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安全でおいしいバナナには「選ぶポイント」がある!
スーパーでいつでも見かけるバナナ。実はバナナには選び方のポイントがあります。
「どれも同じではないのか」と思っている方も多いと思いますが、おいしいバナナは風味がまったく別ものです。
バナナを見分ける項目は6つあり、条件に当てはまっているほどいいバナナだと言えます。6項目を覚えておくとおいしいバナナに出合いやすくなるでしょう。
また、同時に買ってはいけないバナナもあります。そのようなバナナを買ってしまうと、早く傷んでしまい長持ちしません。できるだけ購入は避けた方がいいでしょう。
万が一、傷みかけのバナナを購入してしまった場合は、冷凍保存すると長持ちします。
以下で、おいしいバナナの選び方を項目別に紹介するので、バナナをよく観察してみてください。
バナナの選び方
バナナの選び方を紹介します。スーパーや八百屋さんでバナナを見かけたときに実践してみてください。
色で選ぶ
まずは色を見ます。黄色でキズがないものを選びましょう。緑色のものは購入しても大丈夫ですが、まだ熟していません。食べてもバナナ本来の甘みなどはあまり感じられないでしょう。家庭で追熟させてから食べるようにしてください。
《 ポイント 》
- 黄色でキズがないものを選ぶ
- 緑色のものは追熟が必要
斑点(シュガースポット)の出具合で選ぶ
次にシュガースポットを見ます。シュガースポットとはバナナの表面にある黒い斑点のことです。ところどころに斑点がある場合は、ちょうどよく熟しているサイン。
しかし、シュガースポットが出すぎていて、バナナ全体が黒ずんでしまっているものは避けてください。熟しすぎてしまい、傷んでいる可能性があるからです。
この場合は無理に食べずに廃棄するようにしましょう。
《 ポイント 》
- シュガースポットとはバナナの表面にある黒い斑点
- バナナが黒ずんでいる場合は廃棄する
大きさで選ぶ
次に大きさを見ます。大きさは房からバナナのお尻までが太くて短めのものがおいしい証です。また、バナナに縦に入っている筋が丸みを帯びているかもここで確認します。
丸みがあると甘みが強いバナナだといえるでしょう。
《 ポイント 》
- 房からバナナのお尻までが太くて短めのものがいい
- バナナに縦に入っている筋が丸みを帯びているかも確認
房の付け根(茎)の状態で選ぶ
房は斑点がまったく出ていないもの、できれば緑色のものを選ぶようにします。そうすると、長持ちするでしょう。室温で置いておくとより熟すので、甘みが増します。
《 ポイント 》
- 房は斑点がまったく出ていないもの、できれば緑色のものを選ぶ
硬さで選ぶ
続いて、手に持ってみて硬さを確認します。手に持ってみて、柔らかいものは中まで傷んでいる可能性があります。購入したとしても長持ちはしません。適度な柔らかさのものを選びましょう。
また、手に持って硬さを調べるときは強く押さないようにしましょう。強く押してしまうと押した部分にキズができてしまい、そこから腐ってしまうこともあります。
売りものなので気をつけて取り扱うようにしましょう。
《 ポイント 》
- 適度な柔らかさのものを選ぶ
- 硬さを調べるときは優しくする
産地や旬の時期でもおいしさは変わる
バナナは産地や旬の時期でもおいしさが違ってきます。バナナの旬は国産のものならば6〜9月です。輸入ものは、一年中安定して入ってくるので旬はありません。
旬の時期のバナナは栄養価や味が優れています。6〜9月は島バナナを食べるのがおすすめです。
海外でのバナナの産地はフィリピンやエクアドル、メキシコなどがあります。産地によって味や大きさに違いがあるので、自分で食べ比べをしてみて、お気に入りの産地を見つけるのもいいでしょう。
《 ポイント 》
- 産地や旬の時期でもおいしさは違う
- 国産は6〜9月が旬。輸入品は旬はない
- 産地はフィリピンやエクアドル、メキシコがある
買ってはいけないバナナの見分け方
ここからは、買うのを避けた方がいいバナナを紹介します。ひとつでも当てはまるものは長持ちしなかったり、味がおいしくなかったりするので購入しないようにしましょう。
農薬の有無や種類を確認する
特に輸入品のバナナを購入する際に気をつけたいのが、農薬の有無です。
バナナには農薬が使われているものがあります。農薬は防カビ剤や殺菌剤などです。これらは、人体に影響を及ぼすほどの量はないので食べることができます。
