目次
芳香剤の置き場所を決める時のポイント
芳香剤を適当に置くだけでは、香りの効果を最大限に発揮させることはできません。まずは、芳香剤の置き場所の決め方や香りの種類、形状について見ていきましょう。
芳香剤を使う目的別に配置を変える
芳香剤を上手に使いこなすには、目的に応じて置き方を変える必要があります。以下のポイントを、しっかり抑えておきましょう。
香りを強く拡散させたい場合
- 鼻よりも高い位置に置く
- 風の通りがいい場所に置く
消臭目的の場合
- 臭いの発生源の近くに置く
- 床に近い場所に置く
嫌な臭いの元となる成分や芳香剤の香りは空気よりも重い性質なので、下のほうに溜まります。芳香剤を高い位置に置き、空気の流れにうまく乗せれば、部屋全体に香りを拡散させることができます。
消臭目的の場合は、できるだけ低い位置に置いてください。
《 ポイント 》
- 香りを強く拡散させるには、高い位置&風が通る場所に置く
- 消臭が目的の場合は、臭いの発生源&床に近い場所に置く
場所に合った香りを選ぶ
ゆっくりくつろぎたいリビングや寝室などには、カモミールやラベンダー、サンダルウッドなどがおすすめ。玄関や車には、気分をリフレッシュさせるレモンやグレープフルーツなどの柑橘系やペパーミントがおすすめです。
おしゃれな見た目で人気のあるスティック芳香剤は、天然由来のエッセンシャルオイルを使ったものが多く拡散力も高いので、リビングや寝室用に向いています。
スティックの本数で香りを調節でき、香りが弱くなったな…と感じたら、スティックの上と下を逆にすると香りがよみがえります。
《 ポイント 》
- くつろぐ場所にはカモミール・ラベンダー・サンダルウッドの香りがおすすめ
- 玄関や車には柑橘系やミントの香りがおすすめ
- スティック芳香剤はリビングや寝室に向いている
臭いが気になる場所には消臭機能付き芳香剤を使う
とくに臭いが気になる場所には、消臭機能付きの芳香剤がおすすめです。トイレにはトイレ用、車内には車専用の消臭芳香剤を使いましょう。
消臭芳香剤の形状には、以下の6種類があります。
- 液体タイプ(ろ紙)
- 液体タイプ(スティック)
- ゲル状タイプ
- ビーズタイプ
- 炭入りタイプ
- スプレータイプ
香りの強さを求めるなら、液体タイプが一押しです。
また、消臭機能が付いていない芳香剤を置く場合は、無香料のスプレータイプ消臭剤を併用するといいでしょう。シュッとスプレーすれば、イヤな臭いを瞬間的に消すことができます。
《 ポイント 》
- トイレにはトイレ専用、車には車専用の消臭機能付き芳香剤がおすすめ
- 消臭機能が付いていない芳香剤を使うなら、無香料の消臭スプレーを併用するとgood!
芳香剤の正しい置き場所【部屋・家具・車】
芳香剤を使う部屋や場所によって、香りを拡散させやすくする置き方は多少違います。それぞれの場所に適した芳香剤の置き方を紹介します。
リビング
リビングで過ごすときは、心地いい香りの中でゆったりとくつろぎたいですよね。リビング全体にまんべんなく香りを行き渡らせるには、窓辺や入口近くの、少し高い位置に置くといいでしょう。
空気の流れがスムーズになるように、なるべく物を置かずにすっきりさせておくことも大切です。また、ペットのトイレやゴミ箱の近くなど臭いが気になる場所には、消臭剤を置くのも効果的です。
《 ポイント 》
- 窓辺や入口近くに芳香剤を置くと、リビング全体に香りが拡散されやすい
- 臭いが気になる場所の近くに消臭剤を置くと効果的!
