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できるならしたくない掃除場所上位!お風呂の排水口掃除
家を見渡すと、至る所に掃除しなければいけない箇所が転がっている状態です。床や窓、トイレ、洗面台、キッチン…さまざまな場所がありますが、その中でも水回りの代表と言われるお風呂掃除は、「面倒くさい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
特に、冬場は冷たい水に濡れながら行わなければいけないため、心身共に冷え切ってしまう思いをすることも少なくありません。
さらにその中でも、排水口は汚く頑固な汚れや髪の毛などが絡まり合い、できれば掃除したくない掃除場所上位に食い込んできます。中には、後回しにし続けて、気付けば1年が経っていた…なんてことも。
排水口の掃除頻度は月1回
お風呂掃除は比較的頻繁に行います。浴槽や洗い場、壁、鏡、さらに排水口の手間にあるヘアキャッチャーなどは、毎日掃除を行っているご家庭も多いでしょう。しかし、ヘアキャッチャーの奥にある排水口は、頻繁に行う人が少ないです。
では、排水口の掃除は、どのくらいで行うべきなのでしょうか。一般的に排水口の掃除頻度は月1回が目安とされています。
人が1日に抜ける髪の毛の量は50~100本と非常に多いです。髪を洗う場所であるお風呂場は、最も髪の毛が抜けやすい場所であることは想像に難くありません。ヘアキャッチャーで食い止められなかった髪の毛が排水口に流れてしまうと、あっという間に詰まってしまうので、注意が必要です。
排水口に髪の毛を流しすぎると起こりうる2つのこと
1日に抜ける量が多い髪の毛は、髪を洗うお風呂場で最も抜けやすい傾向にあります。そのため、ヘアキャッチャーを通り抜け、排水口まで流れてしまった髪の毛が詰まってしまうことも。
これ防ぐために、排水口掃除の適切な頻度は月1回が目安とされていますが、もしも髪の毛を流しすぎて詰まらせてしまうと、どのようなことが起こりうるのでしょうか。
1.水が逆流してしまう
髪の毛が排水口に詰まってしまうと、水が髪の毛によって流れを止められてしまい、溜まってしまった水が逆流してしまう恐れがあります。
水や石けんの洗い流した残りが逆流してしまい、お風呂場が悲惨な状況を生み出してしまった…という経験を持つ方も少なくないでしょう。
この状況がさらに進行してしまうと、水が逆流し、最悪の場合、脱衣所まで広がってしまう大惨事を引き起こす危険性があります。
2.ドブのような悪臭が漂う
髪の毛が排水口に流れていき、詰まりを起こしてしまうことで、頭皮から流れ落ちた皮脂や石けんの洗い流した残りが絡みついてしまう原因となります。
髪の毛とこれらの汚物が絡み合うことで、ドブの匂いのような悪臭がお風呂場に漂ってしまう恐れがあります。せっかく体や髪を綺麗にする場所であるお風呂場が、悪臭で漂っていたら気分が悪いですよね。
排水口の詰まりが起こり始めている初期段階で、この異変が生じることが多いため、悪臭がしたらすぐに排水口の掃除に取り掛かるように心掛けるべきです。
排水口に溜まった髪の毛を取り除く正しい対処法
排水口に溜まった髪の毛を取り除くために、一般的に歯ブラシなどの家にある道具を使って取り除こうとする人が多いです。しかし、一歩間違えてしまうと、歯ブラシを排水口の底に落としてしまい、詰まりの原因をさらに作ってしまう恐れがあります。
これを回避する方法として、最近は詰まった髪の毛を溶かすことで、排水口を綺麗にする方法が採り上げられるようになりました。今回は、髪の毛を溶かして取り除く方法をご紹介します。
排水口の掃除に必要な物
髪の毛を溶かして排水口を綺麗にするために、まずは必要な道具を揃える必要があります。必要な道具は下記の通りです。
- ゴム手袋