しかし、中には農薬が散布されているバナナは食べたくないという方もいると思います。そんな方は、有機JASマークが記載されているバナナを選ぶようにしましょう。有機JASマークがあるバナナならば、輸入品でも無農薬で作られているので安心して口にすることが可能です。
《 ポイント 》
- 農薬が使われていても人体には影響がない
- 無農薬が良ければ、有機JASマークがついたものを買う
黒く変色しているバナナはNG
黒く変色しているバナナは熟しすぎている可能性が非常に高いです。購入したとしても賞味期限が短いので、すぐに消費しないといけません。このようなバナナは選ばないようにしてください。
《 ポイント 》
- 黒く変色しているバナナは熟しすぎている
- 賞味期限が短い
柔らかすぎる
柔らかすぎるバナナも購入するのを控えるようにしてください。新鮮なバナナは触ってみると硬いです。周りのバナナも触って確かめながら見極めるようにしてみましょう。柔らかすぎる場合も長持ちはしません。
《 ポイント 》
- 柔らかすぎるバナナも購入するのを控える
- 周りのバナナと触って比較する
バナナの正しい保存方法とおいしく食べるコツ
ここからは、甘いバナナの保存方法とおいしく食べるコツを紹介します。熟しすぎたバナナの対処法も紹介するのでぜひ参考にしてください。
冷蔵庫での保存はNG
バナナは冷蔵庫ではなく室内で保存するのが基本です。冷蔵庫でバナナを保存すると低温障害を起こして、実が傷み始めてしまいます。 なので、バナナを保存するときは、常温で保存するようにしましょう。
ただし、夏場は暑さでバナナが傷んでしまう可能性があります。そのため、夏は冷暗所で保存してください。
《 ポイント 》
- バナナは冷蔵庫ではなく室内に保存するのが基本
- 夏は冷暗所に保存する
青いバナナは追熟してから食べる
青いバナナは食べても甘みを感じることができません。その理由は、まだ熟す前だからです。青いバナナを購入したときには追熟させましょう。追熟の方法は以下の通りです。
- 紙袋にバナナとりんごを入れる
- 紙袋の口を閉じる
- 暖かい場所に置く
- 12時間ごとに様子を見て熟したら完成
バナナとりんごを一緒に入れることでエチレンガスが発生して、追塾させることができます。だいたい24時間で完熟状態になるので、数日放置することのないようにしてください。
《 ポイント 》
- 青いバナナは24時間で完熟状態までいく
- エチレンガスによって完熟状態になる
熟しすぎたバナナは冷凍バナナにする
バナナを買ったことを忘れてしまって、放置していたら熟しすぎてしまった…なんて経験をした方もいるかも知れません。そんなときには冷凍バナナにすると、長期間楽しむことができます。
冷凍バナナの作り方は以下の通りです。
- バナナを一口大にカットする
- フリーザーバッグにバナナを入れる
- 冷凍庫にしまう
フリーザーバッグにバナナを入れるときは平たくなるように入れてください。そうすることで、冷気が伝わりやすくなります。 冷凍バナナはアイスやヨーグルトのトッピング、スムージーなどに活用することが可能です。
《 ポイント 》
- 熟しすぎたバナナは冷凍バナナがおすすめ
- アイスやヨーグルト、スムージーにできる
バナナに関するQ&A
ここからはバナナの選び方に関する質問にお答えします。みなさんの疑問にもお答えできるかと思いますので、ぜひ読んでみてください。
A.バナナは離乳食初期から食べさせることができます。有機JASマークのものを選んであげると安心です。
A.バナナの曲がり具合と甘さはあまり関係ありません。縦の筋が丸みを帯びているかで判断しましょう。
A.沖縄の島バナナがおすすめです。無農薬で、サイズが小さいのでお子さんがいる家庭でも安心して食べることができます。
《 ポイント 》
- バナナは離乳食初期から与えてOK
- バナナの曲がり具合はあまり関係ない
- 沖縄の島バナナが安全なブランド
まとめ:バナナの選び方を覚えて、甘いバナナを見つけよう!
今回はバナナの選び方について紹介しました。
バナナの選ぶときの項目として6つ挙げられます。選ぶときには、その項目になるべく多く当てはまるものを選択しましょう。
また、避けるべきバナナも紹介したので、誤って購入しないように注意してください。買ったあとは上手に保存して長期間バナナを楽しんでくださいね。
この記事を参考に、おいしいバナナをいつでも食べられるようにしましょう。