寝室
寝室では強い香りよりも、ほんのり香る程度のほうがリラックスでき、眠りにつきやすくなります。自分が落ち着ける、やさしい香りがおすすめです。
睡眠中に芳香剤の容器が倒れないように、サイドテーブルなどの安定した場所に置きましょう。
《 ポイント 》
- 寝室に置く芳香剤は、控え目な香りがおすすめ
- サイドテーブルなどの安定した場所に置く
キッチン
キッチンでは、臭いが集まるゴミ箱付近の低い位置に、無香料またはミント、柑橘系の香り付きの消臭芳香剤を置きましょう。
キッチンは食材を扱う場所なので、フローラル系の強い香りはおすすめできません。一番気になる三角コーナーやゴミ箱周辺には、消臭スプレーを活用するとよいでしょう。
《 ポイント 》
- キッチンでは消臭機能付きの芳香剤をゴミ箱付近の低い位置に置く
- キッチンにはミントや柑橘系の香りがおすすめ!
- 生ゴミがある場所には消臭スプレーを使う!
トイレ
芳香剤の香りをトイレに行き渡らせるには、空気の流れが多い窓辺やドアの近くに置くといいでしょう。
無香料の消臭剤は、低い位置に設置してください。トイレの臭いの元であるアンモニアやメタンチオール、硫化水素は下のほうに溜まっています。
トイレには、芳香剤と無香料の消臭スプレーを併用するのがおすすめです。
《 ポイント 》
- トイレの芳香剤は窓辺やドアの近くに置く
- 無香料の消臭剤は低い位置に置く
- おすすめは芳香剤と無香料の消臭スプレーの併用!
クローゼット
クローゼットには、吊り下げタイプの芳香剤をポールにぶら下げて使うのがベストです。
クローゼット用の芳香剤の形状は、ジェルタイプやシートタイプ、香り付きのドライハーブが入ったサシェタイプなどがあります。
クローゼットは空気がこもりやすく、湿気がち。こまめに開閉することで空気の循環がよくなり、香りも行き渡ります。消臭&防虫機能を兼ね備えた商品もあるので、チェックしてみましょう。
《 ポイント 》
- クローゼットには、吊り下げタイプの芳香剤をぶら下げて使う
- クローゼットの扉をこまめに開閉すると、湿気対策になり香りも行き渡る
車
車の中は、タバコや食べ物の匂いがこもりやすい場所。
範囲が狭いので芳香剤の香りは広がりやすいですが、効率的に芳香剤の香りを拡散させるには、フロントのダッシュボードの上かエアコンの吹き出し口に設置するのがおすすめです。
邪魔にならなければ、目線より高い位置のルームミラーの部分にぶら下げるのもいいでしょう。車専用の芳香剤には、ジェルタイプや液体タイプ、シートタイプ、固形タイプがあります。
《 ポイント 》
- 車専用の芳香剤は、フロントのダッシュボードかエアコンの吹き出し口に設置する
- ルームミラーにぶら下げる場合は、視野を妨げないよう注意する
芳香剤の置き場所に関するQ&A
A.小さめの板と棚受け金具を使って、壁にミニ棚を作るといいでしょう。小さな板や棚受け金具は、100均でも手に入れることができます。また、床に小さなスツールを置き、その上に消臭芳香剤を置くのもおしゃれですよ。
A.玄関も、トイレと同様に壁に飾り棚を作るといいでしょう。小さめの棚なら、DIYが苦手な方でも簡単に取り付けられます。
芳香剤の置き場所は、工夫すればすぐに作ることができます。
《 ポイント 》
- 芳香剤置き場は、板と棚受け金具で簡単に作ることができる
まとめ:正しい置き方で芳香剤の効果を活かそう
芳香剤をただ置くだけでは、香りをうまく拡散することはできません。芳香剤の置き方にはコツがあり、ちょっと工夫するだけで香りの効果を最大限に発揮することができます。
芳香剤をすでに使用している方も、これから購入する方も、今回紹介した芳香剤の置き方をぜひ試してみてくださいね。