- アルカリ性洗剤(水酸化ナトリウムが含まれている洗剤)
- マスク
- 歯ブラシ
基本的に、この4点があれば、髪の毛を溶かして排水口を掃除することが可能です。ゴム手袋は掃除の必需品、マスクは洗剤を使用する際に強力な匂いを発生するため必要です。
排水口の髪の毛を溶かして取り除く方法
では、排水口の髪の毛を溶かして取り除く方法を確認していきましょう。
まず、この方法はアルカリ性洗剤(または水酸化ナトリウムが含まれている洗剤)を使用するため、空間中に強烈な匂いが発生する恐れがあります。換気の意味も含め、お風呂場の窓を開け、マスクをし、手にはゴム手袋をはめてから行いましょう。
アルカリ性洗剤を排水口の配管に沿うように流し込みます。その後、髪の毛を十分に溶かすために、洗剤のパッケージに記載されている通りの時間を守り、放置しましょう。時間を置いたら、最後に水やお湯で洗剤を流します。この時、洗剤をしっかり流し切るようにしてください。
排水口の入り口が汚れている場合は、歯ブラシで擦り、きれいにします。この時、歯ブラシを排水口の底へ落とさないように注意してくださいね。
時間が経過しすぎた髪詰まりは業者に依頼がベスト
上記で紹介した方法は、毎月定期的に行う排水口の掃除方法です。もしも1年以上放置してしまった…という場合は、髪の毛が排水口にこびりつき、上記の方法では対処できない可能性が高いです。
その場合は、専門の業者に依頼し、細部まできれいにして貰うようにしましょう。費用はかかってしまいますが、確実にきれいにしてもらえるのでおすすめです。
普段から頻繁に行いたい!排水口のお手入れ方法
月1回、紹介した髪の毛を溶かす方法で取り除きます。しかし、それだけでは排水口の汚れがすぐに復活してしまいます。そのため、普段から少しずつできるお手入れをしていくことが重要です。普段から少しでもお手入れを継続することで、水の逆流や悪臭を予防することができます。
ヘアキャッチャーの髪の毛は頻繁に取り除く
排水口の手前にセットされているヘアキャッチャーは、なるべく毎日取り除くようにしましょう。ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛を放置していると、ヘアキャッチャーの中でヘドロが生み出されてしまったり、そもそも排水口まで水が流れない原因を作り出す恐れがあります。
できれば毎日、難しいようであれば、最低でも1週間に2~3度は取り除くようにしてください。
ヘアキャッチャーにシートやストッキングを用意
ヘアキャッチャーの髪の毛を取り除くことに抵抗感を感じてしまう人は意外と多いです。その場合は、少しでも掃除を楽にするために、市販されているヘアキャッチャー専用の掃除ツールを使うことをおすすめします。
例えば、ヘアキャッチャーに貼り付ける専用のシートであれば、髪の毛を取り除く際にそのシートを剥がし、ゴミ箱に捨てるだけでOKです。また、家にある要らないものを代用するのであれば、使い古したストッキングが活用できます。
入浴後は必ず換気を忘れずに
お風呂場は湿気が溜まりやすい場所です。湿気が溜まることで、髪の毛と水、石けんの残りが絡み、ヘドロを生み出しやすい環境を作り出してしまいます。また、カビも発生しやすくなるので注意が必要です。
これを防ぐために、入浴後は毎回、必ず換気をする必要があります。窓を開けたり、窓がお風呂に備え付けられていない造りのご家庭であれば、換気システムを活用したりしましょう。
排水口掃除を月1で実践!異臭や逆流を防ごう
いかがでしたでしょうか。排水口掃除は月に1回行う事が推奨されています。放置してしまうと、溜まった水が逆流してしまったり、水が流れなくなってしまったりと、さまざまなトラブルを引き起こします。快適にバスタイムを楽しむためにも、排水口掃除は定期的に行う習慣を付けましょう。