ちることは避けられません。設置されているゴミ箱によっては「ペットボトル」「キャップ」と投入口が分かれているタイプもありますので、できる限り分別排出を心がけるのがよいでしょう。

さいごに

ペットボトルの基本の捨て方は分別排出です。ラベルとキャップは取り外し、中身を簡易洗浄して出しましょう。つぶして出すルールの自治体にお住まいの方は、ペットボトルや缶をつぶすための「ペットボトル潰し器」などのグッズを活用すると簡単につぶすことができて便利です。

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